昼食を終え、金剛とは別れ昼の休憩に執務室でくつろいでいた。
コンコンッ
北上「入るよー?」
提督「ああ」
ガチャ
北上「お昼の休憩ー?」
提督「まあな。北上、お前は相変わらず間延びした声は変わらんな」
こいつは北上。
間延びした声とこののほほんとした雰囲気が独特の艦娘だ。
北上「そうかなー?それよりさ、おおいっち知らなーい?」
提督「大井?さあな。先ほど食堂からここまでの通路は歩いたが見かけなかったぞ」
北上「やれやれー。いつもの相方がいないと落ち着かなくてさー」
提督「だからと言って俺のところに構いに来るな」
驚いた顔をしてこちらを見つめてくる。
北上「なんでわかったの?」
提督「大体お前が俺のところにくるのは構えか大井を探すときくらいだろう」
そんなとき、ものすごい足音と爆音のように勢いよく扉を開けて北上と同じ服を着た茶髪の女が飛び込んでくる。
こいつが大井。
北上の相方にして極度の北上依存症。
大井「ごめんなさい!北上さん!またせちゃって!」
北上「いいよー別に〜。提督に構ってもらってたしねー」
提督「おい、そうやって俺に話をふるな」
すると笑ってはいるものの口の端がピクピクと引きつりながら大井が詰め寄ってくる。
大井「まさかとは思いますが提督…北上さんに手出しをしてないでしょうね?」
提督「大井。わけのわからん言いがかりはよしてもらおうか」
大井「はっ!?す、すみません!私としたことが!」
北上「うわぁ、おおいっち悪い子だー」
大井「え!?もう!北上さんまで!」
提督「2人とも暑いところ申し訳ないが用が済んだなら出てくれるとたすかるのだが?昼の休憩がしたい」
北上「あーごめんごめん。行こーおおいっち」
大井「あ!北上さん!失礼します!」
バタンッ
提督「やれやれ」
それにしても今日は本当に心地良い天気だ。
寒い北海道にもかかわらず、程よく暖かい日差し、加えて、眠気を誘うような心地よいゆるい風。
地面は銀に輝く雪。
完全に居眠りを誘ってくる。
提督「ふぁあ…少しくらいなら…いい、か…スゥ〜、スゥ〜」
コンコンッ
霧島「司令?少し早いですが来てしましたがどうしますか?……。司令?」
そっと覗き込む。
提督「スヤスヤ」
霧島「あ、寝ていたんですね。とりあえず毛布をかぶせておきましょうか!」
起こさないように、静かに布団や毛布を入れる押入れを開け、毛布を取り出してかける。
霧島「さて!では私も失礼して、司令の寝顔を拝見といきましょうか!」
そっと椅子を引いて、提督の横に座り、軽く握りしめている提督の手を握りながら時折、頬をツンツンとしたり、髪を撫でたりとして時間を潰していた。