俺がこの世界に来て3年の月日が流れた。もちろん小学校に行ってるけど、勉強は簡単過ぎるからまだ勉強しなくてもいいよね。そして、今は森の中で修行中である。
「うまく、纏ができてますね。自然体でいることが大切です。」
「はい、ウイングさん。」
この人は、HUNTER×HUNTERのウイングさん。亀仙人のじっちゃんにある程度鍛えてもらったので1年程前から念の使い方を教わっている。念を使うための精孔は先日開いたばかりだ。俺は開くのが遅いと思っていたが、ウイングさんが言うにはものすごく速いらしい。亀仙人のじっちゃんとの修行の成果だろう。ちなみに、俺は強化系である。
「もう念の初歩は完璧ですね。戦闘にはまだ使えませんが鍛練を続ければ強くなるでしょう。」
「ありがとうございました、ウイングさん。」
ウイングさんは元の世界に帰って行った。
「俺も家に帰るか。家に食材なかったから買い物して帰ろう。」
帰ろうと歩いていると、誰かが草むらから飛びだしてきて、俺と激突してしまった。不意なことだったので俺は倒れて誰かが俺の上に乗る。
「いてててて」
「ごめんなさい!人がいるなんて」
謝ってきたのは黒髪の少女だ。
「はやく、逃げて…」
少女の意識が無くなった。
ちょっと待て!俺のせいか!あわわ、どうしよう。あれ?この子、よく見たら服はボロボロで傷だらけだ。
「ようやく見つけたぞ!」
なんだ?同じような服を着ているおっさん達が十数人現れた。
「小僧、それを渡せ。」
「それってどれ?」
「とぼけるな!その娘に決まってるだろ!」
そんなに怒らなくてもいいじゃん。
「なんでこの子をもの扱いしてるのかは知らないけど、渡したらこの子はどうなるの?」
「それは一族の恥、始末するに決まっているであろう。命が惜しければそれを渡せ。」
始末ってことは殺すってことか。
「誰が渡すか。いい年してこんな女の子によってたかって、発情期ですか。」
「ガキが!調子に乗りよって!貴様も始末してくれる!」
おっさんの一人が火の玉のようなものを出して俺に飛ばしてくる。
「あぶねっ!」
俺は少女を抱き抱えて避けた。
「貴様、ただの人間ではないな。」
「ただの子供だよ。」
さて、どうしようか。一人一人なら何とかなるがこれだけの人数はさすがにきつい。念も練習中だし、この子を守りながらだと両手がふさがってしまう。
「小僧、悪く思うなよ。」
おっさん達が迫ってくる。
「しかたないか。」
俺は神器を発動する。
「開け、キン肉マンの扉、ジェロニモ!」
魔方陣のようなものが出現して、キン肉マンのジェロニモが現れた。
「亮吾くん、どうしたズラ?」
なんでジェロニモが俺のことを知ってるかと言うと、呼び出せそうで仲良くなれそうな人達は、片っ端から呼び出して友達になっているからだ。
「ジェロニモさん、この子がおっさん達に命を狙われているんだ。逃げる間、足止めしてほしい。」
「わかったズラ。子供を殺そうなんて、許せないズラよ。」
さすが、正義超人、かっこいい。
「あの小僧、神器持ちか!ならば、余計に始末しよう。魔物ごとな!」
おっさん全員で火や雷など様々なものを放ってくる。
「だれが魔物のズラ!オラは超人ズラ!アパッチのおたけび!ウラララララァァァァァーーーーーー!!!!!」
「「「「「ぐあああああああ!!!!!」」」」」
ジェロニモの必殺、アパッチのおたけびがおっさん達が放ってきたものを全て打ち消し、おっさん達も吹き飛ばした。
「今のうちに行くズラ。」
「ありがとう、ジェロニモさん。」
俺は少女を抱えて、森の中を駆け出した。
ジェロニモ
人間の時に、悪魔超人のサンシャインに勝ったすごい人。でも、超人になってから勝率は悪い。