私立グリモワール魔法学園~命懸けの波紋疾走~   作:カミスケ

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遅くなってごめんなさい、雪に遊ばれてました
雪かき大変です………
でも負けない、俺は絶対に雪なんかに負けない、なので応援よろしく!
では始まります。


第14話

第14話 こう見えて顔の広い男

 

ジョエルが登校していると、フラフラと飛び回る兎ノ助がいた

 

ジョエル「どうした?落ち着きがないな」

 

兎ノ助「ん?、ああ…実は今日転校生が来る予定でな」

 

ジョエル「転校生?、また来るのか?」

 

兎ノ助「そうだ、その転校生がそろそろ来ると思うんだけど遅くてさ…」

 

ジョエル「来るんだろ?、そわそわしなくても問題ないだろう?

で、その転校生とは誰だ?、男か?」

 

兎ノ助「そこは女を想像しないんだな…その通り、男だ

聞いて驚くなよ?、なんとあの始祖十家の我妻、その長男が来るんだ!」

 

ジョエル「…始祖十家…我妻の長男……!!

まさかそいつ、我妻浅梨じゃないか!?」

 

兎ノ助「え?あ、うん…よくわかったな…」

 

ジョエル「そうか、あいつが来るのか…懐かしいな…10年ぶりか……

あの時はまだ3歳だったからな…、会うのが楽しみだ…」

 

兎ノ助「…あいつ?、なんか知り合いみたいないい方だな」

 

ジョエル「一応、知り合いだが…」

 

兎ノ助「…………え?、そうなの?」

 

ジョエル「俺の父さんがヒーローだったときに、アメリカのヒーローが集まるパーティーがあってな

その時に梅さんと浅梨がゲストとして呼ばれたんだ

年が一番近いこともあって何度か遊んだんだよ」

 

兎ノ助「ってことはあの我妻梅とも!?」

 

ジョエル「ああ、ジェイソンさんが梅さんと仲いいからな」

 

兎ノ助「……ジェイソンってあのコズミックシューターの…名前で……」

 

ジョエル「おっと、そろそろ行かないと…じゃあな兎ノ助、浅梨に会ったら俺もいると伝えておいてくれ

まあ、覚えているかは分からないがな」

 

兎ノ助「あ、はい…」

 

ジョエルが歩き去ると、兎ノ助はその後ろ姿を見ながら

 

兎ノ助「………え?、あいつホントに何者なんだ!?」

 

ジョエルが校舎に向かうと途中で同じクラスの瑠璃川秋穂が誰かに組みつかれていた

ジョエルは知っていた、この学園の暗黙のルールを……

 

ジョエル(ルールの1つ…男子は軽率にあの子に話しかけるな…

さもなければ、姉の瑠璃川春乃に潰される……

ん?、瑠璃川がこっちに来るな…)

 

春乃から逃げ、ジョエルの近くに走ってくる

 

秋穂「はぁ、もうお姉ちゃんったら、好きなのはわかるけど恥ずかしいよぉ」

 

ジョエル「瑠璃川、大丈夫だったか?」

 

秋穂「あ、先輩、おはようございます。」

 

ジョエル「ああ、おはよう、毎日大変だな」

 

秋穂「あはは、たまにおもちゃにされてるんじゃと思っちゃいますけど

お姉ちゃんが私の事が大好きだと分かってますので」

 

ジョエル「そうだな、家族は大切にな」

 

秋穂「はい、あ…早く行かないと授業遅れちゃいますね

行きましょうか、先輩」

 

ジョエル「だな、早く行こう」

 

教室に入り、授業を受ける。昼休みに図書館に行くと、同じクラスの霧塚萌木といつも萌木と一緒にいる与那嶺里菜が勉強をしていた

 

ジョエル「…霧塚、いまは大丈夫か?」

 

萌木はジョエルの方を振り向き、カウンターに向かう

 

萌木「あ、はい。こんにちは空条さん、今日は何を借りますか?」

 

ジョエル「そうだな…魔法発動の基礎の本を借りたい」

 

萌木「分かりました。ちょっと待ってくださいね」

 

そう言うと萌木は本を取りに向かう

里菜は頭を抱えながら、教科書を眺めている

 

ジョエル「どうしたんだ?、また補習か?」

 

里菜「あ、ジョジョ!、そうなのだ…リナには難しいのだ

ジョジョは補習はないのか?」

 

ジョエル「あれくらいなら1時間で済む

基本はある程度は知ってたからな」

 

里菜「リナには全然分からないのだ…」

 

ジョエル「…念のため、俺も聞いておくか」

 

萌木「お待たせしました。こちらです。」

 

里菜「萌木、ちょうどいいのだ、ジョジョも聞いていくのだ!」

 

萌木「え!?、でも空条さん忙しいだろうし…」

 

ジョエル「構わない、俺も一度基本を洗い直したい。」

 

萌木「うん…それじゃあ、まず魔法は魔力を魔力腺に通して命令式を魔力に植え込んで発動させるの

人にはそれぞれ相性があって、得意な属性と苦手な属性がある」

 

里菜「それなら知ってるのだ、苦手な魔法は魔力がすぐ無くなるのだ」

 

萌木「うん…そうだね、皆得意不得意があるから

気を付けてね…」

 

ジョエル(俺の場合、具現化魔法と強化魔法以外は全く使えない…

だが残された二つも使えない……ならどうやって魔法を扱えば…)

 

萌木「空条さん?」

 

ジョエル「…すまない、俺はそろそろ行く」

 

里菜「え~、まだ始まったばかりなのだ」

 

萌木「空条さんも忙しいから、それじゃあまた授業で」

 

ジョエル「ああ、それじゃあ」

 

ジョエルは廊下を歩いていると、後ろから気配を感じ取り、振り返るとそこに絢香が手招きしていた

ついていくと、屋上に連れ出され、真剣な顔でジョエルに迫ってくる

 

ジョエル「…何の用だ?」

 

絢香「一応、あなたの事を監視していたからとりあえずは信じるわ」

 

ジョエル「ああ…だから前から気配があったのか…」

 

絢香「ええ、だけどもし言ったら怖いお兄さん達があんたと言った相手を……アレするから」

 

ジョエル「……アレ?」

 

絢香「わからない?、アレよアレ…まあいいわ

とにかく言わないでよね、アイドルの裏の顔なんて格好のゴシップだわ」

 

ジョエル「心配するな、俺は秘密を言いふらす趣味は持ってない

あ、そうだ、1つ…頼まれてもいいか?」

 

絢香「…?、何?」

 

ジョエル「実は俺の友人がお前のサインが欲しくてな…サインをくれないか?」

 

絢香「あ~…悪いけどそれは無理、そういうのはサイン会とかじゃないと…」

 

ジョエル「…そうだな、無理な頼みをしてすまない」

 

ジョエル(あの二人には悪いが…無理強いはできないな…)

 

絢香「あなたの友達二人には悪いけど、諦めて、私のサイン会に来てと言っといて」

 

ジョエル「ああ…分かった……ん?、なあ皇」

 

絢香「何?」

 

ジョエル「俺いつ友達が二人と言ったか?」

 

絢香「え……あ…!!」

 

ジョエル「友達がサインをほしいと言ったが二人いるとは俺は言ってないぞ?」

 

絢香があたふたしていると、一人の男子が入ってくる

絢香は人前の声になり

 

男子「あ、皇さん、ここで何を…?」

 

絢香「わ、私は偶然会ったお友だちとお話ししてただけだよ、そうだよね!?空条君!?」

 

ジョエル「…え?、俺はお前に呼び出───」

 

その時、ジョエルの足(小指)が絢香の足によって踏まれる

タンスの角に小指で踏まれるほどの痛みがジョエルを襲う

 

ジョエル「い!?」

 

絢香「いい?あなたはただ頷けばいいの、いいわね?」

 

男子「…友達?」

 

ジョエル「……アア、ソウダ…タダノトモダチダ……」

 

絢香「そ、そうだよね!だから何もないの!」

 

男子「…そう…そ、それじゃあまた」

 

絢香「うん、また明日ね~」

 

男子「…なんであんな奴と…」

 

ジョエル「どうした?」

 

男子「なんでもない」

 

男子はそのまま立ち去り、二人だけになる

絢香はジョエルに疑問を感じ

 

絢香「ねぇ、あなたって男子に嫌われてるの?」

 

ジョエル「…え…そうなのか!?」

 

絢香「だって、あなたを見る顔が険しかったわよ?」

 

ジョエル「………まあ、いつものことだな、挨拶をしても中々返事をしてくれないからな」

 

絢香「ふーん、まああなたはいつも女の子と一緒にいるからやきもちを妬いているんじゃないかしら?」

 

そう言うと絢香は降りていく、ジョエルは噴水前まで歩き、ベンチに座る

ジョエルはなぜ男子に嫌われてるのか考え出す

 

ジョエル(なんで俺は男子と仲が悪いんだ?

小学校からそうだよな…高校でも英次と尾郎以外の男子とはあまり話さなかったな

何がいけないのだろうか……)

 

ジョエルが考えていると、後ろから気配を感じ取り、振り返る

 

「ダーリン、今大丈夫なん?」

 

そこには香ノ葉がニコニコしながら歩み寄っていた

 

ジョエル「ああ…大丈夫だ、何か用か?」

 

香ノ葉「昨日誘ったお茶のことなんよ、今日は大丈夫かなって思ってな」

 

ジョエル「そう…だな、お願いできるか?」

 

香ノ葉「もちろんなんよ!、ウチがおいしいお茶をたててあげるんよ」

 

ジョエルは香ノ葉についていき、茶道部の部室に行く

香ノ葉はお茶をたて、ジョエルにご馳走する

 

ジョエル「…うまいな…程よい苦味がまたうまさを引き立ててるな」

 

香ノ葉「そやろそやろ!、ダーリンの為に愛を込めてたてたお茶なんよ」

 

ジョエル「…なあ、さっきからダーリンとはどういう意味だ?」

 

香ノ葉「え…それ、聞くん?」

 

ジョエル(俺は白藤とそういう関係になった覚えはない

かといってそこまでの関係じゃないだろう…だとすると、俗に言うあだ名のようなものか?

最近の女子高生はそういう事を言うらしいからな…)

 

香ノ葉「ダーリン?、どないしたん?」

 

ジョエル「いや、なんでもない、好きに呼んでくれ」

 

香ノ葉「ホンマ!?、それじゃあダーリン、ウチと……」

 

その時襖が開き、同じクラスの冷泉葵とサンフラワーの越水ソフィアが入ってくる

 

ソフィア「オオ!ハロー空条さん!」

 

葵「ようこそ、茶道部へ」

 

ジョエル「ああ…お邪魔している、勝手に上がり込んですまないな」

 

葵「いいのですよ。いつでも歓迎いたします。」

 

ソフィア「そうです!、いつでもウェルカムデース」

 

しばらく、お茶を楽しんだあと、茶道部と別れて

寮に帰る、ジョエルは萌木から借りた本を読んでいく

しかし、それでも自分が魔法を扱う方法を見つける糸口は見つからなかった

 

ジョエル「…駄目か、基本を見直しても駄目となると……

諦めるしかないのか……」

 

絶対に何かあるはずだ、何か…手が……

眠くなったジョエルはベッドに横たわり、眠りについた

 

───────────────────────────────

 

翌日、ジョエルは校門前に立ち、ある人物を待っていた

そう…あの始祖十家の我妻浅梨だ

ジョエルは兎ノ助に頼まれ、浅梨を案内することになった

 

ジョエル「…遅いな……確か我妻って風飛の外れに家があるはず、だとすると…

2,3時間でこれるはずなんだが…」

 

「あの~、ここはグリモアですよね?」

 

ジョエルが見てみるとそこには青い髪のショートヘア、白い頭巾をつけた少女が話しかける

 

ジョエル「ああ、あんたは…見慣れないな」

 

浅梨「はい、私…我妻の浅梨です。よろしくお願いします。」

 

ジョエル「…………今…なんて?」

 

浅梨「はい、我妻浅梨です。」

 

ジョエル「……お前が?、浅梨…始祖十家の我妻の長男?」

 

浅梨「はい、そうですよ」

 

ジョエル「………え~!?」

 

浅梨「何を驚いているんですか?」

 

ジョエル「いや、だって…なんで女装…なんでもない…」

 

浅梨「…………」

 

ジョエル「…覚えてはいないか?、一応、会っているんだが…」

 

浅梨「…もしかして…ジョエルさん!?」

 

ジョエル「覚えていてくれたか、久しぶりだな…浅梨…」

 

浅梨「本当にジョエルさんですよね!?」

 

そう言うと浅梨はジョエルに抱きついた、ジョエルは笑いながら浅梨の背中を軽く叩いて再会を喜んだ

ジョエルは浅梨を職員室に案内する

 

ジョエル「あれから10年か、思えば長い間会ってなかったな」

 

浅梨「そうですね、アメリカのパーティーで会って、一緒に遊んで

お姉ちゃんと一回エジプトに行きましたよね?」

 

ジョエル「…あの時は本当に死ぬかと思ったぞ…気が付いたら病室で寝てて、母さんが大激怒

あれからだっけ、あんまり会えなくなってしまったのは…」

 

浅梨「…寂しかったです。ジョエルさんとお別れしちゃって」

 

ジョエル「まあ、これからはまた同じ学園だ、いつでも会えるぞ?

今度街にでも行こう。入学祝に何か奢ろう」

 

浅梨「本当ですか!?ありがとうございます!

……ジョエルさんと二人っきりで……」

 

ジョエル「…ん?どうした?」

 

浅梨「なんでもないです♪」

 

ジョエル「………?」

 

職員室に着き、手続きを済ませる。

浅梨のクラスはジョエルと同じリリィであった

自己紹介等も終わり、女子たちは浅梨を囲んで質問攻めをする

遠目で男子たちはヒソヒソと浅梨のかわいい所を注視している

 

ジョエル(…すっかり人気者だな。これで少しは落ち着いた生活ができるだろう…)

 

するとそこに浅梨が現れる、ジョエルは不思議そうに浅梨を見ながら

 

ジョエル「……どうした?」

 

浅梨「みなさん、ジョエルさんの事を先輩って呼んでますよね?

だから私もそれに習おうと思いまして」

 

ジョエル「呼び方は好きにしていいんだぞ?気にすることじゃない」

 

浅梨「ではやっぱり先輩って呼びますね、私…パーティーの時、先輩に会ってから

すごく楽しくて、ずっと一緒にいられればなって思ってました。」

 

その会話を聞いているようで、一瞬…周囲は固まり出す

 

浅梨「先輩、これからもよろしくお願いしますね!」

 

ジョエル「ああ、よろしく頼む、浅梨」

 

全員(あれ……知りあい…?しかもあんなに親しそうに

ジョエルも名前で呼んでるし…もしかしてジョエル…実は凄い人じゃ…)

 

浅梨とジョエルが楽しそうに会話をするなか、周囲はジョエルの交友関係について推理の嵐が吹き荒れた……to

 

 

be continued……




遅れてごめんなさい、いろいろゴタゴタしました。
これからも遅れてしまいますが、よろしくお願いします。
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