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第8話 逃げたり掴まれたり
教室内、女性の教師が教科書を音読していると
教師「それじゃあ、ここを空条君、お願いね」
ジョエル「…あ、ああ…」
ジョエルは立ちあがり、声と表情を強張らせながら
ジョエル「…えっと…こ、これは……!?
何の暗号だ……!?、転置式か!?せ、先生!!」
教師「え、は、はい…何ですか?」
ジョエル「これはアナグラムを使っているのか!?」
その瞬間、クラス中が笑い始める、教師は苦笑いしながら智花に正解を求めた
そして授業終了後、ジョエルは疲れきった顔をしながら
ジョエル「つ、疲れた…だから国語は苦手なんだ……」
智花「だ、大丈夫ですか?」
ジョエル「…多分…次は昼休みだからゆっくり出来る…」
智花「あはは…空条さんは国語が苦手ですもんね」
ジョエル「ああ…さて、弁当買って食うか」
智花「あ、お弁当なら……」
ジョエル「大丈夫!、大丈夫だから!!
それじゃあまた!」
ジョエル(あれを食わされたらまた臨死体験しそうだからな…)
ジョエルが購買に向かっていると、後ろから誰かに話し掛けられる
振り返ってみると、そこには月詠がいた、月詠はジョエルの前に立ち塞がると
月詠「あんた!、購買に行きたかったらこのツクを倒していくことね!」
ジョエル「ああ…守谷か、倒すって…本当にいいのか?」
そう言いながら、ジョエルはファイティングポーズを取る
月詠「違うわよ!、誰が殴り合いをしろといったのよ!
ツクは軍師なんだから、ルールは簡単よ!
明日の昼休み、限定チョコを多く買った方が勝ち!
いいわね?、忘れないでよ!」
ジョエル「軍師なのに競争って…なんかおかしくないか?」
月詠「うっさい!、とにかく忘れないで…って、早くしないとチョコが売り切れちゃう!」
そう言うと月詠は走り去っていった、ジョエルは購買に行き、弁当を買う。
噴水前のベンチに座り、割箸を割り、食べようとした瞬間、一人の女性が目の前に現れ
「はい、ストップです、お箸をおろしてくださいまし。
お食事をする前に大切なことを忘れてますよ」
ジョエルが見上げると、金髪の長髪に修道服の頭巾を被った女性だった
ジョエル「なんだ、いただきますか?」
「いただきますではありません。主の祈りです。
もちろん、わたくしは欠かせたことはありません。、食物は主から賜ったかけがえのない恵み
わたくしたちはそれに感謝しなければなりません」
ジョエル(ヴィアンネ教会か、魔物と敵対している宗教…宗教者か、面倒くさいな)
「よろしいですか?、わたくしの後に続いてください」
ジョエル「やるとは言ってないぞ」
ジョエルが食べようとした瞬間、女性に箸を取り上げられる
ジョエル「しないと言ってるんだ!、しつこいぞ!」
「いけませんよ、主への感謝をお忘れになれば主は見守ってくれません。
さぁ、わたくしの後に続いてください」
ジョエル「…はぁ、分かった」
「主よ、あなたの慈しみに感謝して、この食事をいただきます、アーメン。」
ジョエル「主よ、あなたの慈しみに感謝して、この食事をいただきます、アーメン。
…これでいいな?」
「はい…けっこうです。ではどうぞ召し上がって下さい。」
そう言うと女性は割箸を渡す、それを受けとるとジョエルは弁当を食べ始める
「いかがですか?、感謝と共にお食事を頂くと、大変美味しいでしょう?
こうしてわたくしたちが飢えずにいられるのも全て我らが主の恩寵でございます。」
ジョエル「…あっそう…我らって…それ、俺を含めるなよ…」
「嗚呼、主よ、あなた様のお慈悲に改めて感謝の言葉を
あなた様がおられなければ、わたくしどもは生まれてすらいないのですから」
「偉大な方だと思いませんか?」
ジョエル「…ああそうだな、ところであんたは……」
シャルロット「これは失礼しました。わたくしはヴィアンネ教会の教えを伝えるために参りました。
シャルロット・ディオールと申します、わたくしどもがここで会ったのも主のお思し召しでしょう。」
シャルロット「あなた様と引き合わせていただいたことを喜ばしく思います。
お昼の祈りを捧げに教会に行くところなのですが、ご一緒いたしませんか?
魂が洗われ、清らかな気持ちになりますよ」
ジョエル「いや、俺は遠慮……」
シャルロット「ささ、共に参りましょう、迷える子羊を、わたしくたちは歓迎いたしますわ」
ジョエル「…ダメだ、聞く耳持ってないな、俺は教会には行かない」
そう言って、ジョエルは弁当を持って歩き出すが、シャルロットに掴まれ
シャルロット「こちらです、あらあら、逃がしはいたしませんわ、どうぞどうぞ。」
ジョエル「しないって言ってるだろ!、それに逃がさないとか言ってるじゃねえか!はっなっせ!!」
ジョエルは振りほどくと、一目散に逃げていった
シャルロット「あっ、お待ちください!どこへ行かれるのですか!?
…逃げられてしまいましたか…主への祈りを拒むなど、罰当たりなお人」
シャルロット「…ふふ、でもわたくしは諦めませんよ
主のために生き、主の教えを人々に伝えるのがわたくしの役目
一度は祈ったのです。彼の心に信仰心が芽生えたことでしょう。」
シャルロット「主よ、かの者を正しく導きましょう、しばしお待ちください」
ジョエルは教室まで行こうと廊下を歩いていると
「止まれ、我が魔力により生み出された猛き風の槍に貫かれたくなければな」
ジョエル「…今度はなんだ?」
ジョエルが振り返ると、銀髪のツインテールに右目に閉じた目の絵がついた眼帯、両端に鈴が付いたマントに手首には包帯が巻かれている12,3歳位の少女が話し掛ける
ジョエル「…何か用か?」
「…貴様が噂の転校生か?
ククク、確かに特異点たる資格を持っていそうな面構えだな
常人の風聞は信ずるに値せぬと思っていたが、見直さなくてはならんな」
ジョエル(これは…なんだっけ…英次が言っていた…厨二病というやつか…)
「…ああ、心配することはない、こちらに敵対の意思はない」
ジョエル「…何言っているのか分からないが、あんたは誰だ?」
ミナ「我が真名は、ミナ・フランシス・シルビィアンド・ウィンドスピア!」
ジョエル(…な、長げぇ……)
ミナ「風を誘う魔法の使徒、世界の真の理を伝えるものだ
話がある、我に続け」
ジョエル「…あっそう…それじゃあな…」
ミナ「な!?、我が来いと言っているのだ!」
ジョエル「…はぁ、子供の遊びに付き合っているほど暇じゃないんだ
弁当冷めちゃったし…全くシスターといい厨二病といい
この学園は一体どういう集まりなんだ…」
ミナ「いいから来~い~!!」
ミナはジョエルの制服の端を掴んで止めようとする
ジョエルはため息をしながら、少しだけだぞと伝えるとミナは喜び、ある部屋に案内する
中央に長テーブルが椅子に囲まれて置かれ、そこに黒髪のストレートヘアの少女が椅子に座り、パレットと筆を持ち、目の前にいるピンク色の髪のセミショートヘアの少女を描いている。
黒髪の少女の隣には黄緑色の髪の右側に手裏剣のヘッドアクセを付け、手には手甲がはめてある少女が描いている絵を覗き込んでいる
三人は一斉に、ミナが連れてきたジョエルを眺める
ミナ「クックック、よく来た、我らの天文部へ」
ジョエル「お前が無理やり連れてきたんだろ」
「ミナ、そやつは何者じゃ?」
「あの~、この人は?」
「あ、自分知ってるッスよ、最近転校してきた人ッス」
ミナ「紹介しよう、我ら天文部、いや、円卓の騎士に入ることになった
サーヴァント、空条ジョエルだ」
ジョエル「おい、入った覚えはない、あと弁当食わせろ、そろそろ固くなってきた」
「こりゃミナ!、また無理やり連れてきたんか!
まったく、すまんのうミナは少々強引なところがあるのじゃ」
ジョエル「えっと、あんたは…モグモグ…」
恋「わっちは南条恋というものじゃ、こう見えてわっちは少しは名を知られたあーちすとじゃ、よろしくの
それでこっちが…」
梓「自分服部梓って言うッス、隠密行動が得意ッスよ、自分忍者なんで、にんにん」
心「あの、私…双美心と言います。あわわ!、ご、ごめんなさいごめんなさい!
こんな私が自己紹介なんかしてごめんなさい~!!」
そう言うと心は一瞬で土下座をする
ジョエル「え、あ、おい!別に怒ってないぞ!?
だから土下座なんてやめてくれ!」
恋「すまんの、心は大げさですぐに謝るのじゃよ
あともう一人立華卯衣という子もおるんじゃが今はいないの」
ミナ「クックック、サーヴァントよ、我ら円卓の騎士の一員になれ、もう孤軍でいる必要はない
我らの理想郷、アガルタに貴様を招待しようではないか」
ジョエル「だから俺はいいって言ってるだろ」
ミナ「もし断れば…疾風の罰が下る、上履きなしの生活は大変だぞ?」
ジョエル「ちっさ!、罰じゃねえよ、ただの嫌がらせじゃねーか!」
恋「ミナ……分かっておるな?」
ミナ「あ…」
ミナは急いで逃げようとするが襟元を掴まれ、正座させられる
そこから恋の説教が始まった、ジョエルは弁当を食べながら、辺りを見回す、周りにはいかにも厨二病が持ちそうなものがそこらじゅうにある
梓「そういえば先輩、もう部活とか決めてるッスか?」
ジョエル「ふぃあ…決まってない…あまりそういうのには興味は…モグモグ…ないからな…」
梓「そうッスか、まあ強要はしないんで、是非天文部を選択肢に入れてほしいッス
中々かわいい子も居ますよ、ほら、ふたみんとか!」
心「え!?、わ、私なんて全然可愛くないです!
ごめんなさい!こんなのがいてごめんなさい!」
ジョエル「いや、気にするな…そうだな、考えておく」
ミナ「…うぅ、生まれてきてすいません…」
ジョエル「お、おい…大丈夫かあれ…」
恋「大丈夫、いつものことじゃ、お主には迷惑をかけたの」
ジョエル「いや、思ったより楽しそうな場所だと理解した、入部の件は考えておく、上履きを取られたくないしな」
ミナ「そうか、考えるか…よっしゃ~…」
梓「ぶちょー、嬉そうッスね」
ジョエル「それじゃあ俺はそろそろ戻る、上履きは隠すなよ?」
恋「安心せい、わっちがよく言い聞かせるからの」
ジョエルは教室に戻り、授業を続けた
そして放課後、ジョエルはとあるメモ帳を目にしていた
波紋に関する写本の一部を書き移したものだった
ジョエル(…三代目ジョースターは心理戦を得意とし
相手の台詞を先読みして動揺を煽り、次の攻撃に転じたか…魔物には効果ないが対抗戦では有効だろうな…ん?何の騒ぎだ?)
ジョエルが騒ぎのする方を見てみると、ピンク色のショートボブに頭の左側に三日月のヘッドアクセを付けた少女が笑顔で周りの集団に手を振っていた
「みんな~ありがとう!これからも応援よろしくね!
また明日ね~!……………ふぅ」
すると集団が見えなくなった瞬間、声の音程が変わる
「あー、疲れた~…やっぱ楽じゃないなアイドルって…」
ジョエル(…あの女はアイドルか…ダルそうにして仕事をしてないというのは休みか…
表面上は愛想よくしてるが、裏では少々相手をするのが面倒…そこからでるのは…)
ジョエル「次にあんたは…オフの時くらい素でいさせろっての、だるぅ…という」
「オフの時くらい素でいさせろっての、だるぅ…え!?」
ジョエル(あ…当たった…)
絢香「あ、あなた…いつからそこにいたの、こんにちは!絢香ちゃんだよ!」
と、集団の相手をしていた声でジョエルに挨拶をする
ジョエル「いや、もう遅いだろ…」
ジョエル(…ん?、絢香?どこかで聞いたような…)
絢香「うぅ、そうだよね…遅いよね…あーもうバレちゃったよ~」
ジョエル「まあ運が悪かったって事だな、それじゃあ……」
そう言って立ち去ろうとした瞬間、ジョエルの襟元を絢香に掴まれる
ジョエル「うぐ!?、……なあ、最近襟元掴んで止めるの流行ってんのか?」
絢香「どこ行くつもりよ、あのね…アイドルってイメージが大事なのよ、言ってる意味分かるよね?」
ジョエル「わかったわかった、言わなきゃいいんだろ?
わかったから放せ、今度こそそれじゃあな」
絢香「……あの男…信用できないわね…」
寮に帰ると、部屋に1つの大きな段ボール箱が置いてあった
差出人はアメリカからだった
ジョエル「これは…アメリカのお婆ちゃんか…中身は…!?」
箱の中には、様々な武具や本が入ってあった、ジョエルは見覚えがあった、小さい頃父親や母親が使っていたものだった
手紙も添えられていてジョエルは長い英語の文章を読み上げる
ジョエル【お久しぶりだね、元気にしてるかい?
あれから9年も経つけどちゃんとご飯は食べてるかい?
魔法使いに覚醒したと聞いて、心配だけど君ならなんとかなると信じてるよ
昔君のお父さんやお母さんの荷物を送ったよ、何かの役に立つと思ってね、覚えてるかい?小さい頃は君も魔法使いになりたいと言って毎日鍛えたりジョリアスの波紋の練習をしていたね。
きっと君は凄い魔法使いになれるよ、ジョリアスもそうだった、始祖十家の次に強かったからね
君もすぐにお父さんのような魔法使いになれると思っているよ、あともしこっちに来れるようなことがあったら遊びにおいで、いつでも歓迎するよ。
ユリエル・トンプソンより 追伸お爺ちゃんも会いたいと言っているよ、お返事待ってるよ】
ジョエル「…ああ、なって見せるよ、凄い魔法使い…ヒーローに…」
ジョエルは懐かしい思い出を思い出しながら眠りについた……
最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回は、ジョリアスとセシリアのプロフィールを出したいと思います。先ずはジョリアスから
名前:ジョリアス・ジョースター
年齢:35歳(第6次侵攻時)
誕生日:10月21日
血液型:B型
身長/体重:189㎝/92kg
所属:アメリカの民間企業(ヒーロー)
好きな食べ物/嫌いな食べ物:コカ・コーラ/フルーツ
趣味/特技:武具の練習/腕相撲連勝
紹介:アメリカの民間企業の広告塔をしながら平和を守るヒーロー、その実力は世界でもトップクラスで始祖十家の次に強いと認められている。
代々ジョースター家は波紋の名門であり、最後の波紋の一族であるため、ジョリアスはジョエルに波紋の力を教えているジョリアスは強化魔法においては高い適正を持ち、覚醒当初、力の制御が難しく身近な物を壊してしまったが魔法学園卒業までには完全に使いこなしている。
学生時代に知り合った2歳年下のセシリア・トンプソンに出逢い、恋に落ち26の時に入籍、28の時にジョエルが誕生する。幸せな一時だったが北海道で家族旅行の最中に第6次侵攻が始まり、応戦するもタイコンデロガ級3体を相手に奮闘し、その後行方は知れていない
名前:セシリア・ジョースター
年齢:33歳(第6次侵攻時)
誕生日:6月3日
血液型:AB型
身長/体重:176㎝/57kg
所属:元IMF小隊長
好きな食べ物/嫌いな食べ物:サラダ/辛いもの
趣味/特技:裁縫/5ヶ国語会話
紹介:アメリカの元IMF小隊長、アメリカの魔法学園の時にジョリアスと出逢い、最初はライバル視するも徐々に恋心を持つようになり、卒業後IMFに入るがジョリアスと24歳で入籍、26の時にジョエルを授かりそれを期にIMFを抜けジョエルを産んだ。魔法は全般的に扱えるが特に具現化魔法を得意とし、ジョリアスを様々な面で支援した。北海道に家族旅行で滞在中第6次侵攻が始まり、魔物と戦闘したが、息子を守るために庇い、爆発魔法で自爆し死亡する。