これはゾンビですか?~純白の翼は飛翔する~《完結》   作:nightマンサー

10 / 23
第9話 メガロ

 

 

 

セラが相川家の居候になったのは昨日の話。

何故か最近相川家に居候するのがブームにでもなっているのか、よく人が集まる。

それに厄介事も増えているようだ。

まぁ…居候の俺が言えることでもないが……

そんな考えに浸っている間に学校も終わりを告げて、今は放課後。

 

「あ、飛翔!今日は先に帰ってくれていいぞ」

 

「ん?歩なんか今日予定あったっけ?」

 

見るとそこには歩と………そうそう、織戸がいた。

 

「織戸の友達が俺に会いたいって言ってるらしいから、ちょっと行って来るよ」

 

「織戸の友達が?」

 

「まぁな」

 

「んじゃ、行って来るわ」

 

「おう、わかった」

 

そう言って歩と織戸は教室の出口へ向かう。

すると途中で歩がこっちを向いた。

 

「そうだ、悪いけど晩飯作っといてくれない?」

 

「あぁ、別に構わないよ」

 

「ありがとな」

 

そう言って歩は先に出た織戸の後を追って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「晩飯……何にするかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまぁ」

 

家に帰るとユーはバラエティ番組を見ながらお茶を、

ハルナは床をゴロゴロといつもの光景が目に入った。唯一違うのはセラが家事をしている所だ。

俺はユーの隣に腰掛けた。

 

『おかえり』

 

ユーはメモをこちらに向けてくる。

 

「あぁ、飛翔帰ったのですね」

 

「あ、羽の人じゃん」

 

セラとハルナも声をかけてくる。

 

「おや、あの産業廃棄物は一緒ではないのですか?」

 

セラが聞いてくる。

ちなみにセラがこのような罵倒で人を呼ぶのは歩だけだ。

前は怒ったけど、最近歩の態度見てると自然と良いように思ったのよ…

 

 

「歩なら今日友達に会いに行ってくるから遅くなるって」

 

「そうですか」

 

セラはこれ以上興味が無いのかキッチンへ歩いていった。

次に俺はユーに視線を向ける。

見るとユーはバラエティ番組に夢中のようだ。

 

「面白い?」

 

俺はユーに聞いてみることにした。

するとユーは少し考えた素振りを見せた後、メモを見せる。

 

『星2つ』

 

「まぁ、そこそこって所か」

 

コクッ

 

首を縦に一振り。

するとユーは再びメモを突き出す。

 

『飛翔も飲む?』

 

ユーからのお茶のお誘い、俺はもちろん

 

「うん、飲もうかな」

 

それから俺もお茶を飲みつつ、ユーと一緒にバラエティ番組を見た。

 

〔こんな日が毎日続けばいいのにな……〕

 

俺は心からそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくそうして時間を潰していると、急にハルナが立ち上がった。

 

「羽の人、葉っぱの人!メガロが出た!」

 

そう言ってハルナはミストルティンを手にする。

 

「ノモブヨ、オシ、ハシタワ、ドケダ、グンミーチャ、デー、リブラ!」

 

聞き覚えのある呪文をハルナが唱える。

しかし…

 

バリッ!

 

「うきゅ!?」

 

やはりというか、なんというか…

ハルナの衣装は光を放って消えてしまった。

 

「まだ、魔力が復活し切れてないんだ…」

 

悔しそうにするハルナだったがそう落ち込んでいてもいられない。

 

「兎に角ハルナ、メガロの居場所に案内してくれ」

 

「わかった、あたしはアユムを呼んでくっからな!」

 

そう言ってハルナは家を飛び出した。

 

 

 

 

 

………あれ?居場所聞いてないんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「京子、相川に会えて嬉しかったみたいだ」

 

京子ちゃんの病院からの帰り道、織戸は話しかけてきた。

 

「そうか?」

 

「あぁ、京子あんまし笑わなかったからな…

ホントありがとな相川、来てくれてよ。

 

「気持ち悪いな、お前がまともに感謝するなんて」

 

「最初にも言ったが、京子は俺のもう1人の妹みたいな奴だ。

感謝すんのは当たり前だろ?」

 

織戸はそう言って笑顔を向けてくる。

 

〔たまにこいつがかっこよく見えるんだよな…〕

 

そう思っていた俺に思わぬ声がかかる。

 

「ふん!こんな奴の何処がいいんだか」

 

その声の出所を見て俺は固まった。

栗色の髪のアホ毛をつけた、Yシャツにピンク色のヒモパン姿のハルナがそこに立っていた。

 

「お、おい相川、誰だこの極上美人は」

 

織戸はハルナを見て呆然と立ち尽くしていた。

そんな事言われても俺には困る。というか説明したくないぞ、絶対面倒な事になる。

 

「こ、こら!こっち見んな!」

 

ハルナはYシャツで必死にパンツを隠そうとしているが、隠れきってない。

そんな事思っていると急にハルナが叫んだ。

 

「アユム!来る!」

 

そう言ってハルナは俺の背中に隠れる。

来ると言われてもなぁ…

いつも空から来ていたようなので今回も空を見てみるとする。

すると、いた。全長二千メートルくらいの超ドでかいシロナガスクジラ…のメガロが。

 

「あれは!トリプルAランクの常敗無勝のシロナガ!」

 

いやいや、それひどいでしょ!?あの子魔装少女達にいじめられいてるんじゃない!?

 

「あ、ちがった、えっと……悪魔男爵シロナガ!」

 

とにかく困ったら悪魔男爵なのね、ハルナは…

 

「てかちょっと、このでかさは異常じゃない?」

 

「妖怪にはこのような者もいるのですね」

 

また再び別の声、振り返ってみると…

 

「よっ、歩。悪い、晩飯の用意なんもしてないわ」

 

「早くしてください、このクソ虫」

 

1人は藍色の髪を靡かせ、天使のような翼を生やした飛翔。

もう1人は昨日から家にいる吸血忍者のセラだ。

 

「さて、ユーも家でご飯待ってるんだし…

出来るだけ早く片付けないと」

 

「お前は何でもユーが基準なんだな」

 

「………ハルナ、アイツどうやったら倒せる?」

 

〔〔あからさまに話題変えた!!〕〕

 

今セラと意識が通じたような気がしたよ。

 

「そんなの簡単じゃん。…首を落とせば死ぬだろ?」

 

…ちょっと待て、あんなでかい奴の首を落とすだと?

 

「いいんじゃない?一番わかりやすいし」

 

「そうですね」

 

〔ちょ!俺以外やる気なんですかぁぁぁ!〕

 

俺は心の中で一人叫ぶが、皆やる気だ。

 

「ホントにそれでいくのか?」

 

俺は再度、皆に確認する。

 

「それが一番だと俺は思うよ。あんなデカイ奴に小細工なんて通用しないだろうし」

 

「それは確かに…」

 

「それとも歩には何な別の策があるのですか?」

 

「………それで行こう」

 

別にほかに考えつかなかった訳じゃないよ!飛翔の意見が尤もだったからだからね!

 

「それじゃ、いきますか」

 

そう言って飛翔は〔天翼〕を全開に広げた。

 

「では、私も参ります」

 

セラも瞳の色が真紅になり、手には葉っぱの剣が握られている。

俺も構えるが…

 

「歩は変身しろよ?そうしないとお前飛べもしないだろ?」

 

「…やっぱ?」

 

そう、魔装少女になれば飛ぶ事もできる。いろいろ便利ではあるがあの格好が…

飛翔は俺の気持ちを察してくれたみたいで俺に声をかけてきた。

 

「大丈夫だ歩。どうせ俺ら以外皆忘れるから…」

 

「それ地味にフォローになってないよな?」

 

でも飛翔の言うとおり魔装少女にならないと無理だ

 

「…しゃーなしだな」

 

俺はミストルティンを構え、長ったらしい呪文を唱える。

 

「ノモブヨ、オシ、ハシタワ、ドケダ、グンミーチャ、デー、リブラ!」

 

ピンクを基本としたコスチュームが俺を包む。

 

 

変身が終わり皆に視線を移す。

 

「気持ち悪いですね、とてもとても気持ち悪いですね」

 

「まぁ、ドンマイだ歩」

 

「うん、変態だな」

 

三者三様の答え。

もう俺欝で死にそう………

 

「歩、落ち込むのもわかるが今はアイツを倒すぞ、愚痴は帰ってから聞いてやるから」

 

そう飛翔が声をかけてくれた。

ありがとう、飛翔!お前だけだよ、俺の味方は!

 

 

 

 

 

「さて、歩も準備できたし、さっさとやりますか!」

 

飛翔の合図で俺らはシロナガへ向かって飛んだ。

 

 

「さて、どうやって首を落とそうか?」

 

俺は巨大なシロナガのメガロを見つつ、呟いた。

全長二千メートルに達するメガロの首はそれでなくともデカイ。

直径100メートル位はあるだろうか。

 

「そうだな…よし二人とも、うまくいくか分からんが試したいことがあるんだ」

 

魔装少女に変身してへんた…強くなった歩が俺とセラに話しかける。

 

「何ですか、歩」

 

「セラ、お前あのメガロの首に切り込みを入れることできるか?」

 

「それは可能ではありますが…その後どうするのですか?」

 

「俺がその切り込みに向かって蹴り込む」

 

〔なるほど…歩のゾンビパワーで切り込みを入れた首を強打して、

そのまま切り落としちまおうって事か〕

現状その考え浮かばないし…

 

「よし、それでいこう。俺はセラのバックアップをするよ」

 

「頼みます、飛翔」

 

「二人とも頼んだぞ」

 

「任しとけって」

 

「では、いきます!」

 

そう言って俺とセラはシロナガメガロに向かって飛ぶ。

シロナガは俺達の接近に気付いて紫色のオーラを出した。

次の瞬間、シロナガの口からビーム〔?〕が飛び出してきた。

 

「ちょ!?」

 

「くっ!」

 

俺は〔天翼〕で受け止め、セラはすばやく避けた。

セラが避けた光線は山を貫いて空に消えた。

俺は受け止めたはいいが、かなりキツイ。

 

「大丈夫ですか、飛翔!」

 

「あぁ、なんとか…って!」

 

俺がシロナガに視線を移すと、潮を吹いていた…

そう、あのシロナガが潮を吹いたのだ。当然、

 

「歩、飛翔、町が!」

 

そう、あんな量の潮が町に落ちたら一大事だ。

しかもシロナガ自体、下に下りてきている。間に合わん…!

そう思った矢先、シロナガの降下が止まった。

何かに当たったようだが、一体、

 

「天才魔装少女!ハルナちゃんに任せろ!!」

 

そんな声のするほうを見るとハルナが病院の屋上で何かしてる。

 

「でかした、ハルナ!」

 

歩が叫ぶ。どうやらシロナガの降下を止めているのはハルナのようだ。

とにかく助かった。今のうちに俺とセラがシロナガに近づく。

 

ウォォォォ!!

 

シロナガが接近に気付いたようで、さっきでた潮を鞭の様にして攻撃してくる。

だがそんな事関係ない。

 

「悪いが、ここは通らせて貰うぜ!!」

 

俺は〔天翼〕をフリーズモードに変え、触れる潮を簡単に凍らせてセラの援護をする。

これが俺のもう一つのモード、フリーズモード。

〔天翼〕の温度を低くし、触れるものを凍らせる。

おかげで〔天翼〕の周りは潮の結晶が大量に出来ていた。

シロナガは潮の噴出を諦めたのか、次はさっきの光線を撃ってきた。

 

「それも無駄だっての!」

 

俺は〔天翼〕の強度を最大限にし、光線を弾く。

セラもうまく避けているようだ。

20発越えたあたりでシロナガは光線の連射を止めた。

 

「今だ!セラ!」

 

「はい!」

 

この隙を逃さずセラはシロナガに突っ込む。

突っ込んでいる間にセラは自分が持っている葉っぱの剣を巨大にしていた。

そしてシロナガの元に到達する頃には俺の身長の3、4倍の大きさになっていた。

 

「いきます…秘剣、燕返し!!」

 

そう言うとセラはその剣を振るい、シロナガの首に大きな切り込みを入れた。

 

「歩!!今だ!」

 

俺は歩に向かって叫ぶ。

 

「おう、サンキューな二人ともぉ!」

 

そう言って歩は空へと飛んだ。

そして歩が米粒よりも小さくなった所で上昇を止め、

シロナガ目掛けて降下してきた。

 

「っけえええええええええっ!!!」

 

そう叫びながら歩はシロナガの首に蹴りを入れる。

すると、思っていた以上に歩の蹴りが強かったのか、

シロナガの首がほぼ消し飛んでいた。

ドンだけだよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シロナガが光る粒子になったのを見届けてから、

俺とセラは地面に降り立ち、歩は元の姿に戻っていた。

 

「はぁ~。疲れた」

 

「お疲れさん、歩」

 

「クソ虫の割には、よくやりましたね」

 

「それはどうも」

 

セラからの賞賛を歩は軽く受ける。

すでに日は地面に差し掛かっており、結構な時間が掛かっていたようだ。

 

「さてと、帰るか」

 

歩がそう言って歩き出す…が

 

「アユム!危ない!」

 

ハルナの声とほぼ同時に歩の胸が貫かれる。

その貫いたものの元を辿ると…アリクイがいた。

 

「あれは…ヘビー級メガロ、モハメド・クイ!」

 

ハルナが指差しながら言う。

 

〔ヘビー級って…さっきのシロナガよりも強いのかよ!?〕

 

俺はそう思いつつ、再び〔天翼〕を出現させる。

 

「くっ!?秘剣、燕返し!」

 

セラは既にアリクイに向かって攻撃を開始していた。

歩は貫かれた胸が直ったようで、再びミストルティンを手にとって魔装少女になろうとするが、

 

「魔装少女になれるのは24時間に一度だけだ。あたしが変身できれば…」

 

そう言われて歩は唇をかみ締めていた。

〔という事は今まともにやれるのは俺とセラだけか…〕

 

ガキッ、ガキッ、

 

セラは葉っぱの剣とアリクイの拳がぶつかる。まるで鉄同士を打ちつけているかのようだ。

刹那、セラがこちらに下がってきた。

 

「飛翔、少しの間代わってください。血が足りません」

 

そう言ったセラの手には、剣をつくっていた葉っぱがただの葉っぱに変わる。

 

「わかったセラ。さがってろ」

 

俺はセラの前に立つ。セラは歩とハルナの元へ歩いていった。

 

〔さてと、セラが回復するまでこのアリクイの相手を1人でしなくちゃいけないのか…〕

 

そう思いつつ俺はアリクイと対峙する。

 

〔さっきセラと戦ってるのを見てたが…こいつ、スピードが半端じゃない〕

 

そう、セラが弱っていたとはいえ俺達の中で一番速いセラと対等にやりあってたんだ。

到底俺の速さじゃ話にならん。

 

ジャブ、ジャブ、ジャブ、

 

アリクイはさっきからジャブの練習をしている。

とりあえず…

 

「先手必勝!………って言いたいが、ちょっと待て」

 

俺は〔天翼〕を広げて空中へ一旦浮上。

 

〔早急に温度変化を開始、モード、フリーズ〕

 

俺は温度変化を開始する…が

 

「はぁ!?」

 

なんとアリクイが飛んで俺にパンチを入れようとしてる。

 

〔いやいや、念のためと思って空飛んだのに…〕

 

俺はそのパンチを〔天翼〕で受け止める。

 

〔まだ完全じゃなかったが…まぁ、上出来だ〕

 

〔天翼〕に触れたアリクイの腕が徐々に凍っていく…が

 

バキッ!!

 

「嘘!?」

 

なんと腕を凍らせた氷を軽く砕きやがった。

そしてそのまま俺にパンチを繰り出してきた。

 

「クソッ、だが!」

 

俺は〔天翼〕6枚全てでアリクイのパンチに応戦する。

 

〔速さで勝てないのなら…手数で補う!〕

 

ドガッ、バギッ、ガツッ!

 

アリクイのパンチと俺の〔天翼〕がぶつかり合う。

 

〔温度変化は続けてんのに、コイツ…氷を簡単に割ってきやがる!〕

 

フレアモードにもさっきしてみたが、アリクイは何食わぬ顔で平然とパンチを続けてきたので、

再びフリーズモードに戻したが結局効いていない。

力で押してもいいのだが、さっきのシロナガとの戦いでほとんど力を使っているから、

身体への負担が半端ない。

 

「飛翔!下がってください!後は私が!」

 

そろそろ手詰まりと思っているとセラが復活したようで声をかけられた。

 

「すまんセラ!後は頼む!」

 

そう言って俺はアリクイを〔天翼〕でなぎ払ってから地上に降りる。

セラは俺と入れ違いでアリクイに向かっていく。

 

「秘剣、燕返し!」

 

セラはいつの間にか両手に剣を生成し、二刀流でアリクイと戦っていた。

その2本から繰り出される燕返しは強力のようだ。

だが、アリクイも負けておらずセラの剣にジャブを当てている。

 

「秘剣、燕尾返し!」

 

ジャブと秘剣の打ち合いが続いていたが、突如アリクイが距離をとった。

 

〔何を…〕

 

するとアリクイは両手からエネルギーの塊を出していた。

しかし、セラも負けていない。

 

「あれから私も鍛錬したのです」

 

そういったセラの手から剣が消え、辺りに葉っぱが舞う。

その葉っぱはその身を刃とさせ…

 

「秘儀、百鬼漸殺!!」

 

その号令とともに刃と化した葉っぱがアリクイを襲う。

アリクイは逃げようとしたが、足に当たり、腕、胸、頭と次々刃が突き刺さった。

全身に刃が刺さり動かなくなったアリクイに背を向け、セラがこちらに歩いてくる。

 

「ばか!何終わったみたいな顔してんだ!」

 

ハルナはセラに向かって叫ぶ。

 

〔そうだ、メガロは死んだら粒子になるんだった!〕

 

と次の瞬間アリクイはセラの懐に入り込み、アッパーを放っていた。

しかし、アッパーが捕らえたのはマントがついた丸太だった。

忍者御用達の変わり身の術だ。

肝心のセラは既にアリクイの後ろに陣取っていた。

 

「秘剣、龍尾返し」

 

そうセラが言った瞬間、アリクイは縦に真っ二つとなって粒子になっていた。

 

「とりあえず、終わり…か?」

 

歩は俺にに近づきつつ言った。

 

「さすがにこれ以上は来ないでほしいな」

 

歩は苦笑しつつ言っていたが、俺は考えていた。

 

〔今の俺の力じゃまだまだだ。もっと強くならないと、

…ユーを守るって誓ったんだ。こんなところで、満足してちゃいけない〕

 

大切な者を守るため、俺は決意を固めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余談

 

 

 

「ただいまぁ」

 

『おかえり』

 

皆でメガロを倒して家に帰ってきたらユーが出迎えてくれた。

 

『飛翔、疲れてる?』

 

「あぁ、今日は連戦だったからね」

 

シロナガにアリクイ、でも俺はそいつ等よりも強くならないと…

 

『飛翔、無理しちゃ駄目』

 

ユーはズンと顔を近づけ……って!?

 

〔ちょ!?ユーの顔がこんなに近っ!〔ボンッ〕

 

 

 

 

 

 

そこから俺は晩御飯まで眠っていたらしい…

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。