それではどうぞ!
第25話 星の気配
ジョエルが教室に着くと、智花、夏海、怜が話し合っていた
夏海「あ、ジョジョおはよー!」
ジョエル「ああ、おはよう
今日も寒いな、春が待ち遠しい」
怜「そうだな、やはり正月は…ん?」
智花「どうしたの?怜ちゃん」
怜「また、大きくなってるな?」
夏海「…!、ホントだ!
前より全然違う!」
ジョエル「…ああ、困った体質だ。遂に182だ
だが今回はきちんと服を用意してある。
買い換えることはない、見ろ。このシャツもちゃんとサイズをだな」
そう言い制服の下のシャツを見せると、智花は何かに気付く
智花「あの…空条さん?」
ジョエル「…あ、すまない。少しテンションが高かったか」
怜「空条、お前…入れ墨をしているのか?」
ジョエル「入れ墨?、そんなものはしないぞ?」
夏海「でもあんたの首筋の星、完全に入れ墨じゃない?」
ジョエル「よく見ろ、これはアザだ。
何故だか分からんが俺の一族は皆こんなアザが出来るんだ
俺の父さんも爺ちゃんにもある。」
智花「そう、なんですか……」
その時、校内放送が流れる。ジョエルが生徒会室に呼び出された
ジョエル「…呼ばれたな、悪いが行ってくる。」
怜「ああ、また後でな」
ジョエル「なにもなければいいんだが。
まあ、クエストだろうな…」
生徒会に着くとそこには虎千代ともう一人小柄な少女がいた
制服に紺色のローブを羽織り不思議な雰囲気を持っていた
虎千代「来たな、紹介しよう。昨日転校してきた
西原ゆえ子だ」
ゆえ子「はじめまして、西原ゆえ子です。
あなたと同じリリィです。」
ジョエル「空条ジョエルだ、よろしく頼む。
それで、呼びだした用件はなんだ?
西原を案内すればいいのか?」
虎千代「残念だが、クエストだ
今回、学園の地下に行ってもらう。」
ジョエル「地下?訓練所か?」
虎千代「いや、コロシアムの地下だ。
実は洞窟がある。第7次侵攻を終えたら探すよう代々の生徒会長に受け継がれてきた
ジョエル、お前にはゆえ子の護衛を頼みたい。
何人か選んで行け。」
ジョエル「精鋭部隊は?」
虎千代「問題はないだろう。
それと日をまたいでの探索は厳禁だ。
それはお前もわかっていると思うが…」
ジョエル「ああ、心配するな。
では行こう、案内する。」
ゆえ子「……………」
ジョエル「…?どうした?」
ゆえ子「ジョエルさん…死相が見えますよ。」
ジョエル「…死相?」
ゆえ子「ゆえは予知が見えるのです。
そして貴方に死相が、これは…むにゃむにゃ…」
虎千代「彼女は予知の魔法使いだ。まだ日が浅く、予知も不安定だが。
役に立つだろう」
ゆえ子「…ジョエルさん…これを」
ジョエル「ん?これは…石か?」
ゆえ子「アメジストです。これは貴方を災いから守ってくれます。
では案内をお願いします。」
ジョエル「…ああ」
コロシアムの更に深く、そこには大きな空洞があり。
奥まで続いていた。
今回のクエストに参加するのは、ジョエルとゆえ子の他にスキッド
精鋭部隊の焔、月詠。散歩部の秋穂、ノエル、さらとシロー
部外者だが、秋穂の姉の春乃と龍季、図書委員の萌木と水泳部の里菜が参加していた。
月詠「…で?あんたが転校してきた?」
ゆえ子「はい、西原ゆえ子です……むにゃむにゃ…」
月詠「何で…最近の転校生は…まあいいわ
ジョエル!あんたと精鋭部隊でこの子を守るから
傷ひとつつけるんじゃないわよ!
万が一に備えてツクが指揮を執るわ!」
焔「うぜー…」
月詠「はあ!?何て言った!?」
焔「キーキー喚くな、燃やすぞ」
月詠「ぐ……?」
その時、雄叫びのようなものが聞こえる
ジョエルは微かに気配を感じる
ジョエル「…魔物か?」
月詠「何で学園に魔物が出てるの!?」
焔「気付けよ、アタシらや生徒会が参加するんだ
魔物がいねぇ訳ねぇだろ」
月詠「あんたそういえばあの金属はどうしたのよ?」
ジョエル「今日は調子が悪いらしくてな
それに宍戸に調べられてな、今日はいない」
焔「とっとと進むぞ。魔物が出たらアタシが燃やしてやる」
一方、さらたちは春乃を前衛に進んでいた
後ろには、スローダウンを浮かせたスキッドも同行している。
スキッド「さらちゃん、龍季ちゃん。」
さら「あ、スキッドさん。いっしょにがんばりましょう!」
龍季「ちゃん付けすんじゃねーよ!
俺はそんな歳じゃねーだろーが!」
スキッド「そうかい?俺にとっては年下は皆ちゃん付けするよ?
実はさらちゃんに聞きたいことがあってね。
さらちゃんは十年以上も学園に通ってたと聞いたけど…」
さら「はい、そうですよぉ」
スキッド「じゃあこの洞窟のことも知ってたの?」
さら「知りませんでしたぁ」
龍季「さらでも知らなかったのかよ。
それほど隠されてたってことか…」
スキッド「…大丈夫、何かあれば守ってあげるよ
もちろん龍季ちゃんもね。」
龍季「要らねーよ!それにちゃん付けもやめろっつってんだろ!
締めるぞ!」
ノエル「さらちゃーん、龍季さーん、スキッドさーん。
そろそろ進も~!」
スキッド「さて、進もうかな。」
里菜と萌木は1体の魔物を相手している
四肢があるが胴体がなく、四肢の中央、窪みのなかに笑ったような目と口があるが顔らしきものがない
里菜の魔法で霧散させると里菜は鳥肌を立たせながら
里菜「この魔物キモいのだ!戦いたくないのだ!」
萌木「大丈夫だよ、他の魔物と同じだから。」
里菜「見た目が違うだろ!」
萌木「い…言い返せない、確かに気持ち悪いけど…あれ?
も、もしかしてあれ…まさか…!」
そう言い萌木は駆け出していく
里菜「え!?萌木!?魔物を押し付けていくなー!」
3体の魔物がやって来たそのとき、急に動きが遅くなる
魔物の四肢にはそれぞれの3体のスローダウンが取り付いていた
魔物の横から風の魔法が魔物たちを貫き霧散していく
スキッド「リナちゃん大丈夫かい?萌木ちゃんどっか行っちゃったけど」
里菜「向こうに行ったのだ、何かあるみたいだけど…」
二人が向かうとそこには一つの村があった
どれも様式が古く多少の風化がされているが原型を保っている
萌木が目を輝かせながら観察していた
里菜「萌木ぃ、酷いのだ…ん?萌木?おーい?」
萌木「…魔法使いの村だ…」
里菜「魔法使いの村?なんなのだそれは?」
スキッド「大昔に作られた防衛拠点だよ。
昔の人たちは地下から魔物がやって来ると思ってたからね。
最初に現れた魔物が地下に現れ、悪魔に似ていたことからそう考えられていたんだ」
里菜「ふーん…ん?でも魔物は霧から生まれるんだろ?」
萌木「それが判明するまで時間が掛かったの。
だから魔法使いの人たちが止められなかったと非難を受けたんだ。
そして霧から生まれることがわかったら引き払われたんだ
破壊されていったから廃墟になっているのが普通なんだけど…
風は通ってない、けど湿度は高いのに…不思議…」
スキッド「そろそろ進んだ方がいいな。
行こうか萌木ちゃん…ん?萌木ちゃん?」
里菜「無理なのだ、こうなっちゃったらしばらく動けないのだ…」
そう言いながら、デバイスを取り出し月詠に連絡をした
スキッド「仕方ない…スローダウンで先を見ておくよ。
今は少し休憩しよう。」
里菜「そうだな、萌木!早めにしてくれよ!」
スキッド「聞いてないねこれ…やれやれ…」
『魔法使いの村』
月詠がデバイスを見ていると里菜から暫く動けないことがわかった
月詠「もう!こんなときに何やってるのよ!
家なんて後からでも調べれるのに……」
ジョエル「まあ調べたくなるのは仕方ないと思う
何せ何百年経っているにも関わらずこれだけ原型を保っているんだからな」
月詠「て言うか何で魔物がいるのよ!ここ学園でしょ!?」
焔「…………」
月詠「焔、何か知ってるわね?」
焔「テメーには関係ねえよ」
ゆえ子「止めていたんですね」
ジョエル「…どう言うことだ?」
ゆえ子「生徒会長から聞きました。
精鋭部隊の一部優秀者だけが入れて魔物討伐をされていたと」
ジョエル「前から魔物が出ることを知っていたのか…」
月詠「そんなの聞いてないわよ!?」
焔「…くそ、あのヤローがよくてアタシがダメなんだよ…」
「みなさーん!」
皆が振り返ると、浅梨が走ってくる。
月詠は驚きながら問い掛ける
月詠「あ、あんた何でここにいるのよ!
討伐パーティには入ってないでしょ!」
ジョエル「……浅梨、寮への帰りか?」
浅梨「はい、そうですよ。」
月詠「アンタ何でそうだと分かるの!?」
ジョエル「浅梨は昔からそうなんだ。
5分で着くものを一時間以上掛かる道を進んでしまうんだ」
月詠「じゃあいつも通る洞窟ってここのことだったの!?」
浅梨「はい、みなさんも通りますよね?」
ジョエル「…浅梨、今度から俺と登下校するか?」
浅梨「え?いいんですか!?
ありがとうございます。楽しみです♪」
月詠「何でそんなに嬉しそうにしてんのよアンタ……」
ゆえ子「…むにゃむにゃ。
魔物は悪魔の使者。扉を抜けて現世に姿を現し、人に害をなす。」
焔「…ああ?」
ゆえ子「魔物の脅威から人々を守るには最終儀式を行わなければならないのです。」
月詠「きゅ、急に何を言い出すのよ…?」
ゆえ子「…我妻、浅梨さん…ですね?」
浅梨「はい、自己紹介しましたっけ?」
ゆえ子「こちらをどうぞ…」
ジョエル「…人形?」
ゆえ子「身代わり人形です、降り掛かる災厄を代わりに受けてくれます。」
浅利「災厄?」
ゆえ子「いつか分かりませんが、最終儀式が行われるときあなたの身に危険が訪れます。
その時のために持っておいてください」
浅利「はぁ…」
月詠「アンタね、預言者だか知らないけど不吉なことあまり言わないの!」
ゆえ子「すみません、ゆえの予知は曖昧でぼやけています。
ですが。視えてしまったのならそれを止めるのが
ゆえの義務なのです。
では次へ行きましょう。こちらです。」
先に進んでいくと、数体の魔物に遭遇する
討伐するが、強くなっていることに気付く
焔「…くそ、奥に進むほど強くなってきやがる…」
月詠「…はぁ…ま、まだ続くのぉ?」
月詠が振り返ると、ゆえ子はフラフラしながら歩いていた
月詠「…アンタ、もうへばったの?」
ゆえ子「すみません、ゆえは幼い頃から虚弱なのです。
ニュージーランドに住めるほどに」
月詠「なんでよ、覚醒すれば体力上がるでしょ?」
焔「だから退去したんだろ、察しろよ」
月詠「…あ、ごめん…」
ゆえ子「ご迷惑をおかけします。まだゆえは長時間の運動に慣れていません。」
ジョエル「西原、魔力を渡しておくぞ」
ゆえ子「…?」
焔「魔力が充実すれば体力の回復も早いんだよ
おいジョエル、魔力渡しても駄目ならおぶれ
こんな所テメーなしで迷路は抜けられねぇ
何をしてでも連れてくからな」
ジョエル「…………」
月詠「…ちょっとジョエル?」
ジョエル「…!、すまない、どうした?」
焔「無視してんじゃねえだろうな?
魔力渡しても駄目ならおぶれっつってんだよ」
ジョエル「…ああ、わかった」
一方、里菜と萌木は依然その場から動かず萌木は周辺の建物を調べていた
痺れを切らしたのか、萌木に話しかける
里菜「萌木ぃ~!そろそろ行くのだ!
だいぶ遅れてるぞ~!スキッドも先に行っちゃったぞ!」
萌木「え?みんなこの村を調べているんじゃないの?
こんな歴史的遺物気になるでしょ?」
里菜「そんなボロ家誰も興味ないのだ。」
萌木「ボロ家!?、この宝の山がボロ家……」
里菜「いいから早く行くぞ!」
萌木「ふぇ~~」
ジョエルたちが進んでいくと、後ろからスキッドが歩いてくる
スキッド「…やあ」
ジョエル「いつから来た?
霧塚たちはどうした?」
スキッド「それが萌木ちゃん、村の建築物に夢中になっちゃって
まだあそこにいるんじゃないかな?」
月詠「まだいるの?、目的が違うでしょ!」
スキッド「でも何が目的か分からないでしょ?
だったら調べてもいいんじゃない?
もしかしたらあの中に目的のものがあるかもしれないしね」
ゆえ子「いえ、この奥にあります。視えます
空が…」
浅梨「空ですか?」
ゆえ子「はい、曇りの空が視えます。」
ジョエル「今日は晴れだが…天気が変わったか?」
月詠「…天気予報じゃずっと晴れよ?」
スキッド「…一応、スローダウンを何体か送るよ
何か分かればいいんだけど…
………!!、避けろスローダウン!」
ジョエル「…!」
その時だった、スキッドの肩に突然傷ができる
傷からは血液が噴き出す
焔「おい、どうしたんだよ!」
スキッド「気を付けろ!この先にボスがいる。
俺のスローダウンを簡単に捕まえたぞ!」
ジョエル「西原、後ろにいろ!
守谷!来栖!奴の四肢なら壁や天井まで移動できるかもしれない。
注意した方がいい!」
月詠「言われなくても分かってるわよ!」
スキッド「…天井だ、速いっ!」
魔物が天井を這い寄ってくる
ジョエルは手にシャボン液を垂らす
ジョエル「波紋、シャボンランチャー!」
ジョエルが放ったシャボンランチャーは天井に浮遊し
魔物に迫っていく。
魔物は地面に降り立つが、そこには月詠と焔が待ち受けていた
月詠「喰らいなさい!」
焔「燃え尽きろ!」
月詠と焔の魔法が魔物に直撃し、魔物は悶えながらも
逃げようとするが浅梨が魔法を当て魔物の体勢を崩した
浅梨「先輩!」
オーバードライブ
ジョエル「波紋疾走!!」
波紋が纏った手刀が魔物の中央に命中し霧散する
月詠「ちょっと!とどめ取らないでよ!」
ジョエル「手柄を取り合う場ではない。
スキッド、平気か?」
スキッド「ああ、大丈夫
あれで最後だったようだよ。」
焔「この先に何かあるか?」
スキッド「…これは…本だね。台座の上に1冊…」
ゆえ子「先に進みましょう。これで終わりだそうです。」
最奥部に着くと、行き止まりになっていて
その手前には台座に1冊の革表紙の本がおいてあった
月詠「…も、もぉダメェ…」
ジョエル「…行き止まり、そしてこれが例の本か…」
焔は本を手に取り開こうとしただが、どんなに力をいれても開くことはなかった
焔「んだよこれ、開かねえ!」
スキッド「糊付けされてるのかな?」
焔「いや、そんな感じはねえ。どうなってんだ?」
浅梨「何か書いてありますよ?
えっと……」
ゆえ子「TESTAMENTです。
日本語に訳すと何でしたっけ…」
「テスタメント、聖書…または遺書と言う意味になります。」
皆が振り返ると、萌木と里菜がいた
スキッド「おや、もう来たのかい?」
焔「聖書ってことは何かの宗教か?」
萌木「いえ、この表題…、表紙をナイフで彫ったものですね。
これが聖書なら、旧約や新約を示す単語が無ければ不自然です。
どちらかと言えば、遺書と訳すのが正しいかと…」
焔「誰が書いたかわかるか?」
そう言い萌木に本を渡す、萌木は本をまじまじと見ながら考える
萌木「いえ、そもそもこの本自体が無銘ですね…
TESTAMENTの傷をつけた人も、名前は残していません。」
焔「中身が分かんなきゃ意味ねえじゃねえか。」
月詠とジョエルが休んでいると。
さらたちがやって来る
秋穂「あ…先輩」
月詠「…来たの?、…何とか体力回復してきた…」
秋穂「ここが1番奥ですか?」
春乃「まだあるでしょ。この先に…そんな気がする。」
そう言うと春乃は奥にある土壁を調べ始める
秋穂の後ろからノエルがやって来る。
ノエル「お姉さんの勘が外れるって珍しいね。
でもまだ外れてはないか、もしかしたら何かあるかもしれないね。」
秋穂「うん…いつもは外れてもどうでも良さそうなのに
あんなに調べてる…」
ジョエル「…この先にか…確かに何かあるような気がする。」
ノエル「お兄さんもそう思う?
じゃあお兄さんも蹴ってくる?、お姉さん蹴りだしたけど
あれ…魔法…」
秋穂「きゃー!お姉ちゃんやめてー!」
その頃、焔はデバイスで虎千代に連絡していた
スキッドは周辺にスローダウンを飛ばすが魔物の姿はなかった
スキッド「…もういないみたいだね。
さっきまでうようよしてたのに…」
焔「くそ、何なんだよこの本は…」
スキッド「…?、持っていかないのかい?」
焔「持ち出せねぇんだよ!見えねえ壁が本を通さねえんだ
だから見たけりゃ来るように言ったんだよ。」
浅梨「持ち出せないってそんなに重要な本なのかな…」
ゆえ子「魔物の数が少なくなりましたね…」
焔「ああ、さっきまで出まくってたってのに
それがどうした?」
ゆえ子「いえ…不思議に思っただけです。
学園の地下に魔法使いの村。その奥に魔導書。魔物の数…
全てを1繋ぎに説明できる理由がありそうなのです…」
スキッド「…とりあえず戻ろっか。
お腹すいちゃったよ…」
浅梨がジョエルを見るとジョエルが首筋を掻いているのが分かる
浅梨「どうしたんですか?」
ジョエル「いや、何かアザがな…」
月詠「アザ?」
浅梨「…あ、もしかして星の形をしたアザですか?」
月詠「星?」
浅梨「先輩の首筋に星の形をしたアザがあるんです。
可愛いですよ」
ジョエル「可愛い……のか?」
浅梨「はい、可愛いですよ?」
月詠「で?そのアザがどうしたのよ?」
ジョエル「何故か、疼くような感じがしてな…
あの壁の向こうを見ると…何故かな…」
月詠「ちゃんと体洗いなさいよ!」
ジョエル「人の話を聞け!疼くと言ったんだ!
ちゃんと洗ってる!痒いんじゃない!」
浅梨「背中が届かなかったら言ってくださいね。
私が背中を流してあげます!」
月詠「ちょっと!浅梨何考えてんのよ!」
ジョエル「…?男同士なら問題はないと思うが…」
月詠「いろいろ不味いのよ~!」
『私立グリモワール魔法学園~魔導兵器開発局~』
研究室に結希とレットがいた
レットは結希にパッドをつけられ何かを測定されている
結希「魔力量は24人分、これで数時間は歩いていられるのね」
レット「まあな、だけど戦闘になるとこれでも数十分しか持たねーや」
結希「…弱点はないの?金属も自由に変形させ
攻撃を受けても特にダメージは無さそうだけど」
レット「オイラはこの石が核みたいなもんだ
これがなくなったら終わっちまうな」
結希「…そう、検査はこんなところよ。
もう行っていいわ」
レット「おう、そんじゃーなー」
そう言いレットが部屋を出ようとすると
結希「そういえば、ひとつ聞きそびれたわ」
レット「ん?、何?」
結希「あなたにはスタンド使いになる資格があるかどうか分かるといっていたわね
空条君はなれなかったの?」
レット「…ああ、うん…ちょっとな…」
違う……なれない訳じゃない
もしかしたら、相棒はスタンド使いになれる…
だが……オイラには……【分からないんだ】
オイラはその人物がスタンド使いになれるかどうかが直感的に分かる
実際になれると感じた相手はスタンド使いになり
無理だと感じた奴は死んでしまう…
相棒…ジョエルの場合、それが分からないんだ
相棒の精神力なら充分資格があるなのに…大丈夫だと言う確信が持てない。
だから今は無理だと言うしかない。オイラが確信が持てるまで
判別ができない理由が分かるまでは……
to be continued……
次回 【奇妙な出会い】
お楽しみに!