バカとテストと召喚獣 Jr.達の日常   作:Wiiが欲しいと思わない。

1 / 4
のりでやりました。
更新はのろいですが頑張ってやります。


新章と息子と振り分け試験

ここ、文月学園は『試験召喚獣システム』というシステムを導入した学校である。二、三十数年前までは唯一だったらしいが、かつて『坂本世代』と呼ばれる僕らのお父さんお母さんの世代がそのシステムで劇的な闘いを繰り広げ、そのシステムを導入する学校は、今や世界各国に存在するまでになり、ここ、文月学園はそのシステム発祥の地とも呼ばれている。

そして、僕、吉井 瑞久(ヨシイみずひさ)は今日、ここの二年生になった。

 

「おい、吉井!」

 

「げ、鉄人………いえ、西村先生」

 

補習授業担当及び去年の担任だった、西村宗一先生。お父さんの世代から文月学園に勤めており、後数年で定年だというのにバリバリに趣味のトライアスロンをこなす先生だ。そして、お父さんや同期生の人達はこの先生にひどい目にかなりあわされたらしい。それは僕もだけれど……

すると西村先生は語り出す。

 

「吉井。俺はな、去年、吉井……お前のお父さんとお母さんの息子が入学してくると聞いて、またお前のお父さんと同じバカが入ってくるのかと気が重かった。そして願った。お前が母親似であることに」

「へー、そうなんですか」

 

「ああ、なにせ、お前が父親似だったらバカ確定だからな。そして入学してきて、俺はな、お前はバカなんじゃないかと常日頃から疑いをかけていた」

 

「まったく、失礼な話ですね。僕は近所から母親似ってよく言われますよ」

 

「ああ、疑って悪かったな。ほら、振り分け試験の結果用紙だ」

 

振り分け試験とは二年生になるときに受けるクラス分け試験の事だ。成績がいいとAクラス。最新設備にあったリクライニングシートにノートパソコン、冷蔵庫にドリンクバーやその他もろもろと楽園のような教室で授業を受けられる。

学園を代表するバカだったと噂のお父さんも二年の後半最後の方だけAクラスの設備で授業を受けたことがあるという信じがたい事をいっていた。かたや、成績が悪いとFクラス。座布団、ちゃぶ台、畳に教室はボロボロ、地獄のような環境で勉強しなくてはならないらしい。あとはB、C、D、Eの順に設備が変わっていく。

まあ、僕は今までの試験はともかく、今回の試験は結構出来がよかったからAクラスとまではいかなくても普通設備のCかDあたりにはなれているハズだ。

僕は用紙を取り出す。

 

「吉井、お前は疑いの余地すらない正真正銘の父親似であり、そして………………………………………大バカだ」

 

 

『吉井 瑞久………………………………Fクラス』

 

 

こうして、僕のかつてお父さんとお母さんの学舎での学園生活が始まった。




第二問
 問 次の例の意味のことわざを答えなさい。
『二つは似ているところがあるが全く違うもの』

坂本翔癒の解答
『月とすっぽん』

教師のコメント
正解です。さすがですね。

吉井瑞久の解答
『西村先生と船越先生』

教師のコメント
やはり親子ですね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。