◯◯な原子力空母・・・ゲルマン 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
深海棲艦・・・それは艦娘の敵である。
深海棲艦は艦娘、人間を見ると好戦的になる。
・・・ここまでが一般人が知る常識である。
「深海棲艦の解剖した結果です。」
昔は高級ホテルだったと思われる場所を一旦拠点にし、ゲーリングが解剖結果を記した書類を渡してきた。
「・・・なるほど、人体実験をした甲斐はありましたね。」
「はい。・・・まさか死んだ少女達が深海棲艦になるとは思いませんでした。」
あれから数十体の深海棲艦を発見し、死体とまだ多少息があるのに分け、最初に頭を拳銃で貫いた死体と息がある深海艦を運び込み、すぐさま全艦解剖した。
「ヒギギアァァァ!!」
キッチンだった場所で妖精達による解剖が進められているが時おり深海棲艦の悲鳴が聞こえてくるが無視する。
「さて・・・解剖して出た素材の量は?」
ゲーリングがこの問いに答え
「鉄300、弾薬300、ボーキサイト600になります。」
付け足しでメッサーシュミットが
「ボーキサイトは航空機の素材として必要になります。・・・ボーキサイト5でレシプロ機が1機、ボーキサイト10、鉄1でジェット機が1機できる。」
と教えてくれた。
「・・・となると残りは石油が足りないか。・・・持ってきたのが石油600と石炭1000だから・・・。」
「・・・石炭はゲルマンさんの原子力以外のエネルギー源にすればよろしいかと。石油でしか飛行機は飛びませんし。」
「ゲーリングの言うことがもっともか・・・ではまとめる・・・1つウランの確保・・・2つ石油の確保・・・3つ食料の確保・・・最後に妖精の確保・・・食料は弱った深海艦を捕まえてきて畑で働かせれば事足りる。石油は放棄された・・・いや、ちょっと待てよ。」
「・・・どうされました?」
「メッサーシュミット、ゲーリング、ルーデル・・・普通の艦娘は石油で動いているのですよね?なら深海棲艦は何で動いているのです?」
「・・・!?ま、まさか!!」
「仮説ですが石油・・・生産施設は陸地から離れた孤島もしくは石油生産プラント・・・または海底。しかし陸地に進行する際には近場に燃料が補給できる場所がある可能性がありますよね。」
「・・・輸送ワ級ががが存在する。」
「なら絶対に存在するはず。・・・メッサーシュミット・・・ドイツの偵察機であるJu 290をYak-17と平行しながら造れますか?」
「・・・不可能ではないですが・・・その分だけ時間がかかり、資材は減りますよ。」
「資材は深海棲艦から採取可能・・・時間はまだ気にしなくてもいい。・・・約10年たっても兵器の進化がない深海艦も艦娘も・・・進化しているけど太刀打ちできない大国も・・・現状最先端は私達よ。」