転移すると木の上の枝に少女が座っていた。
「これは、これは、悪魔さんじゃないっすか。あと、人間もいるっすね。うちはミッテルトって言うっす」
「これはご丁寧どうも。私はリアス・グレモリー、彼女は私の女王で、この子は私の眷属候補よ。残りの眷属は教会に向かったわ、堂々とね」
「なに、裏から来ると思ったのに・・・まぁ、いいっす。あんた達を足止めすればいいだけのことっすから」
ミッテルトが翼を出して飛び上がる。
「来なさい、ドーナシーク、カラワーナ」
すると、魔方陣のようなものが出現して、2人の男女の堕天使が現れた。
「小僧、また会ったな」
「ミッテルト、命令しないでくれる」
この3人のオーラはそれほど凄くない。ラモットの方が強かったな。
「どうせ戦うなら1対1でやらないか?3対3で丁度いいだろ?」
俺は提案する。
「亮吾、どういうつもり?」
部長が聞いてくる。
「イッセー達のこと信じてるんで。だから、少しでも時間を稼ごうと思いました。」
「そう、まあいいわ」
「うふふ、腕が鳴りますね」
こちらは戦闘準備満タンのようだ。
「人間が、舐めよって!」
「私達を、愚弄する気か!」
ドーナシークとカラワーナが怒っている。
「まぁ、いいじゃないっすか。じゃあ、うちからやるっすね」
ミッテルトが前に出て、ドーナシークとカラワーナは後ろに下がる。
「言い出しっぺは俺なんで俺から行きますね」
「わかったわ」
「うふふ、亮ちゃん、気をつけてくださいね」
俺が前に出て、部長と朱乃姉ちゃんは後ろに下がる。
「人間っすか。飛んでちゃ卑怯っすね。」
「心配はいらないよ」
俺は舞空術を使って飛ぶ。
「人間のくせに飛べるんすか!これは楽しめそうっすね」
ミッテルトは光の槍を作って放ってくる。
「ふんっ!」
堅を使い体を強化する。そして、右腕で殴り、光の槍を粉砕する。
「なっ!」
ミッテルトは驚愕する。
「驚いてる暇はないぞ!」
俺は高速でミッテルトに近づく。
「くっ!」
ミッテルトは光の槍を作り、手で持って攻撃してきた。
「ふんっ!」
流による攻防力の移動で槍を受け止める所を70くらいにして受け止める。
「りゃあ!!!」
軽くミッテルトを殴り飛ばし、地面に落ちる。俺も地面に降りる。
「ぐっ・・・こいつ、やるっす」
ミッテルトが立ち上がる。
「くたばるっす!!!」
ミッテルトは光の槍を投げてくる。今回も砕くか。うん?これは!
俺は槍を避けて全速力でミッテルトに近づく。
「なっ!はや・・・」
ミッテルトは俺の速度に驚いてるようだ。足をオーラで強化したらこのくらいは出来る。だが、今はそんなことはどうでもいい!
ズバーン!!!
すると、爆発が起きた。
リアス視点
どうなってるの!亮吾が堕天使に近づいたと思ったら急に爆発が起きた。亮吾は無事なの!
「亮ちゃん!!!」
朱乃が叫ぶ。
爆発の煙が収まると少し離れた所にミッテルトを守るようにして抱える亮吾の姿があった。先程の爆発で上着は吹き飛び背中には火傷の傷があった。
「亮吾、大丈夫なの!」
「・・・大丈夫です」
意識はハッキリしているようだけど相当なダメージを受けているみたいだ。
「うっ・・・」
亮吾は片膝をつき、ミッテルトを離す。
「なっ!あ、あんた何やってるんすか!なんで、敵であるうちを守ったりしたんすか!」
ミッテルトが問いただす。
「はぁ、はぁ、今回の件で堕天使を殺さないでくれって言われていてね。それより、不味いな」
亮吾の言う通り、なぜ突然爆発何て起きたのかしら?亮吾の目線の先を見るとそこには全身真っ黒の巨大な人のような姿をした者がいた。
亮吾視点
円で気づいて咄嗟に流で背中にオーラを集中させたからこれくらいですんだが、少し不味いな。
「じょうじ」
あの黒い体を見覚えがある。
「テラフォーマー・・・」
そう、テラフォーマーズのテラフォーマーだ。
「よくも、亮ちゃんを!!!」
朱乃姉ちゃんが雷を放つ。しかし、テラフォーマーは平然と受けている。
「ハハハ、面白い生物が居たものだな。どうだ、我達の仲間にならないか」
ドーナシークが近づいていく。
「やめろ!近づくな!!!」
俺は叫ぶが、
ゴキッ!
ドーナシークの頭が肩につくように折られた。
「貴様!よくも私達の同胞を!」
カラワーナが光の槍を放つ。
「じょうじ」
しかし、テラフォーマーには全く効かない。すると、テラフォーマーは手を前に出す。
「死ねぇ!!!」
カラワーナが近づく。すると、テラフォーマーの手から火炎放射器の如く高温ガスが放たれる。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!」
カラワーナが灼熱に焼かれる。
「な、なんて生物なの・・・」
部長と朱乃姉ちゃんは驚愕している。
「部長!朱乃姉ちゃん!こいつはテラフォーマー、進化したゴキブリです!」
俺は叫ぶ。
「こ、これがゴキブリなんすか!」
ミッテルトが驚く。
「しかも、ミイデラゴミムシの能力で高温ガスを吹き出します!走る速さもゴキブリが人間台になったので下手な騎士クラスくらいの速度です!離れて魔方陣を貼っていてください!」
「わ、わかったわ」
部長と朱乃姉ちゃんは共同で防御魔方陣を貼る。
「亮ちゃん、どうするつもりなの!」
「こいつを倒します。神器を使ってでも!」
俺は立ち上がる。
「無理っす!うちの仲間が2人もやられたんっすよ!人間が敵う訳ないっす」
ミッテルトが言う。俺はミッテルトの頭に手を置く。
「心配すんな。離れてな」
俺は笑顔を作り言う。ミッテルトは後ろに下がる。
「こいよ、テラフォーマー!」
俺は叫ぶ。すると、テラフォーマーはこっちに注目する。
「じょうじょう」
こっちに向かってきた。
「うおぉぉぉ!ライト版
テラフォーマーは吹き飛んでいった。やっぱり速い。念を込める時間が短くなる。
「じょうじ」
テラフォーマーは立ち上がる。やっぱり神器を使うしかないか。
「開け!テラフォーマーズの扉!燈!」
魔方陣のようなものが現れて、膝丸燈が現れる。
「燈、呼んですまない」
「別にいい。こっちにもゴキブリが出たか」
「ミイデラゴミムシの能力を持ってる。高温ガスを手のひらから出すからそれに気をつけて動きを止めて欲しい。止めは俺がさす」
「了解」
燈は薬を打って変態する。
「じょうじょう」
テラフォーマーが向かってくる。
「うおぉぉぉ!」
燈が迎え撃つ。
「じょうじ」
テラフォーマーが高温ガスを放つ。燈は当たる寸前で避け、テラフォーマーに近づき、対テラフォーマー振動式忍者刀『膝丸』でテラフォーマーの両腕を切り落とす。
「じょうじょうじょう」
テラフォーマーが蹴りを燈に放つ。しかし、テラフォーマーの動きが止まった。
「捕獲、完了」
そう、燈のベースはオオミノガ、目に見えないほどの強靭な糸を出すことができるので、それをテラフォーマーに絡めて動けなくしたのだ。しかも、腕を切ったのでガスを出すことを封じた。
「ありがとう、燈。あとはまかせろ」
俺は右腕に限界までオーラを込める。
「うおぉぉぉ!!!!!
俺の超破壊拳でテラフォーマーが粉々になり、回りの木々も吹き飛び、クレーターが出来た。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・うっ・・・」
俺は片膝をつく。
「すげぇ、威力だな、亮吾」
「ありがとう、燈」
「また、あんなのが出たら呼んでくれ」
燈は元の世界に帰って行った。
「亮ちゃん、大丈夫!」
朱乃姉ちゃんが抱きついてきた。
「はぁ、はぁ、朱乃姉ちゃん、大丈夫だから離して。今、体が痛いから」
「あっ、ごめんなさい」
朱乃姉ちゃんが離れてくれる。
「本当にあなたは凄いわね」
部長が言う。
「ギリギリでした。もう、念も使えません」
本当にギリギリだった。燈を呼ばなかったらどうなっていたか。
「あ、あの・・・」
ミッテルトが声を掛けてくる。
「どうした?」
「た、助けてくれてありがとうっす」
「ごめんな。お前の仲間を救えなくて・・・」
「気にしなくていいっす。うちが助かったのはあんたがいたからっすから。」
「もう、悪さはやめるか?残りの者だけでも命を救いたい。罰は受けると思うけど」
「わかったっす。もう、悪さはしないっす」
「いい子だ」
俺がミッテルトの頭を撫でると、少し頬を赤くしているように見えた。
「部長、もう俺戦えないんで戦闘は任しましたよ。たぶん、もう大丈夫だと思いますけど」
「わかったわ。イッセーの元に向かいましょうか。その堕天使も連れて」
俺達は魔方陣で教会に向かった。
今までで1番、1話の文字数が多くなりました。
ミッテルトだけ3人の中で生き残りましたね。
これからミッテルトをどうするかは、未定です。