ハイスクールD×D 異世界を繋ぐ鍵   作:ドルキ

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第2話 フェニックス襲来

 

フェニックス、不死を司る上級悪魔だったはず。なんで、この人がやって来たんだ?

 

「リアス、なんで人間なんかがいるんだ?」

 

フェニックスの男が俺を見て言う。

 

「彼は将来的に私の眷属になるの。居ても問題ないわ。それに人間だけれど、すでに下級悪魔以上の力を持っているわ」

 

部長が説明してくれた。

 

「愛しのリアスって、あんた誰だよ!」

 

イッセーが声をあげる。

 

「誰、お前?」

 

「部長の兵士の兵藤一誠だ」

 

「あっそ」

 

興味が無さそうに部長の方を見る。

 

「リアス、俺のことを眷属に話してなかったのか?」

 

「言う必要がなかったから話してないだけよ」

 

「相変わらず手厳しいね」

 

フェニックスの男は苦笑しながら言う。

 

「皆様、彼はフェニックス家の三男であられるライザー・フェニックス様でございます。リアスお嬢様の婚約者であられます」

 

グレイフィアさんが説明してくれた。

 

「婚約者!!!」

 

イッセーが驚愕している。婚約者か。上流階級の貴族社会の悪魔では良くある話と聞いているが、部長の態度から察すると結婚は嫌なんだろうな。

 

「いや~、リアスの女王が淹れてくれた紅茶はウマイな」

 

部長がソファーに座りその隣にライザーが座り部長の髪や体を触りながら紅茶を飲むライザーが言う。

 

「痛み入りますわ」

 

朱乃姉ちゃんがお辞儀をする。その顔は笑っているように見えるけど、目が笑っていない。ライザーの態度が嫌なんだろうな。俺もだ。

 

「いい加減にして!私はあなたなんかと結婚する気はないわ!」

 

部長が立ち上がる。

 

「リアス、俺もフェニックス家の看板を背負ってるんだよ。泥を塗るわけにはいかないんでな」

 

ライザーも立ち上がり、一触即発の空気になる。2人ともオーラは凄いけど、ライザーの方がだいぶ強い。

 

「お嬢様、ライザー様、私はサーゼクス様のめいでここにいます。これ以上の勝手をなさいますと、私も容赦をいたしせん」

 

グレイフィアさんからとてつもないプレッシャーが放たれる。

 

「最強の女性悪魔と称されるあなたに睨まれたら、さすがに俺も怖いよ」

 

ライザーが苦笑しながら言う。

 

「お二方、お話が了承されない場合は、レーティングゲームで結果を決めるようにと言いつかっています」

 

レーティングゲーム、俺は参加できないな。

 

「こんな好機はないわ。ライザー、ゲームで決着をつけましょう」

 

「いいのか、リアス?お前の眷属はそこの人間以外のここにいる連中だけなんだろ?」

 

「そうよ。それがどうかしたかしら?」

 

すると、ライザーの後ろから15人の女性悪魔が現れた。全員、美女、美少女揃いだ。

 

「俺の眷属は全て揃ってるし、レーティングゲームの勝ち星も多い。やっても結果が見えているだろ」

 

たしかに、全員中々のオーラをしている。しかし、勝てないほど強くもない。ライザーの自信は自分の不死の力のためだろう。あれ?イッセーが号泣している。

 

「リアス、なんでこの下僕は泣いてるんだ?」

 

「この子の夢はハーレムを作ることなの。ライザーの眷属を見て羨ましいと思ったんだわ」

 

イッセー、こんな時くらいは冷静でいろよ。

 

「ハーレムに憧れてるのか。なら・・・」

 

すると、ライザーは眷属の1人とディープなキスをやり始めた。

 

「貴様では、一生出来まい」

 

ライザーはあざ笑う。

 

「お前、部長と結婚してもそうやって他の女の子とそういう行為をするんだろ!何がフェニックスだ、焼き鳥野郎!」

 

イッセーがキレた。

 

「焼き鳥野郎だと!おい、リアス。眷属の躾がなってないんじゃないか」

 

ライザーが言うが部長は無視をする。

 

「こんな奴ら、ゲームするまでもねぇ。俺が今倒してやる!」

 

イッセーが神器を発動して、ライザー達に向かって行こうとする。俺はイッセーの腕を掴む。

 

「離せ、亮吾!」

 

「イッセー落ち着け。部長の立場を考えろ。それにイッセーじゃ勝てない」

 

「そんなもん、やってみなきゃわかんないだろ!」

 

『Boost!!』

 

音声がなり、イッセーの力が強くなって俺の腕を振り払いライザー達に向かっていった。

 

「やれ、ミラ」

 

ミラと呼ばれた少女は手に持っている棍でイッセーを吹き飛ばす。

 

「ぐはっ!」

 

イッセーが口から血を流す。

 

「イッセーさん!」

 

アーシアがイッセーに駆け寄り、回復を始めた。

 

「ミラは俺の眷属で1番弱いが、お前なんかより実戦豊富で悪魔としての質も上だ。『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』、笑わせるな。お前なんかが持ってたら、宝の持ち腐れだ。」

 

たしかに、ライザーの言う通り、イッセーはまだ弱い。

 

「しかし、使い方次第では面白いゲームが出来るかもな。リアス、10日やろう。その間に強くなりな」

 

「私たちに、ハンデをやろうというの?」

 

「勝てるゲームに勝っても面白くない。そのくらいのハンデがあってもいいだろう」

 

ライザーなりに、部長のことを思っての行動だな。

 

「部長、少しいいですか?」

 

「何かしら、亮吾?」

 

「俺を悪魔にしてください」

 

俺の発言に部長たちは驚く。

 

「亮吾、いいの?」

 

「はい、いつかは悪魔になろうと思ってましたし、それに皆が戦うのに指をくわえて見ていることは出来ません」

 

「1人増えれば多少マシなゲームが出来るか」

 

ライザーが言う。

 

「部長、お願いします」

 

「わかったわ。亮吾の力を考えて戦車にするわね」

 

部長が駒を取り出して、呪文を唱える。これで俺も悪魔に・・・あれ?ならない。

 

「部長、もしかして、俺って戦車では足らなかったですか?」

 

「そ、そのようね。これは計算外だったわ」

 

戦車にならないってことは俺って駒価値6以上!これはさすがに俺も計算外だった。

 

「ハッハッハ。リアス、残念だったな。」

 

ライザーが笑いながら言う。

 

「しかし、今回のゲームは非公式だ。そいつも参加させてもいいぞ」

 

「いいの!あんた以外に優しいな」

 

「以外は余計だ。それでは10日後に会おう。赤龍帝、リアスに恥を欠かせるなよ」

 

そういって、ライザーは眷属達と転移していった。

 

「部長、眷属になれなくてすみません」

 

「仕方ないわ。残念だけど亮吾を眷属にするのは諦めるわ。オカルト研究部として、今回のゲームは頼むわよ」

 

「部長、任してください」

 

「亮ちゃん・・・」

 

朱乃姉ちゃんが寂しそうな顔をしている。

 

「朱乃姉ちゃんごめんなさい。悪魔になれなくて。ずっと一緒にいたかったんだけど・・・」

 

「仕方ないわ。それだけ亮ちゃんが強いってことですもの。もしかしたら、他の良い悪魔の方が亮ちゃんを眷属にするかもいたしませんし、大丈夫ですわ」

 

俺は悪魔になれなかったけど、今回のレーティングゲームは勝って見せます。

 

 

 

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