Let's WORKING!?   作:invisible

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突然書きたいと思ったから書いただけです。過度な期待はしないでください…。(この話は完全にネタです。本編じゃないです。佐藤さんがいつもの佐藤さんじゃない可能性があります。ご注意を)



サイドメニュー 燃えろRPG 前編

五十嵐がバイトを始めて数ヶ月、一応店の人とは話せるようになったが、どうしても話す時間がない人が1人だけいた。キッチンの佐藤さんだ。

五十嵐はホールで佐藤さんはキッチンと、関わる場面は多いはずだが、実際はあまり会話はない。

ある会話は、「これできたぞー。持ってけー」に対して、「はい」と言うくらいだ。あとは他の人と一緒にいるときなどがあるが、2人きりでの会話はほとんどない。

うちの店はキッチンの人数が少ないため、五十嵐と一緒の休憩になることも少なく、会話する場面があまりない。

なんとか仲良くしたいと思っていた五十嵐は、なるべく早くバイト先に行って佐藤さんと会話する練習をしようと考えた。

 

 

会話練習をしようと決めた日、ワグナリアの開店前の休憩室には、すでに制服に着替え終わっていた佐藤さんが、たばこを吸っていた。

(まさか会話の練習しようとした次の日にご本人がいるとは…)

 

「お、おはようございます」

「おう」

 

会話が途切れた。

 

 

「………」

「……フーッ。とりあえずテレビつけるか。まだ開店まで時間あるだろ」

「そ、そうですね」

 

佐藤さんがなんとか会話を途切れないようにフォローをしてくれた。なんと優しい人だ。

 

 

「…ところで五十嵐。なんでお前こんな早く来てんだ?俺は仕込みがあるから早く来たが、お前は特になにも用はないだろ」

「あー、たまたま早く目覚めてしまって、早く行こうかなー、なーんて思って…」

「そうか」

 

と、佐藤さんは立ち上がり、テレビの下の棚を開け、ごそごそと物色していた。

 

「あのー、なにしてるんですか?」

「いや、なんか暇潰せるもんねーかなって」

「なんで突然…」

「あんま五十嵐と2人きりで話す場面もなかったし、ここらでちょっと仲良くなっとこうかなって」

 

まさか、佐藤さんも同じことを考えていたとは思ってなかった。やはり佐藤さんはいい人だった。

 

「……なんだこのゲーム。『WORKING HEROS』だとよ。こんなのあんのかよ」

「俺も初めて聞きましたよそのゲーム」

「しかもそれに必要なゲーム機もあるし、とりあえずやってみるか」

「え!?いいんですかバイト前なのに」

「店長は店のもん食う以外で怒ることはねぇ。万が一種島に怒られてもなんとかなる」

「それは……本当になんとかなりそうですね」

 

佐藤さんに言われるがまま、WORKING HEROSというゲームをやることになった。

昔のゲームだからか、ドット絵だしド○クエのようなド定番のRPGだった。

だが、ド○クエとは全く違う点があった。

 

「なんだこれ」

「選べるキャラが…うちの店のバイトメンバーじゃないですか!?」

 

タネシマ・・・魔法使い、MPが高い。(小柄なので)回避力も高い

キョウコ・・・ヤンキー、攻撃力が高い、スタミナ消費が激しい。

ヤチヨ・・・武士、全体的にバランスがいい。

イナミ・・・武闘家、攻撃力が全キャラトップ。ただし男にしか攻撃出来ない。

マツモト・・・魔法使い、ステータスは普通。

タカナシ・・・マジシャン、女装ができ、男も女も魅了できる。

サトウ・・・料理人、足技が得意。

イガラシ・・・学者、かしこさが全キャラトップ。

ソウマ・・・占い師、先頭には参加できない。

ヤマダ・・・放浪者、ステータスは全キャラ最下位、運はマイナスでカンストするレベル、嘘系技能は全キャラトップ。

オトオ・・・神父、慈悲の心に満ち溢れており、どこかの世界線でエセ神父と呼ばれてるマスターよりも神父っぽい。

 

 

「しかもドット絵も若干似てる…!なんなんですかこのゲーム!」

「相馬が使い物にならねーぞ」

「なんで佐藤さんはやる気になってるんですか!」

「どうする。パーティーは3人までだ、2人で6人、誰を選ぶ五十嵐」

「だからなんで佐藤さんはやる気になってるんですか!?」

 

 

佐藤さんはものすごくやる気に満ち溢れているが、五十嵐はそこまでやる気にはなっていなかった。

ゲームはほとんどやったことないし、それが理由で佐藤さんの足を引っ張ったりなどしたくないと思ったからだ。

 

「いえ……俺は見てるだけでいいですよ」

「お前、ゲームとかしないのか?」

「…はい。全く」

「ならいいぜ、俺と一緒にやってくれよ。いい大人が1人でゲームしてるのは絵面的に変だ。五十嵐とやればなんの問題もないし、怒られることもないだろう」

 

 

「おい、お前ら何してる」

 

キャラ選択をしようと1人目のキャラのアイコンを押そうとした瞬間、店長がいつも通り仁王立ちで現れた。後ろから八千代さんも顔を出した。

 

「…五十嵐、今日はたまたま休憩が同じだ。そん時までに3人のキャラ選んどけ」

「え!?あっ、はい」

 

 

それから五十嵐は考えていた。どのキャラでゲームを進めていくのかを。

五十嵐はゲームをしたことがないので、ここはサポートキャラに徹するのが無難だ。と自分で思っている。

ソウマ、ヤマダは先頭向きではないため、ここはタネシマ、タカナシ、イガラシを選ぶべきだろう。

(いやまて……ゲームは楽しむものだ。人の空気を読んでやるものではない。佐藤さんはこれを機に仲良くなろうと考えた上でこれを一緒にやろうとしてるんだ。だったら、俺は……その期待に答えるしかない。ここは……!!!)

 

 

昼に入り、佐藤さんと五十嵐は休憩に入った。

休憩室に着いた瞬間佐藤さんはゲーム機とテレビの電源を付け、WORKING HEROSを続きから始める、で起動した。

 

「…佐藤さんはキャラ選びました?」

「もちろんだ。五十嵐も当然選んだんだよな」

「はい」

 

2人は無言でキャラを選択する。するとここでまさかの事態が起こる。

 

「え、佐藤さん……なんでオールサポートパーティーなんですか!?」

「お前はゲーム初心者だから、回復とかそういったのをまだ理解してないだろ。そーゆー細かいのは俺がなんとかするから、お前はやみくもに攻撃してろってことだ」

 

佐藤さんのパーティー

・タネシマ

・イガラシ

・サトウ

 

五十嵐のパーティー

・イナミ

・キョウコ

・ヤチヨ

 

という結果になった。果たして2人はこの休憩時間内に、ゲームをクリアできるのだろうか。

 




五十嵐くんと佐藤さんが2人きりになる話があまり無いなと思い書いた次第です。佐藤さんの幼少期の話でゲーム機を持っていたのでゲーム好きなのかな?と、勝手に考え、それっぽい話を書きました。クオリティは低いですが…w
次回はその続きor本編です。

またのご来店、お待ちしております!
(最近たくさん評価貰えて大変嬉しいです!ありがとうございます!)
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