魔法はお前の魂だ(魔法先生ネギま✖天元突破グレンラガン)   作:アニッキーブラッザー

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第11話 お前の生き様を俺は見ている

朝早く教会の前で体をのばし、軽い柔軟をしているシモン、

昨晩は本当に色々あった。

 

「ふあ~あ、昨日は色々あったけど、ぐっすり眠れてよかったー」

 

魔法使い同士の戦いに巻き込まれ、そしてとうとうシャークティたちに自分のことを信じてもらえた。

そのことがシモンはうれしかった。今までブータしか自分のことを知らなかった。

だからシャークティ達に異なる世界の存在を認めてもらえたのがうれしかった。

そんな風にシモンが昨晩を振り返っていると、シモンに近づく二つの気配がした。

 

「ふん、起きていたか」

「おはようございます、シモンさん」

 

それは茶々丸と昨晩シモンが泣かせたエヴァンジェリンだった。

 

「えっ・・・・・なんでおまえたちが・・」

 

意外な訪問客にシモンは驚いた、

すると茶々丸はシモンに手に持っていたものを渡した。

 

「あっ・・・これは・・」

 

それは昨晩エヴァに貸したまま持って帰られてしまった、

自分の誇り、大グレン団のマークが描かれているシモンのコートだった。

どうやらエヴァたちは朝早くにこれを返しに来たようだ。

 

「朝早くにわざわざありがとうな・・・・」

 

シモンは少し気まずい様に礼を言う。

シモンは昨晩無神経なことを言ってエヴァを傷つけたのではないか少し気になっていた。

 

「「「・・・・・・・・・・・・」」」

 

少し間を置いてエヴァが口を開いた。

不機嫌・・・ではない。どこか複雑そうな顔をしている。

 

 

「実は昨日のうちに返すつもりだった・・・一秒でもその服を見たくなかったのでな・・・・」

 

「えっ!?」

 

「以前キサマは教会に住んでいると言っていたからな・・・・教会の前に捨てておくつもりだった・・・・すると教会の前に学園長のじじいとタカミチがいること気づいた」

 

「そ・・・それじゃあひょっとして・・・・」

 

「ああ、キサマの話は外で聞かせてもらったよ・・・・異世界のこともな・・・・」

 

 

シモンはまったく気づかなかった自分の話を聞いた者がここにもいたのだから。

 

「おまえはその話を信じてくれるのか?」

 

シモンが尋ねると、エヴァは声には出さず静かにうなずいた。

 

「おまえの世界の人間はみなおまえのような気合バカだったのか?」

「どうだろうな~、でも気合バカは俺の仲間たちにとっては褒め言葉だ!」

 

エヴァの質問にシモンは苦笑して頭をポロポリかきながら答えた。

 

「「「・・・・・・・・・・」」」

 

また少し沈黙が流れる、するとようやくエヴァは気にしていたことを聞いた。

シモンが異世界の人間であることには確かに驚いた、そしてその世界の話はこの世界では少しありえない話だったが、

非日常の生活を送っていたエヴァには納得するのに時間がかからなかった。

エヴァが気になったのはシモンの話の中にあった一人の人物のことだった。

 

「昨日キサマは私に、自分の兄について話したな・・・」

「ああ、話した」

「その男・・・・すでに死んでいるのだな・・・・・」

 

それがエヴァにとって一番気になったことだった。

昨晩シモンはその男について誇らしく語っていた。

どんなときにも熱く、そして輝いていたと、

その様子からその男がシモンにとってどれほど慕っていたのかがわかった。

だからこそ既にその男が死んでいることを知ったエヴァは知りたかった。

自分もサウザンドマスターを失った。

親しいものの死を、どうやってこの男は割り切って今でも堂々と生きることが出来るのか。

 

「どうやってそれを乗り越えた・・・・?」

 

するとシモンは突然、茶々丸から受け取ったコートを着た。

グレン団のマークが入っているそのコートを、そしてエヴァを見た。

 

「アニキは今でも、俺の背中に、この胸に、思いを託し生き続けている」

 

気合バカ。そんなシモンらしい答えではあった。

だが、それは簡単なことではないことは、エヴァはよく知っている。

 

「そんな簡単ではないはずだ、ましてやそれが唯一無二の存在ならば・・・・・」

「ああその通りだ。簡単じゃない。俺だってたくさん泣いた。荒れたり、仲間に八つ当たりしたりした。仲間のためにアニキの分もアニキになろうともした」

 

シモンは少し遠くを見るように語りだした。

 

 

「でもわかったんだ、いなくなった人に頼ることは出来ない、そして俺はアニキじゃない!シモンなんだって!」

 

「・・・・・・・・・」

 

 

エヴァは黙って聞いていた。

 

「そして俺はアニキの俺に向けていった最後の言葉を思い出した」

 

シモンがかつて言われた言葉。シモンが兄を失っても、今でもシモンのままであり続けることができる言葉。

エヴァはかつて、大切な存在に、『光に生きてみろ』と言われた。シモンは?

 

「おまえを信じる、おまえを信じろ!!俺はその言葉を胸に、明日と向き合うことにした」

 

それが、シモンの心にいつまでも生き続けている言葉だった。

 

「もっとも言葉で言うほど簡単ではないけどな。でも当時俺にはアニキ以外にたくさんの仲間がいた。俺を俺としてみてくれる人もいた。だからそんな俺が孤独だったというおまえに何かを言うのはおかしかったんだけどな」

 

シモンは孤独ではなかった。

カミナを失った時、深い喪失感があったのは確かだが、別に一人だったわけではない。

 

 

「確かにその通りだ、キサマと私は違う・・・・・だが昨日考えた、あいつは何を思って光に生きろと言ったのか・・・・・私は光とは陽の当る一般人のいる表の世界だと思っていた・・・・・もしくは自分を照らすあの男のことだと・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

 

今度はシモンが黙って聞いた。

 

「自分が光り輝くなど考えてもいなかった・・・・おい、なぜキサマの兄は輝いて見えたのだ?」

 

自分が光り輝く。それは考えたこともなかったが、エヴァから見れば、かつての自分の大切だった男も、そして今のシモンもまた、輝いて見える。

シモンの兄は、そしてシモンたちはどうしてそんなに輝いているのか?

その問いに対して、シモンは……

 

 

「多分自分に誇りを持っていた。そしてアニキは自分を偽ったりなんてしなかった。どんな時でも自分で決めた道を自分の意思で進んでいた」

 

「ようするに心に素直になれということか?」

 

「ははは、お前はプライド高そうだし自分に誇りを持ってるだろうけど、素直じゃなさそうだからなー!」

 

 

少し笑ってシモンは答えた、

普通なら殴っていたエヴァだが今は何かを決意したような目でシモンを見た。

 

 

「キサマはナギに似ていると思った・・・しかし話を聞くかぎりキサマよりむしろキサマに影響を与えた、そのアニキとやらの方がナギに似ているようだ」

 

「へーアニキに似ている人か・・・・俺も会ってみたかったなー」

 

「・・・・・おいシモン」

 

 

一瞬驚いた、初めてエヴァに名前で呼ばれたような気がしたからだ。

するとエヴァはシモンの顔を見て、

 

 

「私が輝くかどうか、キサマが見届けろ!!」

 

「えっ!?」

 

 

エヴァは顔を少し恥ずかしそうにしながらも、そう言った。

 

「キサマはアニキとやらでも、ましてやナギでもない、・・・だ・・だから・・その・・・」

 

エヴァは顔を真っ赤にしながら口ごもる

 

 

「キサマはシモンだ!おまえ自身の目で・・・・これからの私を・・・・・・・見続けろ!」

 

「えっ?・・・・・・どうゆー意味?」

 

 

するとエヴァはシモンの首を絞めシモンの頭を縦に振った

 

 

「ナギの意図はわからんが少なくとも『光り輝け』と言ったのはキサマではないかーーーー!!だ・か・ら言葉の責任を持って私を見ていろ――――!!」

 

 

シモンは頭を激しく振られたが、エヴァの言っている意味が理解できたようだ、

「ああ、なるほど」とようやく納得した。

 

 

「見届けろか・・・わかった!!おまえの生き様を俺は見ている!・・・・・よろしくなエヴァ!!」

 

 

そう言ってシモンはニット笑って手を差し出し、握手を求めた、

するとエヴァはその手を無視しシモンに背中を向けて、そのまま立ち去った。

 

「えっ!?ちょっ!?・・・・・エヴァ?」

 

てっきり仲直りできるかと思ったシモンだが、エヴァのシカトで、差し出した手の行き場を無くして少し困った顔を浮かべる。

でも、だからこそ良かったのかもしれない。

今はエヴァも自分の顔を見られたくなかったからだ。

 

(ナギ・・・・・私も前に進む・・・・・おまえのことは忘れない・・・・・私は・・・前へ・・・・)

 

今のエヴァの心の中にあるのは、過去への決別と誓い。

その想いを胸に抱いて、エヴァはシモンに背中を向けたまま口を開いた。

 

「・・・・私は明日へ向かうぞ・・・・」

 

シモンは驚いた。

その言葉はかつて父親と決別するために言った最愛の女にニアの言葉

 

―――お父様・・・・私は明日へ向かいます

 

懐かしくて、今でも鮮明にその言葉をよく覚えている。

 

「くすくすくす」

「なっ!?何がおかしいシモン!!」

「マスターうれしそうですね」

「シモンさん、朝食の準備が・・・・なっ!?エヴァンジェリン!?なぜあなたがここに!?」

 

シモンは笑ってしまった。

まったくニアと性格の違う女が、過去を乗り越え、ニアと同じ言葉を言ったのだから。

ネギといいエヴァといい、この世界も本当に面白いと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、エヴァがサウザンドマスターが実は生きていると知るのはもう少し後・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

「へー、美空もエヴァも茶々丸もネギのクラスの生徒だったんだ~」

「ぶいぶい」

「うんまーね、最初10歳の子供に教えてもらうってどーよ?って感じだったけど今では結構楽しいんだよね~」

「あのクラスはいつも騒がしいんだ、ぼーやが来てからは特にな」

「マスターもその時から楽しそうでした」

「ほ~お、ずいぶん生意気なことを言うようになったじゃないか茶々丸~ 」

「・・・・・・ちょっと待ってください・・・・」

 

突如今まで黙っていたシャークティが口を挟む、

 

 

「な・ん・で・あなたたちがここにいるのですか!!」

 

 

教会で今シモン、シャークティ、美空、ココネ、ブータのいつものメンバーにエヴァンジェリンと茶々丸が同席して朝食を食べている。

実際、先ほどはシモンに背中を向けて、そのまま帰ると思っていたのに、結局居座っていた。

もっとも機械である茶々丸はいすに座っているだけだが。

 

「申し訳ありません我々まで同席させてもらって」

 

茶々丸がシャークティに深々と頭を下げる。

 

「ふん、頭を下げる必要は無いぞ茶々丸。我々は誘われて、仕方なく座ってやっているだけなのだからな」

 

朝エヴァが教会に来て、二人はようやく和解した。

ちょうどその時朝食の知らせを受けたのでシモンはせっかくなので、と二人を誘った。

 

「シ・モ・ンさん・・・・・あなたは本当に人の気持ちを知らないで・・・・ネギ先生ならまだしも・・・・・女性を連れ込むなんて・・・しかもエヴァンジェリンを・・・」

「いいじゃないかシャークティ、みんな魔法使いなんだろ?だったらみんなで食べるほうが楽しいぞ!」

 

一方でなぜシモンがエヴァを朝食に誘ったのかというと、大勢のほうが楽しいという意見のほかにもう一つ理由があった。

最近男のシモンが増えたことによりシャークティは多めに食事を出すようになっていた。

本当はおいしいのだが、味音痴のシモンにはその量と味はかなりの苦痛だった。

しかし手作りの料理を居候の自分が残すわけにもいかず、今日はたまたま来たエヴァに食べてもらおうという思いだった。

ニアと出会う前は本当におなかがすいた時にしか、食べなかったシモンだがこの世界に来てからは毎日三食べさせられる、

すごい贅沢な悩みだが、今日はそれゆえ咄嗟にエヴァを誘ってしまったのだ。

 

「だめ・・・・かな?」

「うっ・・・・くっ・・・・」

 

シモンがニッと笑って言う。

もう何度も見てきたはずの顔が今日になって直視できなくなった。

シャークティは顔を赤らめ、視線をずらす。

昨日シモンが全てでないにしろ自分のことを話してくれた。

それによりシャークティはシモンに心を近づけることが出来たと思い喜んだ。

一方で、そのことを認識すると、今までのシモンへの感情が変化していることに本人も薄々感じていた。

シモンがエヴァンジェリンといきなり仲良くなった事を、面白くないと感じていた。

 

(あ~あシスターシャークティ顔真っ赤だ・・・・・くくくく)

(ミソラ・・・・ナンデ?)

(ココネも大きくなれば分かるよ!)

 

美空とココネの心の中での会話をよそに、エヴァもシャークティの様子に何かを感づいたようだった。

 

「そういえば魔法で思い出したけど・・・・」

 

シモンが話題を変えるために口を開いた。

 

「美空もココネも魔法使いだったなんておどろいたな~」

「あはは、いや~本当は内緒だったんだけどね~、シモンさんネギ君には内緒にしててね~」

 

昨日の夜、エヴァンジェリン同様に美空とココネもシモンの話を聞いていた。

本当は言ってはいけなかったが、自分がシモンの過去を盗み聞きして、自分は正体を隠すのは申し訳ないと思った。

そのため、美空とココネは自分たちが魔法関係者であることをシモンに告げたのだった。

ちなみに、エヴァも茶々丸も知らなかった。

 

「ふん、私が気づかない程度だ。魔法使いというより駆け出しの見習いのほうがお似合いだ」

「美空さん、私も気づいていませんでした」

「う~んホントはさ~卒業まで平和に暮らしたかったんだよねー、特にエヴァンジェリンさん茶々丸さんコンビには恐ろしくてバレたくなかったんすよっ」

「ミソラはまだ弱イ」

「うっ・・・まあぶっちゃけそうなんだけどねー、だから私の正体クラスの奴らには内緒にね」

 

エヴァも美空のことは少し驚いたが、ワザワザばらすような真似はしない

 

「まあいい、しかしあのクラスには退屈せんメンバーが揃っている」

「お前達のクラスってそんなにすごい奴らがいるの?」

「ああ、まあ今度一緒に京都行くんだその時会えるだろう」

「ああ、俺も楽しみだ!」

 

あれっ!?

 

「ちょっ・・・・ちょっとエヴァンジェリン・・・・」

 

何かに引っかかったらしくシャークティは尋ねた。

 

「あなたは封印の所為でいけないはずでは?」

「ん?ああ、そのことか♪」

 

突如笑みを浮かべるエヴァ

 

「私も茶々丸も修学旅行には参加するぞ」

「はっ!?」

「エ、エヴァンジェリンさん!?あんたこの学園から出られないんじゃ?」

「くくく、昔呪いを調べているうちに分かったんだが、私の呪いの名は『登校地獄』、強制的に学校に押し込められる呪いだが、『修学旅行は学業の一環である』爺にその許可を貰い、結界を強力な儀式魔法で騙せば何とかなりそうだ」

 

エヴァは得意気に説明する。

 

「学園長は許可したのですか?無理です!!そんなことが許されるわけ・・・・・・・・」

「くはははは、押し切るさ!無理を通してな!」

「おっ!?」

「ぶひー!」

「ひゅ~、とうとうエヴァンジェリンさんにも伝染したか~」

「エヴァンジェリンさんカッコイイ」

「マスター・・・」

 

朝食を終え、エヴァンジェリンと茶々丸は学園長室へ向かおうとしていた。

先ほど言ったように、修学旅行の参加の許可をさせるつもりで、シモンたちは自分たちの食べた皿を洗ったり、礼拝堂の掃除などを始めた。

シャークティはシモンたちに感づかれぬようにエヴァンジェリンの後を追いかけた。

 

「お待ちくださいエヴァンジェリン、あなたに話があります」

「なんだ?シスター」

「あなたは10年以上この学園にいてなぜ今更無理をして、修学旅行に行こうとするのですか?目的はネギ先生ですか?」

 

するとエヴァは高笑いをした。

 

「ハーッハハハハ!もっと直接的に言え!」

「なんのことです・・・・」

「シモンが気になるのだろう?まあ、ぼーやが何をするのか興味もあるがな」

「なっ!?な、なぜシモンさんなんですか!」

「ふん、貴様に関係あるのかな? 清純なシスターは想いを殺して生きていればいいものを」

「っ!?なんでそうなるんですか!!」

 

エヴァンジェリンは勝ち誇った笑みを浮かべシャークティに告げる、

 

「私はただ・・・・自分を偽らずにやりたいことをやりたいように生きようと・・・そう思っているだけだ」

 

自分を偽らずに心に素直になる。それは、素直が一番似合わないエヴァンジェリンという魔法使いからは想像もできない言葉。

 

「そうだ、だから私は私のしたいように、これからしていくつもりだ」

 

エヴァはそう言うと再び学園長室へ向かって歩き出した。

茶々丸も軽くシャークティに会釈をして、エヴァの後をついていった。

少し離れてからシャークティが再び叫んだ。

 

 

「シモンさんに惹かれるのは、なんとなく分かる気がします・・・・・・あなただけでなく、私にとっても、そんな簡単には出会えないような男性です」

 

「・・・・おい、なんでもかんでも恋愛ごとに結び付けるな・・・恥ずかしいだろう・・・・」

 

「いいえ、大事なことです。あなたの想いが恋愛感情なら・・・・今のシモンさんには重荷にしかならないはずです・・・・・・」

 

「・・・なにい?」

 

 

シャークティはニアのことを言っていた。

シャークティはシモンに詳しく聞いたわけではないが、シモンは二アという女を今でも愛している、

分からないようにしているが、あの酒を飲んだ晩に見せたシモンの本心。

シモンはまだその女の死に深く傷ついている。

だからこそ、エヴァンジェリンの思いが半端な思いなら、シャークティはそれを見過ごすことは出来なかった。

エヴァンジェリンもシャークティの真剣な目に、何かを感づいたようだ。

 

 

「・・・・・・ふん、私の知らないことを知っている、そういう目だな。・・・・茶々丸さっさと行くぞ」

 

「エヴァンジェリン!!」

 

 

もう話すことは無い。

そう言ってるかのごとく、エヴァはシャークティを無視してその場を去った。

 

「ふん、気に食わんな。ならば、知ってやるさ。もう少しあの男のことをな。それでも変わらないのであれば・・・・構わんのだろう?」

 

そう、誰にも聞こえないぐらいの小声で呟きながら。

 


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