片桐提督と艦娘   作:大石蔵良 ショタ 提督

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第27話 姉妹の争い

放送後、早速1人の艦娘が執務室を訪れた。

 

提督「ん?霧島か…どうした?」

 

霧島「はっ!実は司令にお願いがあってまいりました!」

 

いつになく気合が入っている。

金剛姉妹を勝たせてくれとでも言うのか?

 

提督「ふむ、なにかしらの予測はできているが一応聞こう」

 

霧島「えっとですね、今回の大会の司会進行、及びコメントやインタビューをやらせていただけないでしょうか!?」

 

ダンッ!と机を叩き、思いっきり顔を近づけてくる。

流石に近い、そしてうるさい。

 

提督「なんだ、そんなことか。ああ、良いだろう」

 

霧島「ありがとうございます!」

 

その頃各チームは

 

第六駆逐隊サイド

 

暁「お蕎麦ってたしか蕎麦粉をこねるのよね?」

 

雷「私に任せてよね!」

 

暁「だからなんで雷が仕切るのよ!私がお姉ちゃんなんだから!」

 

雷「そのお姉ちゃんが頼りないから私が頑張ってるんじゃないの!」

 

電「はわわ!」

 

響「電、私たちは麺つゆをつくろう」

 

電「え、で、でもお二人を置いて良いのです?」

 

響「うん、あの2人はなんだかんだでうまくやって行くと思うし、それに…」

 

電「?」

 

提督「お前達、喧嘩はよせといつもの言っていたのを忘れたのか?」

 

「「「司令官!?」」」

 

響「やはりそこで見ていたんだね」

 

電「響ちゃん気付いてたのです!?」

 

響「ああ。そっと見守るようにね」

 

提督「響、流石だな。だがお前は三女だろう?本来しっかりしなければならんのは」

 

カツン!

コツン!

 

暁「あうっ!」

 

雷「ひうっ!」

 

提督「お前達だろうが。もめてる暇があるならお互いに競えば良いだろう?」

 

暁「競う?」

 

提督「暁は蕎麦を、雷は汁をつくる。お互いどちらが上出来か試してみてはどうだ?」

 

雷「いいわよ!」

 

電「じゃ、じゃあ私は暁ちゃんとするのです」

 

響「仕方ない、暁、手を貸そう」

 

提督「2人とも試合を期待している」

 

それだけ伝え、外に出ると長門が手を組んで待っていた。

 

提督「ん?なんだ」

 

長門「あれで良かったのか?」

 

提督「うむ。あれはあれでまた良いことに繋がると思うのだ。蕎麦とは元来麺とつゆがあって初めて蕎麦と言える。お互いにしまい皆手をとり合わねばならないということをよく分かると思ってな」

 

長門「それであえてあんなことを。お前らしくもないと思ったが、やはりお前らしい陰ながらのサポートだな」

 

提督「ああ。それで、審査員は選出されたか?」

 

長門「それなんだが…」

 

そっと長門がアンケートの結果用紙を出してきた。

 

提督「なぜこうなった」

 

長門「それが、皆提督ならば平等にいつも見てくれているから提督に審査を頼みたいとのことで一致したそうだ」

 

提督「はぁ…分かった。引き受けよう。俺は少し他の班を見てくる」

 

長門「分かった。私はこのことを皆に報告する」

 

 

 

 

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