◯◯な原子力空母・・・ゲルマン 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
・・・でコレクターが帰った後、部屋には私とバックから出てきた薬中妖精と片足の妖精、さらに部屋の持ち主である頑固な妖精である。
「・・・ねぇ。何でジェット機をあなたは作った?」
ビクッと妖精は驚いた様な顔をしてこちらを向いた。
「・・・レシプロで時代は止まってしまっている。・・・第二次世界大戦の終盤にあったジェットはレシプロに負けてしまっている。・・・私は元々ソ連海軍基地所属だ。・・・祖国はロケット兵器とレシプロ機しか使おうとしない。・・・それではダメなんだ。この世界の戦争に勝つためには。」
「・・・。」
私はリュックから甲板とタンク、腰に箱を取り付けた。
「大ドイツ共和国所属ゲルマン級原子力超大型航空空母一番艦ゲルマン・・・ジェット機を運用できる空母だ。」
「・・・なに。」
「最大速度38ノット、搭載限界ジェット機数78機(対潜水艦ヘリ8機さらに搭載可)。」
「・・・また海に行けと?」
「・・・イラクだ。私の拠点は。」
「・・・内陸だな。」
「・・・思ったんだがなぜ技術者が海軍基地にいるのだ?深海棲艦・・・か?それが攻撃してくるのでは?」
「・・・そうだ。私もそう思う。なぜ攻撃を受ける近くに私が行かなくてはいけない!!私は技術者だ!!整備員じゃない!!」
「・・・明後日もう一度来る。その時に私と来るかここに残るか決めてくれ。」
私と妖精2体はこの部屋から出ていった。
「大ドイツ・・・か。」
この妖精の前世はウィリー・メッサーシュミットと呼ばれていた。
「死んだと思ったら妖精となりソ連にいたからな。・・・見た感じドイツ人だし、ドイツの艦娘を名乗るのだからそれなりに強いだろう。・・・何より横にいたあいつらはルーデルとゲーリングだな。ゲーリングは死んでもまだ薬に漬かってたか。・・・だが薬も抜けてきて痩せているが思考がしっかりとしてきたようだ。・・・ついていくか。」
メッサーシュミットはついていくことにした。
2日後の4月24日
給料3ヵ月分を払って裏ルートで車を購入した。
・・・軍用トラックを色々と改造した感じなのはご愛嬌。
頑固な妖精の返事を聞いてそのまま必要な資材を買い出しに行った。
頑固な妖精が私に頼んでくるのは鉄屑だとか壊れた時計等のガラクタだったのでゴミがトラックの荷台に積み上がった。
そんなこんなでさらに2日が経過した。
トラックの中で私は寝ていたが妖精達は私の腰辺りにある箱の中で何かをしているらしい。
すると頭にアラーム音が聞こえてきた。
『レベルSevenレベルSeven・・・核爆発を確認。放射能レベルSeven・・・シェルターを起動・・・半核物質を放射開始・・・』
私の周りをうっすらと赤色の光が包んだ。