ハイスクールD×D 異世界を繋ぐ鍵   作:ドルキ

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第8話 戦闘、始まります

 

ドゴォォォォッン!!!

 

俺の近くで突如爆発が起きた。爆発の煙が晴れると、そこには俺を守るようにして立つ小猫ちゃんがいた。体からは煙が出て至るところが火傷を負っていて服もボロボロになっている。

 

「小猫ちゃん!」

 

俺は倒れかけている小猫ちゃんを抱きかかえる。

 

「小猫ちゃん!気づいてたらなんで逃げないで俺を庇ったりなんかしたんだよ!」

 

「・・・イッセー先輩は勝負の・・・要です。絶対、勝ってください」

 

小猫ちゃんは言い終わると意識がなくなり光に包まれてその場から消えた。

 

『リアス・グレモリーさまの戦車1名、リタイア』

 

グレイフィアのアナウンスが聞こえてくる。

 

「撃破」

 

謎の声。上空から聞こえたから上を向くとそこにはライザーの女王が飛んでいた。

 

「相手を狩るなら何かを終えて油断している瞬間に隙が出来て、狩りやすい。犠牲を出してでもこちらの駒は多いですからあなた方を始末出来れば十分。まあ、あの戦車の子は気づいていたようだけどね」

 

くっ、確かにこいつの言う通り小猫ちゃんがリタイアしたのは俺が油断したからだ。でも、

 

「てめぇ!!降りてきやがれぇぇぇ!俺が相手だ!」

 

それでもこいつは許せない。

 

「うるさい兵士のボウヤね。さっきの子のように爆発してみる?」

 

ライザーの女王がこっちを攻撃してこようとしていると、

 

「あらあら、あなたの相手は私がしますわ。ライザー・フェニックスさまの女王のユーベルーナさん」

 

俺を庇うように朱乃さんが入ってきた。

 

「イッセーくん。ここは私に任せて亮ちゃん達と合流してください」

 

「でも!」

 

俺が食い下がる。

 

「イッセーくん。あなたにはあなたの役割があります。小猫ちゃんが自分を犠牲にしてまであなたを庇ったのはあなたを信じていたからです。お行きなさい。ここは、私の仕事です」

 

そうだ。俺には俺の役割がある。それに俺がいたら朱乃さんの邪魔にしかならない。

 

「だいじょうぶ。小猫ちゃんの仇は私が取ります。この女王は、私が全身全霊を持って相手を致します」

 

その言葉と共に朱乃さんから雷の如くオーラが吹き荒れる。

 

「朱乃さん!頼みます!」

 

俺は亮吾達と合流するために運動場に向かった。

 

『ライザー・フェニックスさまの兵士3名、リタイア』

 

しばらくして、グレイフィアさんのアナウンスが聞こえてくる。今のは木場と亮吾が敵を倒したアナウンスだ。

 

ガシッ!

 

運動場へ向かう俺の腕を誰かが掴んだ。身構えたが、

 

「なんだ、おまえらか」

 

木場が腕を掴んでいて、その横に亮吾がいた。そして、俺達は物置のような所に身を隠す。

 

「すまん、俺を庇って小猫ちゃんが・・・」

 

「放送で聞いていたよ。でも、イッセーくんを庇ってリタイアしたってことは・・・」

 

「そうだな。イッセーを、俺達を信じているんだ。必ず勝つってな」

 

そうだ。小猫ちゃんの分まで俺達が勝つんだ。

 

「必ず勝とう!」

 

俺達が勝つと意気込んでいると、大声で女性の声が聞こえてきた。

 

「私はライザーさまに仕える騎士のカーラマインだ。こそこそと腹の探りあいをするのも飽きた。いるのはわかっている。出てこい」

 

ずいぶん豪胆な性格の人だな。

 

「名乗られてしまっては騎士として出ないわけにはいかないか」

 

「そうだな。男としても出るしかないか」

 

素直に出ていく木場と亮吾の後を着いていく。運動場には甲冑を着こんだ方がいた。

 

「僕はリアス・グレモリーさまの騎士の木場祐斗」

 

「俺は兵士の兵藤一誠だ!」

 

「俺は・・・そうだな、助っ人の剣亮吾だ!」

 

若干、亮吾で詰まったが俺達はそれぞれ名乗った。

 

「リアス・グレモリーの眷属悪魔にお前達のような戦士がいたとはな。人間にもこのような者がいたことに驚きだ。とても正気の沙汰ではない」

 

あんたが言うか。

 

「しかし、私はお前達のようなバカが大好きだ!さて、やるか」

 

カーラマインが剣を構える。

 

「騎士同士の戦い・・・待ち望んでいたよ。個人的には尋常じゃない斬り合いを演じたいものだ」

 

「よく言った。グレモリーの騎士よ」

 

そこから、木場とカーラマインの戦闘が始まる。どちらも速い。とても目で見て追い付けない。

 

「イッセー、釘付けになるのもわかるけど相手が来たぞ」

 

亮吾の言葉を聞いて振り替えると、そこにはライザーの眷属悪魔がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亮吾視点

 

木場とカーラマインが戦闘を始めるとほぼ同時にライザーの眷属達が現れた。その数は6人。これは女王と王以外の全駒をこっちに送ってきたようだ。

 

それにしても、あの縦ロールの髪型の少女、ライザーとオーラと気が似ているな。

 

「あんた、ライザーの親戚かなんかか?」

 

思わず聞いてしまった。

 

「あら、あなた下等な人間の癖に意外に観察する目を持っていますわね。ライザーは私の兄ですわ。それと、私は戦いませんの」

 

は?ライザーは妹を眷属にしてるのか?

 

「あいつは変態じゃねぇか!」

 

イッセーが言う。たしかに、自分の妹をハーレムに入れるなんて変態だな。

 

「イッセー、多分あの仮面を着けている人は戦車だ。あの人の相手をしてくれ。俺は残りの奴とやる」

 

「わかった」

 

イッセーは仮面を着けた人と戦う。

 

さて、妹さんは戦わないようだし俺の相手は4人か。多いな。

 

「貴様、舐めているのか」

 

相手の大剣を持った、多分騎士の人が言う。

 

「舐めてなんかいない。全力で行くぜ!」

 

俺はオーラを全開にする。

 

相手の獣人のような2人が仕掛けてきた。素早い動きで左右から挟み込むように攻撃してきた。俺はそれぞれ左右の腕で攻撃を防ぐ。防がれるとは思ってなかったのか2人は驚愕の表情を浮かべていた。

 

「やぁー!」

 

相手の僧侶の人が炎を放ってきた。

 

俺は獣人の2人の力を利用して、俺の前で2人を激突させた。

 

「なに!」

 

僧侶は慌てて炎の軌道を変えてそらした。

 

「はぁ!」

 

騎士が頭上から剣を振り下ろしてきた。俺はそれを白羽取りする。

 

「なんだと!」

 

騎士は驚愕した。両手がふさがったため、俺は騎士を蹴り飛ばした。

 

「ぐはぁっ!」

 

騎士は吹き飛ぶが体勢を立て直して踏みとどまる。俺を警戒したのか距離を取り出す。

 

「あら、人間の癖にやりますわね。ですが、あれはどうするつもりなのかしら?」

 

ライザーの妹の視線の先を見る。そこには、校舎の上で戦う部長とライザーの姿があった。

 

おいおい、なんで部長がライザーと一騎討ちしてんだ?部長でもさすがにライザーには勝てない。速く向かわないと。

 

「食らえ!洋服崩壊!!」

 

イッセーの方を見る。そこには、相手の女性の服を吹き飛ばすイッセーの姿があった。

 

何してんだ!あいつはこんなことのために魔力の修行をしていたのか!

 

「イッセーくんがスケベでごめんなさい」

 

木場がイッセーの行動を相手に謝っていた。

 

「何謝ってんだ!食らえ!ドラゴン・ショット!」

 

イッセーの魔力の攻撃が戦車の人を飲み込んだ。

 

『ライザー・フェニックスさまの戦車1名、リタイア』

 

どうやら、倒したようだ。

 

「さて、僕もそろそろ決めようか」

 

木場は日本刀のような魔剣を造り、力を抜く。

 

「貴様、なにを戦闘中でリラックスしている!」

 

カーラマインが木場に高速で向かって行く。カーラマインが木場に斬りかかる直前、目にも映らぬ速さの居合いがカーラマインに放たれ、カーラマインから血が吹き出す。

 

「な・・に、見えなかった」

 

「脱力からの居合い。マッチさんの技名は竜王一刀両断だけど、僕の場合は魔剣一刀両断って所かな」

 

カーラマインが光に包まれた。

 

『ライザー・フェニックスさまの騎士1名、リタイア』

 

木場も倒したな。これで人数的には五分五分だ。

 

「木場!お前の神器を解放しろ!」

 

イッセーが近づき木場に触れる。

 

『Transfer!!』

 

イッセーの籠手から音声が聞こえてくる。

 

「魔剣創造!!!」

 

それと共に木場が神器の力を解放する。すると、地面から大量の魔剣が出現して、ライザーの眷属達を貫いていく。

 

『ライザー・フェニックスさまの騎士1名、兵士2名、僧侶1名、リタイア』

 

今ので大量に相手がリタイアした。赤龍帝の籠手の譲渡の力を上手く使えるようになったか。これで相手は3人だ。

 

『リアス・グレモリーさまの女王1名、リタイア』

 

え、俺は耳を疑った。朱乃姉ちゃんが負けた…

 

 

 




原作より、強くなっている設定なので小猫ちゃんはイッセーを庇ったことにしました。

木場も脱力でカーラマインをねじ伏せましたね。
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