バカとテストと召喚獣 Jr.達の日常 作:Wiiが欲しいと思わない。
この作品は何年たっても好きなのですが、時代には逆らえないのでしょうか……
Fクラスのちゃぶ台がみかん箱になった。
「いきなり負けちゃったじゃないか!?」
「まさかEクラスの代表があそこまでの実力だったなんて……」
「というかあれ以上酷い設備になるなんて……」
「本当にね」
現在、Fクラスの設備は机はみかん箱、座布団もなくなり畳に直座りという設備になった。
「だいたい、事前に行ってた勝てる根拠ってみんな親の事で僕達関係ないじゃないか!」
「瑞久、いくらあんたがお母さんの頭脳の遺伝子を受け継げてないからって自虐するのはよくないわよ」
「翔癒だってそうでしょ!? というか3ヶ月は宣戦布告できないしみかん箱で授業受けるの!?」
「まあまあ、落ち着きなさい。Eクラスを倒せはしなかったけどEクラスと試験召喚戦争したことは理由があるのよ」
「……?……」
「宣戦布告はできないけど、受けることは出来るってことよ」
「いや、最低設備のうちに宣戦布告してくるクラスなんているわけないで――」
「(ガラッ)Fクラスのバカども、いるかしら?」
「来たわね? 高城 茜……」
「え? 茜ちゃん? なんで?」
2年Aクラス、高城 茜。現学年首席の生徒だ。そして僕と翔癒とは去年からクラスメイトだった。
ちなみに『茜ちゃん』と読んでいるのは本人に強要されたからだ。
それがなぜFクラスに?
「ふふふ、流石Fクラスね、まさかEクラスにも勝てないなんて……どうやら神童と呼ばれたお父様の遺伝子を受け継げなかったようね?」
「ふん、あんたこそ。Aクラスになれたからって無駄にお父さんの遺伝子を受け継いちゃってるじゃない。『学年首席なら騙され安くても問題ないらしい』なんて嘘を信じきっちゃってさ~」
そして翔癒と茜ちゃんはなぜかものすごく仲が悪い。いつも僕を挟んで喧嘩する。
「翔癒……本当はあなたたちが来るまで待つ予定だったけどもうがまんならないわ。私達の因縁に決着をつけましょう……」
「いいわ……といいたいけど私達は身動きがとれないのよね~」
「……わかったわ。元からそのつもりで来たわけだしね……」
茜ちゃんは言い出した。
「我々AクラスはFクラスに宣戦布告をします」
「えええ!? あ、茜ちゃん!? なぜに!?」
「少しは自分で考えなさい。そんなんだからあんたは父方の叔母さんに『バカな甥っ子君』なんて呼ばれるのよ」
「な!? 失礼な! 玲叔母さんにそんなこと言われたことなんてないよ!」
あの人基本僕の事『瑞君』って呼ぶし。
「ああ、ごめんなさい。義母方の叔母さんだったわね」
「……人違いです」
「待ちなさい。本当に言われたことあるの!?」
いいんだ! お父さんなんて当時小学生だったあの人に『バカなお兄ちゃん』なんて呼ばれていたらしいし!
「でも点数回復の為に準備期間くらいはあげるわ、そうね………開戦は明後日よ。詳しい時間は後日」
「ええ、問題ないわ」
茜ちゃんはFクラスを出ていった。
「えーと……僕ら、明後日Aクラスと戦うの!? いきなり!?」
「そーよ」
「そーよ。じゃないよ! Eクラスにすら勝てないのにAクラスに勝てるわけないでしょ!? 次負けたらどうなると思ってるの!? たぶんみかん箱が画板になるよ!?」
「大丈夫よ、任せなさい。あたしは茜にだけは勝てる必勝の作があるわ」
必勝の作? 集中力の見出し方でも知ってるのかな? 僕の知る限り、翔癒と茜ちゃんにそこまで交流があるようには思えないけど……すると今度は利春が……
「まーまー、Eクラスに負けちゃったのはしょうがないわ。ポジティブに考えたらAクラスに勝てたならアタシ達の机はリクライニングシートになる上にAクラスの連中にみかん箱で勉強させられるわけだし、作戦会議と称して家へ行きましょう! どうせこのあとはもう授業ないわけだし!」
「お、いいわね。利春、飲み食い代サービスしてくれるのかしら?」
ちなみに利春の家は『ラ・ペディス』という何語かよくわからない店名の喫茶店をやっている。なんでも母方の祖父から母親が引き継いだとか……ちなみに父親は政治家なので経営が多少悪くても問題なく営業できるという。
「いいわよ〜、それじゃみんなでレッツゴー!」
こうして、僕らはAクラスとの対決の対策会議として利春の家である『ラ・ペディス』へ移動した。
次の投稿もいつになるか予想すらできませんが気長にお待ちいただけるとありがたいです。