ハイスクールD×D 異世界を繋ぐ鍵   作:ドルキ

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第4話 少女の涙

 

 おっさん達から逃げた俺は少女を担ぎ、とりあえず自宅に向かった。怪我を治療する人を呼ぶのもいいが、いきなり怪我が直るのは変なので、怪我の手当てをしてボロボロの服を脱がし、俺の服を着させてベッドに寝かせた。中々目覚めないので俺もソファーで寝た。

 

次の日

 

俺は起きた。少女はまだ眠っているようだ。よっぽど疲れていたんだろう。この子をほっとけないので、とりあえず、学校に今日は休むって連絡しよう。

 

「うぅ・・・・・」

 

しばらくして、ようやく少女が目を覚ましたようだ。

 

「ここは?」

 

「ここは、俺の家だよ。昨日、いきなり倒れたから連れてきたんだ。」

 

「あの人達は?」

 

「よくわかんないけど君の命を狙ってたから逃げてきたよ。」

 

「怪我の治療をしてくれたの?」

 

「ああ、ほっとけないから。」

 

「助けてくれてありがとう。じゃあ私は行くね。」

 

少女が立ち上がろうとする。

 

「まだ立ち上がるなって。そんな傷だらけでどこに行くつもりだ?家に帰るなら送っていくけど?」

 

家と言う単語を聞くと、少女は暗い顔をする。

 

「家は・・・ないの・・・」

 

やべっ、まずいことを聞いたな。

 

「ご、ごめん。」

 

「いいよ・・・」

 

沈黙が続く。

 

「君のご両親は?」

 

「ああ、親はいないよ。だいぶ前に亡くなったんだ。今は親戚から仕送りしてもらって一人で暮らしてるんだ。」

 

「ご、ごめんなさい。」

 

「いいよ。これでお互い様だよ。」

 

すると、

 

ぐぅ~

 

少女のお腹の音がなった。顔が赤くなる。

 

「ごめんなさい、しばらくろくなものを食べてなくて・・・」

 

「別にいいよ。あっ、よかったらこれ食べて。」

 

俺は、お粥と漬物を出す。

 

「ごめんね。君がいつ目覚めてもいいようにつくってあったんだけど、食材があんまりなくてこんなものしか用意できなかったんだ。」

 

「いいよ。いただきます。」

 

少女がお粥を食べる。すると、涙を流し始めた。

 

「ど、どうしたの!お粥不味かった!それとも熱かった!」

 

「ちがうの。とってもおいしいよ。ただ、人に優しくされたのが嬉しくて・・・」

 

少女は涙を手で擦りながら言う。

 

「ゆっくり食べなよ。」

 

「うん・・・」

 

しばらくして、お粥を食べ終わった。

 

「お粥、ありがとう。」

 

「お粗末様でした。」

 

食器を流し台に置く。俺はベッドの隣の椅子に座る。

 

「よければ、なんであのおっさん達に追われてたか話してくれないかな。」

 

「・・・私、人間じゃないの。」

 

そう言って少女は背中から黒い翼を出す。

 

「私は、人と堕天使のハーフなの。だから、母様の一族の者が母様を殺したの。父様が堕天使だから、私が堕天使の子供だからって。」

 

少女が涙を流す。俺は少女を抱き締めた。

 

「辛かったんだね。泣きたければ泣いていいんだよ。」

 

「うわーーん!!!」

 

少女が泣いている間、俺は抱き締め続けた。少女が泣き終わると俺は離れる。

 

「行くところがないならここにいてもいいんだよ。そういえば、まだ名前言ってなかったね。俺は剣 亮吾っていうんだ。」

 

「私は、姫島朱乃といいます。本当にいてもいいの?」

 

「いいよ。俺が命にかえても朱乃ちゃんを守るよ!」

 

こうして、俺は朱乃ちゃんと住むことになった。

 

 

 

 

 




ヒロインを朱乃にしたいと思います。

まだ、増えるかもしれません。
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