◯◯な原子力空母・・・ゲルマン   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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第25話

タイにて補給を終えた私達はレベリングをしながら北上した。

途中で元上海だった場所を仮拠点とし、空母ヲ級狩りをしていた。

 

「思ったよりも酷いですね・・・。」

 

「国際都市だった上海がこの有り様とは・・・。」

メッサーシュミットはそう呟いた。

 

「中華人民共和国は内地にて壮絶な内ゲバ中・・・核を多用して戦線を維持しているソ連とは同じ社会主義国家でもこうも違いますか。」

 

「所詮は中華思想という近代には似つかわしくない基盤に共産主義という歪んだパッチを当てたに過ぎない。毛沢東は大量の血で歪んだパッチを無理矢理補正して嵌め込んだ。しかし、中にあった物はなにも変わらない。結果として補正していた人物が死に、統率がとれなくなればこのようになるのが中華の定めなのかもしれませんね。」

 

「・・・ナチズムも似たような物ですか。」

 

「否定はしませんよ。・・・国民性に合った政治形態が最終的に絶頂期を向かえさせるものです。・・・さて、メッサーシュミット、時間です。神国と言われ、戦争した国は100年以内に消滅させる奇跡の国に向かいましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「司令!!未確認船レーダーに反応!!国籍不明!!」

 

「なに?」

 

「34ノットで北上中!!まもなく帝国の第一防衛ラインに侵入します!!」

 

「はぐれか?・・・味方なら事前に通告があるはず・・・敵の可能性も考慮し、伊168を出せ。敵ならば攻撃せよと。」

 

「了解しました。すぐに伊168を出撃させます。」

 

 

 

 

 

 

 

「もう、敵だったら許さないんだから!!」

伊168ことイムヤは深夜に叩き起こされて機嫌が悪かった。

バルチック艦隊のコースで日本海に入ろうとしている船を偵察し、敵なら沈めるのが任務であった。

イムヤのレベルは67とそこそこあり、佐世保鎮守府にいる潜水艦では一番レベルが高かった。

 

「・・・モーター音探知。潜望鏡深度まで浮上します。」

 

鎮守府に打電するとそのまま浮上し、ゲルマンの乗る輸送船を見る。

 

 

 

 

 

 

「潜水艦か、どうする?デーニッツ提督?」

 

「ゲルマンがヘルトとつケたのダカラヘルトと呼んでくさだサイよ。・・・私なら国際モールスを打電して敵でないコトを伝えマす。」

 

「確かにそれもいいですが、ありきたりすぎませんか?」

 

「カトイッテ魚雷をぶちコム訳にもいきマセんよ。」

 

「・・・こうしましょう。」

私は輸送船から飛び降り、水面を滑るように移動し始める。

 

 

 

 

「・・・高速で接近する物体!!急速潜航!!」

 

「・・・ここですかね?」

 

ゲルマンはゆっくりと網を降ろしていく。

 

「あ、網?」

 

「ホイ!!」

 

ザパン

 

「潜水艦ちゃん。潜水艦ならもっと沈まないと。」

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