「おい、ここから先は舞蝶商会の縄張りだ!」
人工島エデン西南外周島。のマンホールの真上、この真下に犯罪組織舞蝶商会の取り仕切る闇市、舞蝶マーケットが存在する。
桜逆憐夜は銅製のカードを差し出す。
「ブロンズのスペード・・・・・・初見だな。相坂、護衛しろ」
黒いフードの男が言うと、まだ12歳になったばかりの少女が出てくる。
相坂と呼ばれた少女と共にマンホールを降りていく。
「オマエ、政府の人間だろう?厄介事は起こすなよ」
「厄介事?」
「そうだ。ここ、舞蝶マーケットは犯罪組織が商いをする場所。商品は全て法外値段から端金。売っているものは、金で手に入る物全て」
マンホールを降りながら呟く。その言葉を聞きながら、憐夜は日向の言ったことを思い出す。
『いいか、あそこで絶対に戦うな。犯罪者を一人でも捕える、ないし殺してみろ?全犯罪組織が敵になる。スコーピオンの【黒氷の猟犬】に【
「犯罪組織がここ、エデンでモノを売るには舞蝶商会に届出を出さないといけない。前に破った奴は組織ごと十分で消されたらしい」
「そんな・・・・・・じゃあほかの組織で舞蝶商会を潰すのは?」
「悪には悪の秩序がある。表裏問わず秩序なき世界は120年前に終わっりました。もう200年前とは違う。正義も秩序もねじ曲がっていますけど、存在はしている」
下まで降り切った後、重い鉄扉を開ける。
「ようこそ、舞蝶マーケットへ。ここではなんでも手に入りますよ?桜逆鈴華の情報も、超能力者狩りの情報も」
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地下とは思えない程の明るさと雑多さの地下都市。そんな表現がぴったりであろうその空間は、様々な物が売り買いされていた。
「あっちの吊るされてる女はマーメイドの商品で、あっちで売っている臓器は艷竜」
一糸まとわぬ美女達の吊るされた露天と、コンクリート製ののっぺりとした箱のような建物を指差す。
「・・・・・・おい、あっちの武装した少女の新品って!」
「察しがいいですね。そういう意味ですよ」
蠍の烙印の押された脇腹を露出させた戦闘服を着た少女たちの手首の値札には値段と共に新品と書かれていた。
「彼女達だって覚悟完了でなければこんなところに来ませんよ。スコーピオンは紛争地帯にいくつも支部を建てているんです。そういったところから拾った少女を兵隊として訓練させて売ってるんですよ」
「だとしても・・・・・・」
「かわいそうですか?だったら聞きます、そのまま餓死しろっていうの?」
「・・・・・・」
答えられない。
「さあ、着きました。情報屋『モンシロ館』」
そこは、おんぼろアパートの『炭他荘』以上にボロボロの外見を持つ小屋だった。
「おや、よく来たねえ・・・桜逆憐夜君。うちの名は
薄桃色の着物を纏った少女が小屋の中に唯ずんでいた。
「買いたい情報ならわかっとるでぇ。超能力者狩りの犯人と、桜逆鈴華やろ?」
「ああ、できればどちらも買いたい」
「ほうなん、せやけど憐夜・・・・・・『シミター』はん、桜逆鈴華の情報は金やと売れへんで?」
桜逆鈴華。超能力研究の第一人者で、現在は政府直属研究所に所属している、憐夜の姉だ。
「あん娘は家だけやない、スコーピオンやマーメイド、島外コロニーのお偉いさんとも顔を繋いどるんよ。せやから金であん娘の情報は買わせへんのや」
代わりに、といって紙の束を憐夜に差し出す。
「それが超能力者狩りの情報や。能力のG、射程距離、能力者の特徴まで、管理局が全然教えてくれへんから、苦労したんやでぇ」
多分批難待ったなしな内容です
それから舞蝶マーケットもまだ出す予定はなかったのに・・・・・・よよよ
APOCRYPHA様のリクエストキャラを出させていただきました。ありがとうございます
あ、次からは学園要素入るのに全然学生の数足りない!(テンプレヒロインと生徒会長とクラスメイト三人以外思い付いていないのは反骨【ぽんこつ】だろうか?)