お仕事大変……では、どうぞ!
第19話
第19話 レット・イット・ビー
ジョエルが学園に着くとそこには結希と見知らぬ女子生徒がいた
赤のストレートヘア、制服の上に白衣を着せ、背中には2本のロボットアームがある機械をつけている
結希がこちらに気付くと近付いてくる
結希「空条君、ちょうどいいわ。
クエストに付き合ってもらえる?」
ジョエル「構わない、どんなものだ?」
結希「ある場所の討伐よ。出発する前に紹介するわ」
そう言うと赤い髪の少女はジョエルの前に立ち自己紹介を始める
天「私は如月天、今回のクエストで一緒になるわ。
噂は聞いてるわよ、アンタ…魔力量がハンパないんだって」
ジョエル「その代わり魔法は使えないがな、よろしく頼む」
(おもっそぉーな機械だな、倒れんじゃねぇ?)
ジョエル「…?、宍戸、なにも言ってないよな?」
天「アンタから聞こえた気がするけど?」
ジョエル「いや、俺は何も…」
結希「…とにかく行きましょう、天…分かっているとは思うけど戦闘には参加しないで」
天「アンタに指図される筋合いはないわ!
私は私でデータを取るんだから!」
そう言ってすたすたと歩き出す
結希「空条君、彼女が魔法を使おうとしたら止めてちょうだい」
ジョエル「何故だ?、魔法使いなら使ってもいいだろう?」
結希「天は正確には魔法使いではないわ」
ジョエル「…なに?、どういうことだ?」
結希「彼女の研究によって一般人でも魔法を使える試作機が作られた
けれど、1つの欠点がある、それは強い負荷に襲われること
魔法使いは覚醒して肉体が強化されるのは知っているわね?」
ジョエル「ああ、魔力腺が活性化して魔法の反動に耐えるため、だったな
ということは、まだその反動を抑える機構が作られてないのか?」
結希「ええ、だから極力魔法を使わせない方がいい
けれど彼女が聞くわけがない。」
ジョエル「わかった、注意しておく」
結希「ありがとう、では行きましょう。」
目的地に着き、頑丈な金属製のゲートを開くとそこには
円筒型の水槽などが置かれているのが見える
今回のクエストに参加したのは、料理部のましろ、明鈴 、小蓮
天文部の梓、心、風紀委員の風子、そして天と結希とジョエルだった
天の戦闘服は黄緑のペイントが入った白衣、
手には大きな銃がある。
ジョエル「ん?雪白、里中と相馬は来なかったのか?」
ましろ「はい、レナさん…すごく嫌がってましたよ」
明鈴「凄かったアル、木にかじりついて動かなかったのだ!」
小蓮「科研と聞いた瞬間すごく怯えていたネ
ただ事じゃないヨ」
ジョエル「確かここに来る前は科研にいたと言っていたな
……大体は予想がつくが…」
小蓮「ワタシ、科研は嫌いヨ!」
明鈴「ボクも嫌いなのだ!
科研のせいで、花梨が作るお弁当少ないのだ!」
ジョエル「…それは関係ないと思うが…」
(ただの食いしん坊ってだけじゃねぇか?)
ましろ「空条さん、何かおっしゃいました?」
ジョエル「いや、俺は何も言ってない」
小蓮「嘘はダメネ!ハッキリ聞こえたヨ」
明鈴「ボクは食いしん坊じゃないアル!
お腹空くと動けないだけなのだ!」
ジョエル「だから俺は何も言ってないって!」
ジョエル(確かに声は聞こえる。
俺の後ろ、だが気配はない。
かといって40m以上離れれば大きな声を出さなくてはならない
もうとっくに居所はわかるはず、一体なにが…)
ジョエル達は奥へと進んでいく、電気は生きているようで、暗闇を照らしてはいるが
蛍光灯が所々割れており、少し暗い
その時、魔物の気配を37m奥から感じる。
振り返るとそこには、犬のような魔物が見えた
だがその魔物の背中にはアーム付きのパラボラアンテナのレーダー、ミサイルが積まれていた。
ジョエル「なんだあれは!?」
天「あれはポチよ」
後ろから、天が近寄って構える。
ジョエル「…話は後だ、俺がやる、見ていてくれ」
そういい波紋メタルを引き抜いた
天は不機嫌そうに言い返す
天「結希になんて言われたか知らないけど
これは私の研究よ!邪魔だけは許さないわ!」
ジョエルは一足先に魔物に近づく、ポチはミサイルを撃とうと構えるが、ポチの首に鞭状になった波紋メタルを巻き付けられる
波紋を流すと、ポチの首は溶けるように切れ、霧散する
ジョエル「…何故魔物に人間の兵器が…?」
天「ポチ、Prototype Of Treasonable Impelement
反攻兵器試作品」
ジョエル「…無理に英字をつけておかしくなってないか?」
天「まあね、科研の連中が魔物を味方につけようと
兵器を積んで洗脳しようとしたけど…見ての通り」
ジョエル「失敗したんだな」
天「それどころか、武器を積むだけ積んで洗脳は放置
科学者の恥よ、あんなのを隠してたんだから」
ジョエル「何も分からずに使おうとしたんだな…」
天「早く行くわよ、グズグズしてるとまた魔物が…」
その時、大きな爆発音が聞こえる、暫くすれば梓が駆け寄ってくる。
天「え!?、何!?」
梓「先輩、この先は片付けておいたんでもう平気ッス」
ジョエル「ああ、分かった」
結希がデバイス等を確認しながら話しかけてくる
結希「服部さん、この辺りに端末はなかった?」
梓「それらしいものなら奥にありました。」
天「ちょっと!何なのよさっきのは!」
梓「あ、魔法使いじゃない転校生ですね?
服部梓ッス、ご用向きの際はよろしくッス」
天「忍者!?、何でそんな非常識なものが…」
ジョエル「俺も初めて見たときは驚いた
実在したとはな」
結希「忍術でも見せてもらったら?」
天「科学者のアンタまで何を!?」
梓「いや、忍者は元祖科学者みたいなもんッスよ?
火遁の術も解明してみれば化学変化の応用ッスから」
ジョエル「あと大きなカエルを召喚したりすることも出来るんだよな?」
梓「…先輩、アニメの見すぎッスよ…」
結希「空条君、この先に端末があるはず
そこが目的地よ」
ジョエル「ああ、了解だ」
ジョエル、結希、天は辺りを見ていると風子がいることに気付く
風子もそれに気付くと近付く
ジョエル「お前も来ていたんだな、水無月」
風子「はい、科研からの依頼のくせに
生徒会も精鋭部隊も動かねぇのは不自然ですからね」
ジョエル「無理はするな、確かクエストはあまり出ていなかったはずだろう?」
風子「ええ、入学後すぐに風紀委員長になってクエスト免除で出ていないから
ちっとキツイですね、いやぁろーたいには堪えますよ」
天「…く…」
結希「科研の人達は現場をよく把握していない。
彼らが思っているより人間は賢い…
目的を話した方がいいわ。」
ジョエル「ん?、目的は魔物の討伐だろ?
それとも、別の目的が?」
風子「ウチは学園の風紀を守るとゆー目的があります。
風紀は安全が出来て初めて守られるんで
ウチに内緒で好き勝手できるとは思わねーことです。」
天「…分かったわよ、口外無用よ。
年内には動かないと思うけど、霧の護り手が動くかもしれないわ。」
ジョエル「霧の護り手だと?」
風子「意外なもんが出てきましたね。
それと科研に何の関係が…」
風子「まさか…ここの電気が生きているのは…」
天「…そうよ、科研はこの研究所を封印したまま放置した。
自分等の愚かな所業から目を背けるように!
だから霧の護り手がここを利用していたことにも気づかなかった!」
ジョエル「だがどうやって主なメンバーが一般人なのに霧の護り手が魔物の巣窟に…」
結希「かつて科研はポチから身を守るためにレジストフィールドを作った
私たちの制服と同じ素材、ミストファイバーを使って
幼体の魔物程度なら攻撃をシャットアウト出来る」
風子「あれは希少性が高く加工がむつかしー素材ですよ?
そんなもんテロリストなんかが手に入れられるわけねーじゃねーですか」
天「裏切り者がいるのよ!JGJか科研かどこかにね!
私の役目はその痕跡を見つけることよ。」
風子「確かに使用された形跡がありましたが…
霧の護り手が使っていたなんて、科研がそれを隠していたっつーんでしたらブチキレますよ。
そんなの学園に何かするに決まってんじゃありませんか!」
天「7次侵攻で封印が破られた
進撃を止めてでもね、破られなかったら最悪の時まで気づけなかったわ」
ジョエル「…だが一体…?あれは……」
そこには8個の死体袋が置かれていた
中身が入っていて、少し臭っていた。
風子「なんですこれは…」
ジョエル「分からん、だが…ひどい臭いだ…」
結希「…魔物に殺された人間…?」
天「だったら埋葬されるはずよ、こんな臭い堪えられないじゃない」
ジョエルは合掌し、死体袋をあける
そこには苦痛に歪んだ顔が出てくる。
ジョエル「ぐ…まずい…」
ジョエルは鼻を抑えながら後ずさる
天「ちょっと!閉めなさいよ!」
結希「…空条君、今は遺体を気にしている時間はないわ
先に行きましょう。」
ジョエル「ああ…」
ジョエルは息を止めながら死体袋を閉める
更に進んでいくと、大型のコンソールが見える
結希と天、心が見ていると数体の魔物が迫ってくる。
結希はボール型の魔導機器で応戦するが、掻い潜って距離を詰めてくる。
天「ああもう!、こいつでやるわ!」
天は大型の銃を構え、1体の魔物に向けて攻撃する。
ビームのような一閃の光りが魔物を貫き霧散させる。
その時、天は苦しむように、しゃがみこむ
天「…ぐぅ!」
ジョエル「如月!?」
魔物の背中の3発のミサイルが撃ち出され、如月に目掛けて向かっていく
ジョエルはシャボン液を手に垂らし波紋を流す
ジョエル「波紋、シャボンランチャー!」
合掌し、開いたそばから泡の膜が現れ
波紋の纏ったシャボン玉が出てくる
それはミサイルに飛んでいき、ミサイルを爆発させる。
だが、爆風によってシャボン玉が散っていき、その隙間から一発のミサイルが向かってくる。
ジョエル「しまった…!、強腕で…」
「レット・イット・ビー!」
その瞬間、波紋メタルがジョエルの背中から離れ
棒状の波紋メタルが膜のように広がり始める
広げ終わると針のようなモノが伸びミサイルを貫いた
爆風が起こるが、膜によって防がれる。
ジョエル「こ、これは…!」
「喋ってる暇はねぇぜ!、来るぞボウズ!」
膜がなくなると、魔物が迫ってくるのが見える。
棒状の波紋メタルに戻ると波紋メタルが光ると共に話し掛けれる
「オイラを投げな!」
ジョエルは言う通りに、波紋メタルを投げると
波紋メタルが徐々に形を変える。
小人のような人型、尻尾があり、先には針がある。
波紋メタルは手のひらから針が飛び出し
魔物の眉間を貫いた。
魔物は倒れ霧になる、ジョエルは警戒しながら近づく
ジョエル「お前は…何者だ?」
レット「オイラはレット・イット・ビー!
気軽にレットでいいぜ!
しかしおめぇおもしれぇなぁ、魔力吸っても吸っても尽きねぇんだからよ!」
ジョエル「…詳しい話は後で聞こう。
宍戸、如月は?」
天「大丈夫よこれくらい…で?、既に壊されてる
端末はどうしたものか…」
結希「…双美心、お願いできる?」
そういうと心は端末に近付き作業しながら返事をする
心「は、はい、すみません!サルベージをしますのでお待ちください!」
天「なによ、まさか修理できるの!?
無理でしょ、完全に破壊されてるのよ!」
結希「双美心の魔法はケーブルを繋げばあらゆる物理的、セキュリティ制約を無視することが出来る…はず。
もしくは成長途中、それが彼女の得意とする魔法
だけど立華卯衣の内部情報だけは見ることができない
原因も不明」
天「そんなの論理的じゃないわ!」
結希「違うわ。人類の科学力がその論理に追い付いていないだけ
【魔法は科学】なんでしょ?」
天「…ぐ…ぐぐ…」
心「で、出来ました、あ、あの…これ多分外に出たらまずいモノでは…」
結希「中身は?」
心「魔物の洗脳方法、そして洗脳の理論を更新したものが」
天「私が預かるわ、これがうまく行くとは思わないけど」
結希「…天。わかっているとは思うけど」
天「分かってるわ、科研の人達には
【破壊されてたからデータの復旧は無理でした】でしょ!
こんなものを連中に渡したらどんなことに利用されるかわかったもんじゃないわ!」
天「じゃあ討伐も終わったしさっさと帰るわよ!」
そう言い天はすたすたと歩いていく
ジョエル「双美、どうしたんだ?」
心「え!?いえすみません!」
ジョエル「すぐに謝るな、南条もよくいっているぞ
それで、何か気になることが?」
心「はい、これが」
ジョエル「…選別の…結果?」
ジョエルは心のパソコンを覗くと
そこには10人の名簿のファイルだった
10人のうち8人が死亡している。
生存しているのが2名だけだと書いてある。
ジョエル「これは一体……」
「随分とグロッちーことやってんのな」
心「え!?」
ジョエルの横からレットが出てくる
心はその姿に驚き目を見開き見ている
レット「どしたん、もしかしてオイラに一目惚れ!?」
心はすぐさま土下座をし
心「ごめんなさいごめんなさい!興味だけで見てしまってごめんなさい~!!」
ジョエル「謝らなくても問題はない、で?
お前は何者なんだよ」
レット「オイラはスタンドだよ、見ればわかるだろ?」
ジョエル「…スタンド?」
レット「知らねーの?おめえさん波紋使いだろ?」
ジョエル「…知らない」
レット「マジか~」
学園に戻ると、小人の姿で歩き回る、だがその時突然棒の状態に戻りカランと音をたて倒れる
ジョエル「おい!?どうした!?」
レット「わりぃけど…魔力くれねぇ?」
ジョエル「まさか…魔力で動いてるのか?」
レット「おめえさんが波紋で形を変えさせられるのはいいんだが自力で動くときは何故か魔力が必要なんだよ
触るだけでいいから、な?」
ジョエルはレットに触れると魔力を吸いとられる感覚を覚える
だがその量は10倍ほどの魔力だった
レット「ぷっはぁ~、生き返るぜぇ!」
ジョエル「お前の魔力貯蔵量はどのくらいなんだ?
今、5人分を遥かに超えていたぞ」
レット「オイラは50人分は入るぜ
5人分はあくまで魔法攻撃をするのに必要な魔力量だ
50人分はないと1分も持たねえや」
ジョエル「…スタンドって言っていたな?
それは一体なんなんだ?」
レット「スタンドってゆーのはよ、精神エネルギーの具象化っつーものなんだけどよ
誰でも出来るってもんじゃないんだ、ある程度心が強くなきゃ
スタンドが暴走して死んじまうんだ。
オイラはそれを判別してよしとなりゃこいつを当てるんだ」
そう言うとレットの胸の部分が開き、一つの小石が現れる
ジョエル「それは…石か?」
レット「ただの石じゃないんだぜ?
こいつは【天からの贈り物】なんだぜ?」
ジョエル「…どういうことだ?天?」
レット「降ってきたんだよ、でっかいのがな
んで、何を思ったのか老人達がそれを持ち帰れって言うもんだから
海を渡り、砂漠を越えて来たんだが、何故か砂漠で何人もの仲間が死んでよ
54人が残ったのはたったの12人だ。
しかも、どこにあるのかも分からん、奇跡的にこいつの5倍のでかさの石を見つけて帰ってきたのさ」
ジョエル(チベットからここまで?)
レット「そして、なんとこの石にはスタンドを引き出させる力があったわけで
12人の仲間がスタンド能力を身に付けたんだ」
ジョエル「…ところでおまえは人間…じゃないよな?」
レット「よくぞ聞いてくれた!実は俺人間なんだよなぁ」
ジョエル「何!?」
レット「あれはよ、え~と、今は…」
ジョエル「今は2014年だ」
レット「そぉかそぉか、んじゃあ…順を追って話すな
となると…あのとき現れたのは…」
なにやら計算しているようで、暫くすると終えたのか話し出す
レット「そんじゃあボウズ、300年前に怪物と魔法使いが現れたってのは知ってるな?」
ジョエル「ああ…ちなみに、怪物は霧のような感じから霧の魔物と呼ばれるようになった」
レット「霧ねぇ、自然のモノと合わすのか…とわりぃわりぃ
波紋使いはそれらよりもずっと歴史が深くてな
怪…魔物が現れて普通の攻撃を受け付けねえけど
波紋が効いたことから波紋使いが英雄的存在になったんだな」
ジョエル「…東雲が言っていたな、かなり繁栄していたと」
レット「そのあと魔法を放つ連中が現れたけど
数が少なかったから俺らが役立ってたってことだ
だけど、あることが起きた」
ジョエル「あること?」
レット「波紋使いの中で、【目覚めた】んだよ
魔法を使えるやつが…そして…そっから狂っちまったんだ」
ジョエル「狂う?」
レット「派閥みたいのが出来ちまったんだ
伝統を愛する老人や一部の若者の【純波紋派】と波紋と魔法を合わせて流派を作ろうとした若者が中心の【混合波紋派】がな
その結果、二分しちまった。
そんな弱った時期に、修道院が襲われ、純波紋派が壊滅
その修道院を修復しようと戻って来た
混合波紋派が暫くしてまたもや襲撃で壊滅。」
ジョエル「…その時に、おまえは…」
レット「戦ったぜ?、だがそれでも勝てなかった。
情けねぇことにな、その時俺は石を持って死んだ。
それが原因なのか、持っていた武器に魂が宿っちまったんだ」
ジョエル「…ん?、じゃあその武器は最初から?」
レット「驚くがいい、なんとこれを作ったのはこのオイラだ!」
ジョエル「な…なに!?」
レット「そーそー、その反応だよ!驚いたろ!」
ジョエル「…そうだろ、お前にこれを作る頭脳があったのかと…」
レット「失敬な!あるわ!これでも頭いいんだぞ!!
まあ、そういうわけだ、これが波紋が壊滅的に廃れた理由って訳だ」
ジョエル「…なら、その石を触れば…俺もなれるのか?
スタンドをもつ人間として」
レット「…う~ん…」
レットは悩みながら、ジョエルの全体を見るように
周回する。何周か回ると
レット「…死ぬな」
ジョエル「…頭脳のことは謝る、だから頼む
俺をスタンド使いにしてくれ」
レット「…いや、別に根に持ってる訳じゃあないんだ
真面目にやったら死ぬと判断したんだ」
ジョエル「俺には、才能がないのか?」
レット「もう一度言うが、スタンドは波紋とはまた違う
これは才能ではなく【精神力で決まる】物だ
そいつが弱いと、どんなに肉体的に強くても
自分が発現したときに制御しきれずに死んじまうんだ」
ジョエル「つまり俺は、心が弱いのか?」
レット「一概にそうとは言えねーんだよなぁ
おめえさんは修羅場はくぐってる。波紋の才能もある。
努力すれば、達人の域に行けるかもしれん
だけどなぁ、なーんか足らねぇんだよ」
ジョエル「…ん?」
レット「とにかく、ほんのちょっと足りない
それだけは覚えといてくれよ」
ジョエル「…そうか、わかった。」
レット「さて、お願いがあるんだけどよ」
ジョエル「…魔力か?」
レット「おう、1日に一回、20人分はくれると嬉しいな
オイラ、いろんな所、行ってみてぇんだ。」
ジョエル「そうだな、これからも世話になりそうだ。
よろしく頼む、レット」
レット「おお!?、つーことは相棒ってやつだな!
宜しくな!相棒!」
レット・イット・ビー…少々おかしなやつだが
彼も頼りになりそうだ、俺の周りには賑やかなやつが出てくる
英次に尾郎、グリモアの皆、そしてレット
1日も欠かさず退屈しない、魔法使いじゃない頃とは大違いだ
to be continued……
最後までありがとうございます。
それでは初のスタンド、レット・イット・ビーの
ステータス、どうぞ!
レット・イット・ビー
破壊力:D スピード:B 射程距離:B
持続性:C 精密動作性:A 成長性:D
能力:自由に形を変え、針などを作り相手を刺す
だが魔力がなくなればただの波紋メタルに戻ってしまう