◯◯な原子力空母・・・ゲルマン 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
妖精と呼ばれる存在は色々な種類ある。
ただし性格はだいたい3つに分けられると本には書かれていた。
好奇心旺盛、勤勉で寡黙、働き者の3種類である。
・・・では4つめがあるとしたら・・・いや、あるのだろう。
私は怠け者であると思う。
「フヒヒヒ・・・ゲホゲホ。」
肥満体型で現実から目をそらしているとしか思えない妖精の行動は私も暴力に完全に負けて、薬漬けにされていたらこうなっていたのだろう。
私はこの妖精のポケットから取り出す棒を全て捨て、縄で腰辺りをぐるぐる巻きにして吊るした。
「おくちゅり!!おくちゅりがほしいの!!ゲホゲホ。」
完全に薬中であるが、薬を抜くことから始めた。
数日後に新しい妖精が届けられた。
片足がない妖精だ。
「獲物をください!!まだわたしは戦えます。」
目をギラギラ光らしているがその獲物がないと言うと
「・・・ないのぉ・・・。」
どこから引っ張りだしたかわからないが布切れをかけて寝てしまった。
・・・やはり裏ルートからでは限界があることを痛感した。
だけど現状でこれ以上金をつぎ込める訳でもなく、情報と引き換えに問題のあるが比較的ましな妖精が届けられることを待つのだった。
数週間が経った。
私はドイツ人トレーラーとコレクターがとあるものを購入するための通訳として来ていた時のことだ。
それは妖精が作ったと言っているメッサーシュミットBf110とこの世界では呼ばれる機体で私も一度だけ搭載したことがあった。
「おい!!どういうことだ!!私はこれではなく別の機体を注文したはずだぞ!!」
「と言われましてもお客さまはこちらと・・・。」
「資料を見ろ!!ほら!!」
確かに別の機体であった。
写真では似ているところがあったが・・・。
「す、すみません!!」
「こいつを叩き出せ!!」
トレーラーは部屋から叩き出された。
「すまなかったなエバさん、怒鳴り付けるようなことをして。」
「誰だって期待していたことを裏切られれば怒りますよ。私は気にしてません。」
「そうかい。またよろしく頼むよ。」
「はい。またよろしくお願いします。」
私はコレクターの屋敷を出たら落ち込んでいるトレーラーがいた。
「こいつをどうしようか・・・。」
「すみません。」
「は、はい!!あ、さっきの・・・。」
「エバです。その機体を買わせてもらえませんか?」
「た、助かります!!8割りにしときます。」
「では代金はこれで。」
「・・・はい。確かに!!ありがとうございます。」
私は小さなメッサーシュミットBf110を手に入れた。