◯◯な原子力空母・・・ゲルマン 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
残念ながら捕虜の獲得はできなかったものの、軍用トラックの奪取に成功し、積まれていた弾薬と缶詰め類を乗っけて逃走した。
「・・・最後によいしょっと。」
魚雷が積まれた倉庫に時限爆弾を仕掛けていたので、基地内部で爆発した。
「にひひ・・・火薬庫まで引火したのね。これは追尾は不可能ね。」
誘爆して様々な所に火がまわってしまったらしく、深海棲艦が爆発で何体も上空に飛ばされていた。
「うぉっと!?」
結構離れているのだが、深海棲艦の体がトラックの近くに落ちてきた。
グチャ バキバキバキ
トラックでひいて止めをさしたが・・・。
「帰還成功・・・成果は勲章もの!!」
誰もいない場所で1人で叫んで我に返って恥ずかしくなる今日この頃、確保した妖精達はその力を使って拠点であるホテルの改装をしていった。
鉄が大量に溶けたが、私の腰にある箱の中身と同じ施設がホテルの1室に再現された。
「これで大々的にジェット機の試作と改造、量産ができるようになりました。」
「メッサーシュミットはできる限りのことするのですよ。・・・で、ゲーリングの新兵の訓練はどうですか?」
「熟練とはいきませんが・・・10段階中のレベル2くらいですね。・・・ルーデルは異次元に突入しましたが。」
「・・・戦略爆撃機で精密爆撃ができるのは彼だけですよ。あれを基準にしてはいけません。」
「は!!訓練ジェット機の量産をお願いします。」
「訓練ばっかりし過ぎて燃料切れにしないことを約束してくださいね。」
「ゲルマンさん・・・わかりました。」
ゲーリングは何かを言おうとしていたが飲み込んでしまった。
(小心者もなかなか厄介ですね。)
またこの作戦が成功した頃から私の性格が大きく変わった気がした。
前から口調の変化がおこっていたのだが、社会や仕事から解放されたのと、色々なことが吹っ切れたからか凄まじく冷酷になっていった。
ある程度のYak-17の運用ができてくると近くで瀕死の深海棲艦(軽母ヌ級)を拾ってきて解体し、搭載されていた航空機を取り出して実践的な訓練と実験が繰り返された。
数十回にわたる実験の結果は味方の撃墜は0だったが被弾は多数あり、何より火力不足だった。
「これはいけませんね。・・・後継か新型の開発をおこなってください。」
「数ヵ月の時間をください。でないと中途半端な物しかできないと思われます。」
「・・・わかりました。メッサーシュミット頼みましたよ。」
「はい。必ず作ります。」
更新止めます。