目が覚めると自宅のベッドにいた。立ち上がると目線が低い。鏡を見ると、子供の姿の俺がいた。
「子供になってるってことは、夢じゃなかったのか。」
『はい、夢じゃありません。』
頭の中からフィークの声がする。
『いきなり違う家だと戸惑うと思いますのであなたの家を再現しました。家の状況も同じで一人暮らしです。あと、今のあなたは5歳です。』
「5歳が一人暮らし出来るわけないだろ。」
『元々一人暮らしをしていたあなたならお金さえあれば出来るでしょう。』
確かに、自炊もしてたし何とかなるか。
『記憶が無くなってると思いますが、まずは強くなってください。それと、学校にも行って勉強する事、いいですね。』
「お前は、俺の親か。」
『親みたいなものでしょう。あと、あなたの好きな漫画らは、あなたしか入れない書斎を作りましたのでそこで読んでください。』
「漫画は読めるのか。ありがとな。」
『神器の使い方はもうわかると思いますので、これで通信を終わりたいと思います。』
フィークの声がしなくなった。
さて、鍛えてみるか。とりあえず師匠になってくれる人を呼び出せばいいのか。ONE PIECEのレイリーやNARUTOの自来也は強すぎて呼べないな。あの人ならいけるか。念じると手に鍵が出現する。金色のドラゴンみたいな鍵だ。ここはルーシィみたいに、
「開け、DRAGON BALLの扉、亀仙人!」
すると、魔方陣的なものが出現して、そこにサングラスをかけて甲羅を背負った老人が現れた。
「か、亀仙人!!!」
亀仙人が現れたことに驚く。呼び出したの俺だけど。
「そうじゃがお主は誰じゃ?そしてここはどこじゃ?」
「はい、実はあなたを呼び出したのは俺です。そして、ここはあなたのいた世界じゃありません。」
「違う世界ということはあの世かの?」
「あの世じゃありません。俺は違う世界の者を呼び出す力があります。それで、亀仙人さんに鍛えてもらおうと思い呼び出しました。」
「なぜお主は強くなりたいんじゃ?」
「この世界に危機が訪れていると聞きました。なので、人を助ける力を俺にください。」
「ホッホッホ、まだ小さいのに覚悟は立派じゃの。いいじゃろう、鍛えてやろう。その代わり」
「その代わり?」
「ギャルを紹介してくれんかの。」
何いってんだこのじいさん。漫画で聞くと笑いで済むが、リアルで聞くとただの変態じゃねえか!フィークを紹介するか。
『嫌です!』
あっ、聞こえてたのね。
「まだギャルの知り合いはいないので俺が大人になったら紹介するということでお願いします。」
「いいじゃろう。」
ふざけていたのはここまで。俺は子供なのに容赦ない修行をさせてもらった。
次の日
「だらしないの、鍛えてくれと言ったのは亮吾じゃぞ。」
「ぜ、全身筋肉痛です。」
修行を始めようとした時、亀仙人のじっちゃんの体が薄くなってきた。
「俺の能力の限界のようです。呼び出す時間も伸ばせるようにがんばります。」
「まあ、色々がんばれの。昨日の修行を続ければある程度強くはなるじゃろう。また、呼ぶとよい。」
亀仙人のじっちゃんは元の世界に帰って行った。
師匠的な人は増えていきます。