その日の夜。
今度はちゃんと扉を閉め、鍵をして趣味を楽しむことにした。
先日飲み損ねた酒を注ぎ、一息ついていた。
提督「あの日以来か」
あの日のように酒を月に照らす。
やはりいつ見ても美しい。
提督「ふっ。昨日といい今日といい、大変だったな。んっ」
一口口に含み、舌で転がすように酒を楽しむ。
程よく苦味がありながら、甘みもある。しかししっかり冷えているので飲んでいて、喉越しが良い。
数時間後
身体が火照って程よく眠くなった。
時計を見ると深夜一時。
提督「ふぁあ…」
あくびをしてベッドに向かう。
コンコンッ
突然扉がノックされる。
提督「誰だこんな時間に」
川内「夜戦だ!夜戦!」
扉を開けると相変わらずの夜戦バカがいた。
提督「やかましい、寝ろ」
川内「えー!って、なんか提督顔赤くない?」
提督「眠いんだ。帰れ」
川内「ケチ!ふんっ!」
走ってその場を去ってくれた。
ふうっと一息つく。
鳳翔「あら?提督、どうなさいました?」
提督「ああ、鳳翔か。夜戦バカが来ていてな。今追い払ったところだ」
鳳翔「それは災難でしたね。あら?」
いきなり鳳翔が寄ってきてクンクンと匂いを嗅いでくる。
提督「何をしている?」
鳳翔「提督?お酒飲まれてませんよね?」
少しビクついたが、冷静に対応する。
提督「そんなことをすると思うか?」
鳳翔「いえ。あ、でもこの前榛名さんが」
提督「まったく…。少しだけ飲んだが」
鳳翔「…」
ずいずいと寄られる。
提督「な、なんだ?」
鳳翔「まったく!榛名さんに怒られたのでしょう!ダメではありませんか!」
提督「はぁ…俺にも色々あると理解してくれないだろうか」眠気が…このままだと…
鳳翔「ダメなものはダメです!」
提督「……」バタッ
鳳翔「え!?て、提督!?」
提督「スゥ〜、スゥ〜」
寝息を立ててただ眠っているだけだった。
鳳翔「はぁ、致し方ありませんね。お話はまた明日伺いましょうか」
そっと提督を抱き上げ、ベッドに寝かせる。
ふと机を見ると提督の好きな一升瓶が置かれ、グラスが置いてあった。
鳳翔「あ、味見だけ」
グラスに少し入れ、飲むと…
鳳翔「こ、これは…!たしかに美味しい…ですがきつすぎませんかこれ…」
ラベルを見る。
鳳翔「度数20…!?さすがに私も…これでは…」
そう、鳳翔は酒を注ぐのは上手だが酒には弱い。
そのまま吸い込まれるように提督の隣に倒れこむ。
鳳翔「ふうっ…はうぅ…熱い…ですね。少しくらいなら…」
シュルッと白の寝巻にし、胸に巻いた包帯をとり、胸元をはだけ、着物の足の裾を少し開けて布団に入る。
鳳翔「提督…大好きです」ギュッ