◯◯な原子力空母・・・ゲルマン 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
その後も色々と話したが、デーニッツ提督(以後レ級)とは気があった。
思考が軍人なのだ。
レ級の話によると大ドイツ国の大統領になった後は国民を敵から逃がすために尽力した。
それは軍人の視点だから見えるもので、生粋の政治家ならそれを切り捨てて、敵とどう交渉するかを優先してしまうものである。
レ級もゲルマンのことを好意的に思えた。
栄光を掴みとりたいという意志、生き残るための苦労・・・普通の艦娘は耐えきれずに自沈するだろうが、彼女はそれをしなかった。
それはどんな境遇でも諦めないという様に見え、レ級の過去の準備不足の中でいきなり戦争になった時のどうやって勝つか等の苦労と似ていたのだ。
その後、レ級の改造計画を立てた。
基地内に改装施設があるため、設計図を2人で話し合って作っていった。(後でレベルが足りなくて深海棲艦を使ったレベリングがおこなわれることとなる。)
「戻りました。」
「お、お疲れ様で・・・深海棲艦!?」
「ハハハ、ヨロシクな。」
「ゲーリング、新しい仲間だ。」
「・・・ゲーリング?貴様はゲーリングナノか?私はレ級でもアルが、前世はカール・デーニッツだ!!」
「え!?お、お前なのか?」
妖精達の反応は様々だったが、ドイツ軍の最高機密を話すことができたので、レ級の前世が少なくともドイツの高官だったことがわかった。
2週間もすれば慣れてくるもので、初めは怖がっていた妖精もほとんどが挨拶をレ級にするようになっていた。
・・・今後の懸案事項は基地を奪還しようとする深海棲艦の撃退、レ級のジェット機の搭載計画、私とレ級の改造である。
今回の戦闘(虐殺)でレベルが30になったため、私は改造をしてみることにした。
約27時間後・・・改造が完了すると、中期型加圧水型原子炉が後期型加圧水型原子炉になり、シースパローが追加された。(能力は全て20上昇)
そのころ世界では深海棲艦がジブラルタル攻略戦、アッツ島攻略戦の2つを開始した。
反撃をして海域を取り戻していたため、この反撃は深海棲艦が今だ侮れないことを示していた。
この反攻作戦によりパキスタンのゲルマンがいる海軍基地の反攻が遅れていたのだが・・・。
「・・・ふむ、私のタイミングは偶然にせよ深海棲艦の作戦の間を突いた訳ね・・・。」
基地を獲得したことで大量の資源と石油の採掘施設を稼働することに成功し・・・一番恐ろしいのが妖精発生装置なるものだった。
モブ妖精(前世なし)が生まれてくるのだ。