○月○日
誰かが落としたのだろうノートを拾った。
これからホームレス生活の暇つぶしとして日記でも書いてみようと思う。
○月×日
ちまちまと材料を集めてようやくマシな拠点を作ることができた。
ぱっと見にはただの粗末な小屋だが、俺にとっては雨風がしのげる最適な空間だ。
あとは飯の入手も楽になれば良いのだが。
○月△日
試しにスズメを食べてみた。
以前、どこかで聞いたことのある『スズメの焼き鳥』の調理法通りに処理して焼いたが、これが美味い。
しかし、肉の量が少ないために沢山スズメを捕まえることが一苦労だ。
次はカラスにでも挑戦するべきだろうか。
○月□日
何故か個性が発動した。
もしかしたら、そこら辺に生えてたキノコを食べたのが原因かもしれない。
まあ、無いよりは良いだろう。
上手く使いこなせるように個性の練習もしていこう。
△月○日
見知らぬヤツが我が家に侵入した。
俺の家であるのにヤツは我が物顔でくつろいでいた。
それだけでも苛ついたのに、ヤツは俺のプリンを食いやがった。
日頃からコツコツ拾って集めたなけなしの小銭で買ったご褒美用のプリンをだ。
久々に俺は怒った。
ボコボコにしてやろうと思ったが、意外とヤツは強かった。
身体の自由を奪う個性とかズルいと思う。
△月×日
またヤツが我が家に侵入していた。
こんなに頻繁に不法侵入しているのだから、もう趣味なのだろう。
そろそろ拠点を移動した方が良いのかもしれない。
このままではヤツに俺のご褒美用のデザートを食い尽くされてしまう。
△月△日
折角作った我が家を手放すのは惜しいが、俺の平和の為に拠点を移動した。
明日から新たな我が家を建てることにする。
△月□日
食料調達の為に、缶詰工場の跡地で残り物がないか探していたら変人に会ってしまった。
『アンタはヒーローってどう思う?』と聞かれて『なりたくない職業No.1』と答えたら爆笑された。
だってヒーローは自己犠牲の塊じゃないか。
俺は自分本位でしか生きたくない。
あと、何故か俺は変人にレアキャラ呼ばわりされた。
ホームレスってそんなに珍しいのか。
□月○日
以前よりレベルが上がった我が家が完成した。
なんとベットがあるのだ。
海浜公園に捨てられていたから拾ってきた。
あまり使われていなかったのか、結構綺麗な方だった。
あそこは掘り出し物がありそうだからまた行ってみよう。
□月×日
最近、チンピラに絡まれることが多くなった。
なんでも俺を倒すと良いことがあるらしい。
全く、誰がメタルスライムだアホか。
代わりにチンピラ共から金品を巻き上げることにしている。
そろそろ良い感じに金が溜まったからシュークリームでも買いに行くかな。
□月△日
どこから嗅ぎつけたのかヤツが俺の第二の我が家に来た。
しかも、黒いモヤモヤを纏った変人(その2)を引き連れている。
また俺のデザートを狙いに来たのかと思ったがどうやら違うらしい。
一度、俺となにやら話をしたいとか。
ひとまず今日は帰ってもらい、後日改めて会うことにした。
なにやら嫌な予感がするが気のせいだと思いたい。
「久しぶりだなぁ、レアキャラさん?」
連れられた先で俺を待ち構えていたのは何時ぞやの変人だった。
オリ主
・路地裏で生活しているホームレス
・年は20代前半くらい
・馬鹿力の持ち主
・個性はカメレオン(仮)
※カメレオンっぽいことなら大体できるぞ!
ヤツ
・『ヒーロー殺し』ことステインさん
・オリ主の力に興味を持つ
・甘味好きにしてしまった
変人
・死柄木弔さん
・缶詰工場の跡地に居た理由は特に無し
変人(その2)
・黒霧さん
・ステインさんから話を聞いて同じくオリ主に興味を持つ