片桐提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第21話 朝ごはん

吹雪、睦月、夕立の部屋

 

睦月「あれ?吹雪ちゃん今日お出かけ?」

 

吹雪「うん!司令官が誘ってくれたんだよ!」

 

夕立「いきなりっぽい〜」

 

睦月「デートだね」クスッ

 

夕立「あつあつっぽい〜♪」

 

吹雪「もう!2人ともそんなんじゃないよ!」カァァッ

 

睦月「冗談だよ♪それより、楽しんできてね?私達は出撃だからそろそろ行くね」

 

夕立「お土産まっ」

 

睦月「夕立ちゃん、邪魔しちゃダメだよ!」

 

夕立「ぽい〜…」

 

睦月に強引に引っ張られて連れて行かれた。

 

吹雪「さてと、服も決まったし!変じゃ…ない、よね?」

 

鏡とにらめっこして10分後執務室に向かった。

 

執務室ーー

 

コンコンッ

 

吹雪「司令官、吹雪です」

 

提督「ん?ああ。今行く」

 

ドアを開け、執務室に鍵をかけておく。

 

提督「さて、行こうか」

 

吹雪「は、はい!」緊張する…!

 

提督「イメージ通りの私服姿だな」

 

しろのシャツに黄色と袖口に青のラインの入ったカーディガン、紺色?に近いロングスカート、靴は普段とは少し違ったスニーカーを履いていた。

 

吹雪「変…ですか?」

 

提督「女子とはそうやって服にはかなり気を使うのだな。俺自身そんな知識は疎いがよく似合っていると思うぞ」

 

吹雪「本当ですか!?」

 

突然緊張の笑顔が緩んでニコニコとこちらを見つめてくる。

 

提督「あ、ああ。やはり女子はわからん」

 

吹雪「私だって男の人って良く分からないです」

 

提督「かなり単純と思うのだがな」

 

そんな時少し疑問の表情をして質問をかけてきた。

 

吹雪「司令官こそ休日というのにいつもと変わりない、よく似た私服姿ですね?」

 

提督「洒落ていた方が良いのだろうがあいにく職業上、いつでも常にどこにでもいけるようにネクタイとカッターに黒のズボン、いわばスーツに近い姿をしておかないとならんのでな」

 

吹雪「大変ですね」

 

提督「まぁ、もう慣れたがな。着いたぞ。ここだ」

 

鎮守府から数分歩いた提督の行きつけの喫茶店に入る。

 

マスター「いらっしゃいませ。あら、片桐さん。おはようございます。そちらはガールフレンドですか?」ニコッ

 

吹雪「ガ、ガールフレンド…」カァァッ

 

提督「よせ。部下だ。モーニングで頼む。ドリンクは俺はホットコーヒー」

 

吹雪「あ、はい!ではミルクで!」

 

マスター「かしこまりました」クスッ

 

このマスターはここにきた半年前からの付き合いだ。

そのくせ名前は知らず、マスターと呼んでいる。

黒く、短い綺麗なツヤのある髪、白く美しい肌、抜群のバランスのとれたスタイル、年齢は恐らく30手前というところだろう。

 

数分後、良い香りを放ちながらコトッとトーストとゆで卵の乗った皿とコーヒー、ミルクが置かれる。

 

吹雪「わあぁ!美味しそう!」

 

提督「まぁ、ゆっくり食べてくれ」

 

吹雪「いただきます!」

 

トーストを口に運ぶと表面は濃厚なバターの味、中身はふわふわで、裏面はカリカリに仕上がってなんとも言えない美味しさだった。

 

マスター「美味しそうにたべますね」

 

提督「まぁ、俺が認めた店なのだから当然だろう」

 

マスター「相変わらずですね」クスッ

 

吹雪「もう鎮守府にも欲しいくらいです!」

 

マスター「ありがとうございます」ニコッ

 

トーストを頬張りつつ、ゆで卵を手に取り、不思議な顔をしてこちらを見つめてくる。

 

提督「ん?どうした?」

 

吹雪「あ、あのこれどうやって食べるんですか?」

 

提督「普通にたべ」

 

吹雪「そ、そうじゃなくて中身が凄く半熟で、黄身がトロトロなので…普段は硬いから手でパクッといくんですけど…」

 

提督「ああ。そういうことか。ここは少し違っていてな。金剛あたりなら知っているだろうが、こうしてスプーンで卵の黄身のところで蓋を取るように切る。で、白身はまぁ食べても食べなくても良い。あとはこの黄身をスプーンで食べるんだ」

 

吹雪「な、なるほど…。おしゃれですね」

 

マスター「皆さんよく同じことを聞かれるんですよ」クスクス

 

 

 

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