私立グリモワール魔法学園~命懸けの波紋疾走~   作:カミスケ

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どうもカミスケです。色々変更点が多く申し訳ありません、このようなことはないように努力します。
それでは、第4話始まります!


第4話

第4話 ヒーロー

 

三人は普通の倍近いスライムに向けて構える、スライムはジョエル達に突っ込むが、智花は野球ボールよりやや大きい火の玉を作りスライムに投げつける、だが巨大なスライムには大したダメージは与えられなかった

夏海はシャッターを切りながら、スライムに飛び蹴りを当てるが、スライムのゲルに足を捕まれる

 

夏海「嘘でしょ!?、放してよ!」

 

智花「夏海ちゃん!」

 

智花は助けようとするがジョエルが止める、智花を止めるとジョエルがスライムへ走っていく

 

ジョエル「コォーーー…」

 

ジョエルは手を手刀の形にすると夏海の足付近のゲルに波紋を纏わせた手刀でゲルを切り裂いた

夏海はその隙に足を抜いて距離を置いた

 

夏海「ありがとう、助かったわ!」

 

ジョエル「礼なら後だ、南!、最大火力の魔法を使え!

魔力なら幾らでもくれてやる!」

 

智花「は、はい!」

 

そう言うと智花は魔法を発動させる、その間にジョエルは近くに落ちている鉄パイプを手に取りスライムに駆け寄る、ジョエルは鉄パイプに波紋を纏わせ、スライムに攻撃する

       メタルスティック・オーバードライブ

ジョエル「食らえ、鉄棒波紋疾走!」

 

波紋を纏わせた鉄パイプはスライムの体にめり込み、内側からゲルが飛び散っていく

ジョエルはそのゲルを浴びながらも手刀を繰り返し、ゲルを切り裂いた

 

智花「空条さん!、撃ちます!」

 

そう言うとジョエルはすぐさまスライムから離れる、そして智花が放った普通の5倍は火の大玉はスライム目掛けて飛んで命中する

スライムは激しい業火に耐えきれず、霧散する

 

夏海「やったー!、勝ったわよ!」

 

智花「うん!、空条さん!ありがとうございました!」

 

ジョエル「はぁ…大したことはしてない、はぁ…子供を助けようとしただけだ…」

 

智花「でも空条さんが私の心配をしてくれて嬉しかったです…」

 

智花は少し恥ずかしそうに呟いた、その時ジョエルは突然マンホールを睨み付ける

二人は不思議そうに、ジョエルに聞いた

 

夏海「どうしたの?、なんかあるの?」

 

ジョエル「どうやら2、3体居るみたいだ」

 

智花「え?」

 

ジョエルはマンホールに向かい、マンホールの前に立つ、するとスライム2体がジョエルの足に絡み付いた

 

智花「空条さん!?」

 

ジョエルは波紋の呼吸をするとスライムの体に電流のようなものが流れ、霧散する

ジョエルは周囲を注意深く見回し

 

ジョエル「もうこの辺りにはいない、終わったぞ」

 

夏海「本当に?」

 

智花「疑ったらダメだよ、空条さんが言ってたところに本当にいたんだから」

 

ジョエル「お前も北海道に一週間さ迷っていれば分かるようになる

ならなきゃ殺されるだけだからな」

 

夏海「あんたって、第6次大規模侵攻の生き残り?」

 

ジョエル「ああ、親は魔物に殺され、俺は港がどこにあるか分からず一週間さ迷った

近くのスーパーやコンビニ、住宅に入っては食べ物を漁ったものだ」

 

智花「空条さん、どこに住んでいたんですか?」

 

ジョエル「出身はアメリカだ、俺はイギリス人とアメリカ人のハーフだ

父親が若いときにアメリカに移住して母親と出会って俺が生まれた」

 

夏海「まさかの外国人!?、確かに名前のわりに日本人っぽくないけど」

 

ジョエル「空条は親戚の名字だ、父さんの叔母が日本人と結婚して日本に暮らしていたから

侵攻のあと空条家に引き取られた」

 

夏海「これはいい記事が……」

 

智花「夏海ちゃん!」

 

夏海「わ、分かったわよぉ…」

 

ジョエル「報告するんだろ?、とっとと行け」

 

智花「え!?、来ないんですか!?」

 

ジョエル「俺にはやることがある、じゃあな」

 

そう言うとジョエルは子供達を連れて何処かへ消えてしまった

仕方なく、二人は学園に戻っていった

 

生徒会室にて

虎千代と薫子が二人の話を聞くと

 

虎千代「まさか空条がな、それであっさり逃げられたわけだな?」

 

智花「す、すみません…」

 

虎千代「いや、別にその件についてはいい

元々連れ戻すのは難しい事だったからな、何せ奴は魔法使いを憎んでいる」

 

智花「第6次大規模侵攻のことでですよね?」

 

虎千代「ん?、知っているのか?」

 

智花「は、はい…空条さんが話してくれました…そのときの夢を見るから戻りたくないと…」

 

薫子「それで、どうするおつもりですか?」

 

虎千代「監視はするが、隠し通せるかだな…」

 

薫子「ここは強引に連れてきた方が…」

 

「その心配はない」

 

全員がドアの方を見ると、そこには大きなショルダーバッグを背負ったジョエルの姿があった

 

智花「空条さん!?」

 

夏海「どうしたの!?、それにそのバッグ…」

 

ジョエル「なんだ、戻ってほしくなかったか?」

 

薫子「どういう風の吹き回しですか?ここには居たくないと…」

 

虎千代「もういいだろう?、こうして来てくれたんだ、それで十分だ」

 

薫子「そうですね」

 

虎千代「だが理由が聞きたい、いきなり学園に戻ると何故決めた?」

 

ジョエル「南に説得されて戻る気になった…それだけじゃ駄目か?」

 

虎千代「…ああ、構わない、ようこそグリモアへ、かんげいする」

 

その後、虎千代の説明を聞き、生徒会室を出ると

 

智花「空条さん、戻ってくれてありがとうございます。」

 

ジョエル「ああ…俺が戻る気になっただけだ、気にするな…」

 

夏海「でもなんで?、魔法使いが嫌いだったんでしょ?」

 

それは今から45分ほど前、子供達を教師の元に連れていくときのこと

子供たちはジョエルに目を輝かせながら

 

少年A「兄ちゃん、魔法使いだったんだね!」

 

ジョエル「いや、別に魔法使いじゃあ…」

 

少女「嘘よ、だってあんなに腕伸ばせるわけないもの」

 

少年B「そうだよ、ズームパンチィ!!」

 

ジョエルは少し照れくさそうに顔をそらしながら

 

ジョエル「よ、よせよ、あれはただの波紋と言われるやつで…」

 

少年A「波紋って?」

 

ジョエル「波紋って言うのは、特別な呼吸をすることでエネルギーを生み出す力で…」

 

少年B「やっぱり魔法だよ!」

 

少女「魔法だよね!」

 

少年A「だな!」

 

ジョエル「…はぁ…やれやれだな」

 

しばらくすると、教師が子供達に気づいて駆け寄る

子供達に怪我はないか、聞くと何度も謝った

 

教師「ありがとうございました、本当にありがとうございました。」

 

ジョエル「いや、別に大したことは…」

 

少年A「スゴかったんだよ!、兄ちゃんの腕が伸びてスライムみたいのをぶっ飛ばしたんだ!」

 

少女「魔物に電気みたいなの当ててたの!」

 

少年B「凄くかっこ良かったんだ、ズームパンチィ!!って…」

 

教師「ほら、助けてくれたんだからちゃんとお礼を言いなさい」

 

そう言うと教師は子供達を一列に並ばせる、子供達は一斉に頭を下げて

 

子供達「ありがとーございました!」

 

ジョエル「あ、ああ…」

 

教師「さあ、先生はちょっとお話があるから向こうで待ってて」

 

そう言うと子供達は言われる方向へ話ながら歩いていく、教師は深々と頭を下げてお礼を言う

 

教師「本当にありがとうございました。」

 

ジョエル「だから、もういいって、放っておけなかっただけだ」

 

教師「いえ、本当に助かって良かったと思っているので、あの子達にはもうこれ以上辛い思いはさせたくはないのですが…」

 

ジョエル「これ以上?」

 

教師「…はい、あの子達はみんな…親を亡くしていて…」

 

ジョエル「…!!」

 

教師「…みんな魔物に襲われて、特にあの子は…」

 

教師は眼鏡をかけた少年Bを見る、教師は悲しそうな顔で言った

 

教師「あの子は目の前で、魔物に…」

 

ジョエル「いや、言わなくていい、それ以上は…」

 

教師「でも、魔法使いが助けて、それであの子は魔法使いになって今度は僕が助けるんだっていつも走ったりしてるんです…」

 

ジョエル「…………」

 

教師「ですから、魔法使いはあの子達にとってヒーローなんです、だからお礼をと…」

 

ジョエル「…そうか、気にするな…俺はただ、やるべきことをやっただけだ」

 

そう言うとジョエルはその場を去った

そしてジョエルは思った、辛い思いをしてるのは俺だけじゃない、他にもいるんだと、しかもあの子は魔法使いになって子供に自分と同じ目に会わせないよう頑張っていると

 

それに比べて自分は?、ただ夢が怖いから逃げていただけ、その事実に悔しさと怒りを覚えていた

ただ魔法使いを恨んで何になる、ただ魔法使いをにくんで何になると…

そして智花の言葉が追い討ちをかける、自分はなろうと思わないのかと…ジョエルは立ち止まった、自分もなれるだろうか、子供達を、ここの人達を、守って笑顔を出させるヒーローになれるのかと

 

ジョエル「…俺は、逃げていただけだ…あの夢から、あの現実から…

そんなの、親は見てられないよな、逃げずに戦う、それが俺の…ジョースター家の戦いだよな…」

 

ジョエル「…俺の鼓動が止まらない限り、戦いを終えちゃいけない…」

 

ジョエル「……行くか…グリモアへ…」

 

そう、俺はジョエル・ジョースター、尊敬するジョリアス・ジョースターの息子だ、誇り高きジョースター家の人間だ!

 

そして現在に至る、俺は寮に着くと、ベッドの上に荷物を降ろし、部屋の中を見た

 

ジョエル「基本的な家具は置かれてるな、それにしても寮費はタダ、食費も学費もタダなんて、色々と優遇されてるな

嗜好品は自腹だが、まあいい、疲れた…」

 

ジョエルはバッグから写真立てとバンダナを取り出して、飾り出す

ジョエルは写真を見るとニッコリと笑い

 

ジョエル「俺、やっぱりなるよ…魔法使いに…子供が頑張っているのに俺だけ見て見ぬふりは出来ないよな

今日、いいやつに会ったよ、南智花って言うんだけど、放っておけない質なのか俺にまとわりついてな、あいつに元気をもらった気がする…」

 

ジョエルはバンダナを自分の額に結び付けると

 

ジョエル「父さん、バンダナを借りるよ、これを着けてたら負ける気がしなかったもんな…」

 

ジョエル「父さんの息子として、あいつらを、魔物を蹴散らしてくる、魔法は使えないけど、波紋がある

まだ波紋は強くないが強くなる、見ててくれ、俺が…ヒーローになるところを」

 

翌日、校門前にて

ジョエルが歩いていると、そこに宙に浮いている何かが見える細長い耳があることからウサギだと思われるが、動物のウサギと違い、着ぐるみのようなウサギだった

 

ジョエル(なんだ、あのウサギ、ここのマスコットか?…!!、違う!、この気配、だがこいつの見た目は……)

 

ジョエルは見開いて驚いていると、そのウサギが浮いて近寄ってくる

 

「おう、どうしたんだ?驚いた顔して、けどお前さん見ない顔だな?」

 

「…ああ!、お前が転校生か、転校を拒否してたって言う…」

 

ジョエル「それは過ぎたことだ、今はここに転校したと認めている、俺はもうグリモアの生徒だ」

 

兎ノ助「俺は兎ノ助、この学園の進路指導官だ、よろしくな」

 

ジョエル「あんたが…進路指導官?もう少し現実味のある嘘を言ったらどうだ?」

 

兎ノ助「本当だっての!、見た目で判断すんな!」

 

ジョエル「それにあんた、なにもんだ?人間じゃないのは見ての通りだ」

 

兎ノ助「俺は機械なんだ、でも機械丸出しで表歩けないだろ?

だから着ぐるみを着ているんだ、そんなことよりこの学園について説明するぞ!」

 

と、こほんといい、説明を始めた

 

兎ノ助「この学園では普通の学校みたいに国語数学英語などの授業に加えて魔法の授業も行う

そして、対抗戦やクエストも色々あるんだ!」

 

ジョエル「クエストをすれば授業が免除されると聞いたが?」

 

兎ノ助「お、よく知ってるな、その通りだ…クエストをすれば授業が免除される

そりゃ身体的にもだが魔力を使うからな、休息が必要だ

で、お前のことは聞いてるぞ、何でも魔力量が物凄くあるんだってな」

 

ジョエル「ああ…まだ実感がわかないが…」

 

兎ノ助「そのうちなれるさ、まあ後は過ごしていけばわかるようになる、そしてこれは最初に言ってることだが男の魔法使いには一つ得することがある」

 

ジョエル「得をすることだと?」

 

兎ノ助「ああ…それは…男女比率が2:8ってところだ!」

 

ジョエル「なんだ、そんなことか…」

 

兎ノ助「どんな子ともよりどりみどり、あ、だけど不純異性交遊は止めろよ、いやこれマジで!

そんなことしたら風紀委員がぶっ飛んでくるからな、俺のとこにも…」

 

ジョエル「お前、あいつらと気が合うかもな…英次と尾郎と…」(1話のAとB)

 

兎ノ助「まあなんだ、色々説明したが学園生活を楽しめ、折角の青春を戦いばかりに費やしてたら損だからな」

 

ジョエル「ああ…わかった」

 

兎ノ助「そんじゃ、頑張れよ!」

 

そう言うと兎ノ助は他の生徒へ挨拶をする、ジョエルは職員室に行き、教師からクラスを聞いた

クラスはリリィ、教師に連れられ教室の前につく、入るとそこには、興味津々にこちらを見つめる、ほぼ女子の視線がジョエルに注目する

 

教師「えー、今日からリリィに入ることになる空条ジョエルだ」

 

ジョエル「今日からリリィに入ることになった空条ジョエルだ、よろしく頼む」

 

女子たちから拍手を送られる、ジョエルは教師の言われるままに席に座る、ふと左の隣の席を見ると

 

智花「よろしくお願いしますね、空条さん」

 

ジョエル「な、南…お前、このクラスだったのか?」

 

隣にいたのは智花だった、ジョエルは少し驚きながらも

 

ジョエル「ああ…こちらこそ、よろしく頼む、南」

 

そして、空条ジョエル、改めジョエル・ジョースターは私立グリモワール学園に通うことになった

 

 




最後まで読んで頂きありがとうございます。

ここからは空条ジョエル、ジョエル・ジョースターのプロフィールの更新版です。

名前:空条ジョエル(ジョエル・ジョースター)

クラス:リリィ

年齢:16歳

誕生日:8月14日

血液型:B

身長/体重:172cm/66㎏

所属:なし

好きな食べ物/嫌いな食べ物:コカ・コーラ/納豆

趣味/特技:波紋の練習/瓶コーラを波紋で開けること

在学年数:一年未満

紹介:リリィに転校してきた転校生、魔力量が非常に多いだが魔法の扱いに難があり、属性の適正がほとんど肉体強化と具現化を除く全てがE(絶望的)である
波紋の呼吸ができ、それだけで魔物が討伐可能だが、波紋の力は弱く、精々雑魚5体が限界、彼自身も自覚しており、現在練習中である。

ちょっとした質問を受け付けてます、ネタバレになるようなことは質問は伏せさせていただきます。
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