◯◯な原子力空母・・・ゲルマン 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
攻撃は30分間続いた。
チャフ等のレーダー阻害によって相手は私のことを発見できなかったのが負けの原因でもある。
私を撃退しようと外に出てきた敵はF-8による攻撃で消し飛ばし、室内にいた深海棲艦もMk 42 5インチ砲によって蜂の巣にしていった。
途中で基地内の電子機器のハッキングが完了すると制圧はさらにスムーズに進んだ。
「・・・ん?ゲーリング。」
「は、はい!!どうしましたか?」
「着陸指示を頼みました。私は地下に存在する部屋に向かいます。着陸は旧深海棲艦の航空基地跡地を利用しなさい。」
「は!!」
私は地下にある部屋を瓦礫をどかしながら進んでいった。
地下に何が存在するか・・・秘密兵器や危険物質、はたまた深海棲艦の作戦室や艦製造施設がある可能性もある。
ザッザッザッ
階段を降りて下に行くと木製の扉が現れた。
Mk 42 5インチ砲を構えながら前に進むと・・・木製の椅子に座って本を読むレ級と呼ばれている深海棲艦が現れた。
「なんだイ、私も呼び出シかな?・・・その軍服はドイツ海軍か!?」
「おや?・・・対話をすることは可能ですかな?」
「あぁ、この状態でヨイか?先程ノ爆発で足を捻ってナ。」
「そんなことは構いません。・・・私はゲルマン・・・大ドイツ共和国の船です。」
「ゲルマン・・・私はレ級と呼ばれてイる。前世はカール・デーニッツ、所属は大ドイツ国海軍総司令官、又は大ドイツ国大統領でアッタ。」
「カール・・・デーニッツ提督・・・。」
「すまないがゲルマンという船を建造した記憶はナイ。さらに言えば大ドイツ共和国とはどう言うことカネ?」
「世界が違うということですよ。国の方針は補正社会主義、大統領はクロタニ・ヤマメ、第二次世界大戦に勝利した世界・・・。」
「平行世界か・・・私ハどのような立場ダッタノダ?」
「あなたは潜水艦司令官で灰色のクラーケンと呼ばれていましたね。見つけた船を海底に引きずり込むので。」
「ハハハ、良かっタ・・・そちらの私も無能デハないようで・・・で、ドウスル?殺すか?」
「いえ、あなたを私は殺したくはありません。・・・どうです?私の話し相手になってはくれませんか?」
「フム・・・良いだロウ。トコロデゲルマンの所属している国はどこだ?」
「どこでもない。・・・ナチスの実験艦呼ばわりされて殺されかけてますから。」
「すまない。」
「いえ、デーニッツ提督が悪いわけではないでしょう。国民の感情ですよ。悪いのは。・・・結局軍人は政治に関与できないのですから・・・できる頃には勝敗が決まってます。」