榛名「司令…」
提督「ふっ…軽蔑したろう?こんな奴がお前達の司令官なのだからな」
榛名「榛名は…榛名はそんなことしません!」
提督「…!?」
榛名「確かに、酷いと思います。無抵抗な子供を殺すなんて…。ですがそれは司令の本心でやったならであって、命令に従ったのなら話は別です」
提督「だ、だが」
榛名「それに!それに、司令は今でもその子供達に申し訳ないと、悔やみ続けて、ご自分を責められて、一生懸命償おうとされてたのではないですか?」
提督「ああ…」
榛名「なら、榛名は司令を軽蔑しません!むしろ凄いと思います!」
提督「凄い…?なぜ?」
するとそっと榛名は両腕を広げ、その身体で提督の全身を包み込み、提督の顔を胸に埋めながら、そっと優しく頭を撫でながら話を続けた。
榛名「榛名がもし、司令と同じ立場なら、きっとその責任に耐え切れず、自殺…または無かったことにするか、すべて仕方なかったと罪悪感すら抱かないかもしれませんし、忘れているかもしれません。ですが司令はそのことを毎日のように思い出し、忘れようとも、投げ捨てようともしなかった。素晴らしいと思います」
提督「榛名…うっ…!グスッ!」
目の前の温もりに手を伸ばし、榛名の巫女装束を力一杯握りしめ、涙を流す。
声を押し殺しながら、歯を食いしばり、目一杯甘えた。
榛名「司令…今だけ、お名前でお呼びしても?」
そっと顔を上げるとそこには母のように優しい顔をした榛名の顔があった。
無意識にその言葉に反応し、頷く。
榛名「では…。かずくん、よく、頑張ったね。もう大丈夫だよ?私がついてるから。どんなに周りのみんなが責めても私はずっとかずくんの味方だよ」
毛並みに沿って軽く胸に押し付けながら頭を撫でられ、優しさいっぱいの言葉を投げかけられる。
提督「うっ…あっうっ!うわぁぁん!!!えぐっ!ううっああっ!ひぐっ!」
榛名「大丈夫…みんな寝ていますから、今は、榛名と司令だけですから一杯泣いてください」ナデナデ
その日の夜泣き疲れて、眠るその時までずっと泣き続けたという。
約1時間後
榛名「ふふっ♪眠ってしまいましたね。ひとまずお酒を捨ててっと!さぁ、寝ましょうか…司令」
そっと執務室の扉を開け、自室に入り、ベッドに寝かせる。
そのまま提督の隣に入り、手を握り、眠っていた。
榛名「今日は、司令の色んなこと教えていただいてありがとうございました。榛名、お礼に司令が安心して眠れるように、こうしてそばにいますね♪」
提督「スゥ〜、スゥ〜、は…ゆな…スヤスヤ」
榛名「ふふっ、大丈夫です、ここに、います…よ…スヤスヤ」