イッセー視点
木場と小猫ちゃんの協力で、あのイカれ神父、フリードを倒した。そして、はぐれ神父とレイナーレがいるところから2人の助けを借り、アーシアを連れ出すことが出来た。しかし、アーシアの神器がすでに取られていて、アーシアが死んでしまった。そして、俺はレイナーレと対峙する。光の槍で足とかを貫かれたがレイナーレをぶっ飛ばしたいと思う強い想いに応えるように、神器の形が変わった。『Boost!』の音声が聞こえる度に力が沸いてくるような気がする。そして、
「吹っ飛べ!堕天使!!!」
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!」
俺はレイナーレを殴り飛ばした。
「へぇ、ざまーみろ」
俺は寝かしているアーシアに歩み寄る。
「ごめん・・・ごめんな、アーシア・・・」
俺は涙を流して膝をつく。すると、
「お疲れ、まさか、1人で堕天使を倒すなんてね」
「遅せぇよ、色男」
木場が現れた。
「部長に手を出すなって言われていたからね」
「あなたならやれると信じていたわ」
部長が現れた。
「部長!?」
「さすがは私の兵士よ。良くやったわ」
部長が俺の頭を撫でてくれる。
「あらあら、教会がボロボロですわ」
朱乃さんが言う。
「部長・・・まずかったですか?」
「教会は、天使は堕天使の陣地、悪魔が入っただけで問題になるけれど、今回は問題ないわ」
問題ない?
「部長、持ってきました」
小猫ちゃんがレイナーレを引きずってきた。持ってきたって・・・
「とりあえず、起きてもらおうかしら。朱乃」
「はい、部長」
朱乃さんが魔力で水を作りレイナーレの顔にぶっかけた。
「ゲホッゲホッ!」
レイナーレは咳き込みながら目覚めた。
「ごきげんよう、堕ちた天使さん」
「紅い髪、グレモリーの娘か・・・」
レイナーレが部長を睨む。
「してやったりと思っているな。すぐに増援が来て・・・」
「増援は来ねぇよ」
声のする方を見るとなぜか上半身裸の亮吾と、ゴスロリ風の衣装を着た金髪の少女がいた。
「ミッテルト!あなた、裏切ったのか!」
少女はミッテルトと言うのか。しかし、レイナーレの言葉を聞くかぎり、ミッテルトと呼ばれた少女は堕天使と言うことだ。
「レイナーレの姉さん、うちが間違っていたことに気づいたっす。それに、この方はうちの命の恩人っす」
「命の恩人?どういうことだ?カラワーナとドーナシークはどうした?」
「・・・死んだっす」
ミッテルトは暗い顔をする。
「グレモリーの娘!貴様達が同胞を殺したのか!」
レイナーレが声をあげる。
「違う。俺達が殺した訳じゃない。でも、救えなかったという点では殺したようなものかもしれない」
亮吾が言う。
「レイナーレの姉さん、うち達は変な生物に襲われたっす。その生物にカラワーナとドーナシークが殺されたっす。うちもあぶなかったんっすけど、この方が体を張って守ってくれたんです。そして、その生物を倒してくれたんです。罪を償うなら命を救うと言われたので、罪を償うことにしたっす」
ミッテルトが言う。
「レイナーレ、アーシアは部長が転生させてくれるから神器をアーシアに返せ。それとも、死にたいか?」
アーシアを、転生?
「部長、どういうことですか!」
「前代未聞だけれど、このシスターを私の僧侶にしようと思うの。彼女の回復の力は僧侶として発揮してくれると思うから」
アーシアが悪魔になるけど、生き返るのか!
「レイナーレの姉さん、神器を返した方がいいっすよ」
「くぅ・・・」
レイナーレは苦渋の決断で神器を俺に投げてきた。俺はアーシアに神器をつける。
「じゃあ、転生させるわね」
部長が僧侶の駒を出し、呪文を唱え、アーシアの体の中に駒が入っていく。
「・・・イッセー・・・さん?」
あああ、
「アーシア!!!」
俺はアーシアに抱きついた。
「アーシアァ!守れなくてごめん!」
「いいんですよ。こうして、また、イッセーといれるんですから」
アーシアは俺の頭を撫でる。
「これで一旦、終わりか。そういえばイッセー、お前の神器は『
亮吾が言う。赤龍帝の籠手?
「神滅具って言われてる特別な神器のことだ。『赤龍帝の籠手』は、十秒毎に自分の力を倍にするんだ。その力を極めれば神をも越える力を出せるって言われている」
なんと、そんなに凄い神器だったのか!
「とりあえず、堕天使をどうするか?」
亮吾が言う。たしかに、どうする?
「連絡するか?」
亮吾はどこかに電話する。
「もしもし、はい、俺です。すみません、堕天使の内、2人が命を落としました。2人は生きています。いえ、俺達じゃなくて、例の生物の仕業です。これから、この2人をどうしますか?はい。はい、わかりました。それではまた生物については今度話します。堕天使は今は俺が監視と言うことでいいんですね。では、失礼しますね」
亮吾は電話を切った。
「部長、この2人は俺が預かります。後日、堕天使から迎えをよこすそうです。それと、謝罪も今度するそうです」
「亮吾、誰に電話していたの?」
「アザゼルさんです」
アザゼル?どこかで聞いたことあるような?すると、俺以外は堕天使を含めて固まっている。
「亮吾、どのアザゼルかしら?」
部長が訪ねる。
「堕天使総督のアザゼルさんです」
堕天使総督って、
「えええええええええええ!!!!!」
堕天使総督!!!!!
「貴様、本当にアザゼル様と知り合いだったのか!」
レイナーレが驚愕しながら言う。
「昔、ちょっと知り合う機会があってね。部長、よろしいですか?」
「え、ええ。亮吾が預かりなさい」
こうして、堕天使の騒動は終わった。
もう1話書いて、次の章に入りたいと思います。