◯◯な原子力空母・・・ゲルマン   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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第22話

レ級に深海棲艦になった理由みたいなものを聞いてみた。

すると恐怖か恨みに関係する可能性が出てきた。

まだ人間だった頃に牢屋の中でユダヤ人虐殺をしたヒトラーを恨み、後継者として指名されたことも恨んでいた。

海軍関係者は極端な者を除いて大半は戦後海軍に復帰できたのだ。

そこから恨みがきているのかもしれないと言っていた。

恐怖は死ぬ瞬間に深海棲艦が現れ、自分の下半身が砲撃で吹き飛んだが、その時の深海棲艦の顔が今まで生きてきた中で一番怖かったと言っていた。

ちなみにだが、下半身が吹き飛んだため今の自分には脚が細い棒のようであり、後ろの尻尾で支えないと倒れるらしい。

 

「恐怖と恨み・・・いや、憎しみですかね。」

ではなぜ艦娘が深海棲艦化すると人を化け物のように見るのか気になってくる。

レ級以外には明確な所属艦隊や指揮系統があったらしいが、レ級は交わりたくなかったのでそこまではわからなかった。

そこがわかってくれば深海化の仕組みがさらにわかる気がする。

 

 

 

 

 

妖精発生装置から出てくる妖精の質は悪かった。

初歩的な読み書きや四則計算はできるようだが、新兵そのものであり、育成する必要があった。

 

「効率も悪いですね。」

 

「は、はい。我々よりも2倍ほど時間がかかっており、時間短縮のために練習機の導入を急いでいます。あとレ級に対して・・・。」

 

「仕方がありませんよ。本能的な天敵ですからね。時間がかかると思いますよ。あなた達もソ連の技術者やパイロットと馴染むのに時間がかかりましたからね。」

 

「お恥ずかしながら・・・。」

 

「ゲーリング、レ級の改造はどれぐらいかかりますか?」

 

「は!!あと2時間ほどです。」

 

「よろしい。最低でも5/10はできるようにパイロット達に伝えなさい。」

 

「了解しました。」

軸となる体の大部分は変更することは不可能なのでレ級の改造は尻尾に甲板及びカタパルトの装着、服をドイツ海軍風に変更し、背中には魚雷保管庫と弾薬保管庫を背負うようにした。

装甲が厚くなったことで胸も大きくなり、棒のような足にはブーツのような推進補助装置等々、尻尾を除けば艦娘に見えるような改造となった。

 

 

 

 

 

 

(中身がおじさんだから強くなるのは良いが、体がな・・・。)

改造が終わり、カプセルから出てきたレ級は呟いた。

G7LuT(魚雷)を装填し、鏡で自分の姿を見て尻尾以外はしっかり隠れているようだ。

艦載基数はゲルマンに及ばないものの、砲撃、雷撃では圧倒的であり、速度も速かった。

・・・タイミングよく実験台が現れることになる。

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