ハイスクールD×D 異世界を繋ぐ鍵   作:ドルキ

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第8話 決戦前

 

ラモットを倒してから数日がたった。あれから何事もなかったが、今日はイッセーが学校を休んでいた。

 

「松田、元浜、イッセーは?」

 

「知らねぇ」

 

「風邪じゃねぇの」

 

みんな知らないのか。悪魔の事情で休んでるのかな?俺は木場のクラスに向かった。

 

「木場、今日イッセーが休んでるんだけどなんか知ってるか?」

 

「ちょっとね。ここじゃ何だから人のいない所に行こうか」

 

木場が立ち上がり俺はついていく。

 

「まさか、木場くん×剣くんなの」

 

「全てが完璧の木場くんと、顔はイケメンでオタク気質の剣くん、これは萌えるわ」

 

「やっぱり剣くんが攻めかしら」

 

「でも、剣くんって姫島お姉さまとお付き合いをしていたはずじゃなかったかしら?」

 

なんか聞こえてくる。木場も苦笑いしている。あと、誰がオタク気質だ!なんで男となんか!木場はいい奴だよ、友達として。しかも、俺って朱乃姉ちゃんと付き合ってると思われてるの!なんやかんやで、旧校舎の部室につき、話を始めた。

 

「実は昨日、兵藤くんが契約のために向かった所にはぐれ神父がいて、襲われたんだ。」

 

「イッセーは大丈夫だったのか?」

 

「怪我をしたけど、幸い僕達が駆けつけて救出したんだ。だから、今日は体の大事をとって休んでいるという訳なんだ」

 

一応無事か。しかし、はぐれ神父か。

 

「その神父の名前ってわかるか?」

 

「フリードと名乗っていたよ。あとシスターのアーシアというものがいたよ」

 

アーシアがはぐれ神父と?あんなに優しい子がなんではぐれ神父なんかといるんだ?

 

「木場、そのアーシアは脅されたりしてなかったか?」

 

「それはわからないけど兵藤くんを助けようとしていたらしい。悪魔と知っていてもね」

 

やっぱり無理矢理か。でも待てよ、堕天使はわざわざ悪魔の領地の廃教会にアーシアを呼び寄せた。たぶん、堕天使上層部を欺くためだろう。アーシアの持つ神器は強力な回復の力を持っている。てっことは、

 

「アーシアの身が危ないな」

 

「どういうことだい?」

 

「堕天使はアーシアの『聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)』を奪う気でいるな。神器を抜かれたものは死んでしまう」

 

話をしている間に、小猫ちゃんが来て、部長と朱乃姉ちゃんもやって来た。しばらくして、休んでいるはずのイッセーがやって来た。

 

パンッ!

 

「何度言えばわかる!あの子のことは忘れなさい!」

 

部長がイッセーの頬をぶった。なんでも、休んでいる時に堕天使から逃げ出したアーシアと出会ったがまた堕天使に連れて行かれたと言う。

 

「なら、俺を眷属から外してください!」

 

「出来る訳ないでしょ!どうして、わかってくれないの」

 

すると、朱乃姉ちゃんが部長に耳元で何かを言う。

 

「用事が出来たわ。この話はここまでよ。朱乃ついて来て」

 

「部長、まだ話は終わってないです」

 

「イッセー、兵士の特性はあの時はないと言ったけど、ある特定の条件では特性を使えるの。プロモーション、私の許可か私の認めた敵の本陣で王以外の駒に昇格できるの。敵の本陣は教会とかが最たる例よ。イッセー覚えておきなさい。神器は想いの強さに応えてくれるの。想いが強ければ強いほど力を発揮してくれるわ」

 

なるほど、教会を敵の本陣って認めた訳だな。イッセーは気づいてないようだけど。たぶん、部長達はレイナーレ以外の堕天使を始末する気だな。

 

「部長、俺もその用事について行っていいですか?」

 

「どうしてかしら?」

 

「気になることがあるので。それと、朱乃姉ちゃんが心配なんです」

 

「うふふ、亮ちゃんは優しいわ」

 

「私は心配じゃないのかしら。まあ、いいわ、来なさい。祐斗、小猫、あとは任したわよ」

 

部屋から出ていく部長達に俺はついていく。

 

「部長、今から堕天使達と戦闘すると思うんですが・・・」

 

「そうよ。それでどうしたのかしら?」

 

「殺さないでくれますか?」

 

「どうしてかしら?」

 

「ある方に殺さない程度でお仕置きしてくれって言われてるんです」

 

「ある方って誰かしら?」

 

「今回の件が終わったら言います」

 

「わかったわ」

 

俺達は魔方陣であるところに転移した。

 

 

 

 

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