「さて、どうするか」
ヘラクレスをスコープ越しに眺める領。
ヘラクレス。アンタレス・インダストリー製の第二世代機だ。9つの重火力兵装と、12枚の自立防御楯による圧倒的な攻撃力と防御力を併せ持つこの機体は、機動力と速度を犠牲にせざる得なかった。
「戦い用はあるが・・・・・・僕らしく、人海戦術と正面突破で行きますか!」
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『敵反応・・・・・・三十!?なにこれ、人間?』
「落ち着いて、自走砲や
チャンバー操縦席であるカプセルの隣にあるモニターから、鶫のコンデションを見る。美金。
『オペ、ありがとうね。ヤヨちゃん』
「オペレーター位なら出来るわ。それよりも・・・・・・」
『領領のこれは陽動だよ?本命は正面突破』
すると、自分に向かって何かが走ってきた。それは、対物ライフルやガトリングガン、グレネードランチャーを装備した自走砲や自動人形、レーザータレットだった。自走砲も自動人形も小型犬ぐらいの大きさしかなく、攻撃されにくい作りになっている。
『ヤヨちゃん、
「ちょ、いっぺんに言わないで・・・・・・できたわよ」
『あっりがとー。され、先ずはどこからかな?』
360°囲まれている中で一番最初に来た攻撃は、真正面。対物ライフルによる狙撃。
『キタキタ!』
防御と同時に、ガトリングガンがスナイパーのいると思われるポイントを一掃する。その間にも、レーザーを楯の一つで防御し、そのポイントに144mm野戦砲がフレジェット榴砲弾が襲う。
円軌道で動きながらグレネードを発射する自動人形をミサイルが直撃して、爆発する。真上からUAVがミサイルを発射すると、またしても防御されて、反撃の兵器が襲ってくる。
楯と武装を接続した状態で運用すれば、攻撃を受けた瞬間カウンターで遠距離攻撃が行うことができる。
『・・・・・・いない?』
未だに倒したという手応えが存在しないのだ。そう思っていると、目の前に何かが飛んできた。
「僕の勝ちだな」
『あはは~また負けちゃったか』
そうして、二日目が終わろうとした瞬間。
うーうーうーうー!!
学園都市全体に、壊獣の出現警報が発令された。