午後6時
霧島「ん、んーー!」
グッと背伸びをして時計を見つめる。
提督「お疲れ、霧島。俺は少しこのまま仕事をしていたい。先に食事に行っていてくれ」
霧島「し、しかし、さすがにお一人では」
提督「かまわん。久しぶりに姉妹で食事にするといい」
霧島「で、ではお言葉に甘えて。お先に失礼します!」
霧島が部屋を後にしてからまたペンを取り、作戦書、報告書をまとめる。
なかでも厄介なのが駆逐艦娘の書いた字を読むのには頭を使う。
特に島風は走り書きが多い。
やれやれと呆れながらも報告書を読み上げ、まとめていく。
同時に戦況から察するに終わりの見えない戦争に終止符が打たれるのはいつなのかと考え込んでしまう。
「…く。ぃとく…!」
提督「?」
翔鶴「提督!」
慌てて顔を上げると白い髪の女性が、白い服を着て立っていた。
提督「わひゃあ!?」
ドサッと椅子から落ちる。
翔鶴「だ、大丈夫ですか!?」
提督「いててて…。なんだ翔鶴か。ノックくらいしろ」
翔鶴「したのですがお返事がなかったものでして…」
それほどまでに夢中になって考え込んでいたのかと考えた。
提督「すまない。完全に仕事に夢中になっていたよ」
翔鶴「提督でも驚くことがあるのですね」クスッ
そりゃあ誰でも白髪の女が白い服を着て立っていたら驚くだろうに。
提督「いきなりあんな距離にいられたらな」
翔鶴「そ、そんなことを言われましても…」
提督「ところで今何時だ?」
翔鶴「えっと丁度午後8時です。夕食の時間を過ぎてもなかなか来られないので、霧島さんにお聞きしたらまだお仕事をなされてるとお聞きしたので」
提督「もうそんな時間だったのか。今からでも間に合うだろうか?」
翔鶴「そうおっしゃると思って鳳翔さんに提督の分だけ作っておいていただきましたよ」ニコッ
提督「申し訳ないな。今から行くとしよう」
翔鶴「ご一緒しても?」
提督「ああ」
食堂ーーー
そこには準備をして、他の食器を片付けている鳳翔がいた。
提督「すまない鳳翔」
鳳翔「全くですよ?せっかくお作りしてお待ちしていたのに」
少し怒らせてしまっただろうか?
少し戦法を変えてみる。
提督「たしかに時間は過ぎてしまったな。しかしそのおかげで鳳翔の料理を1人で独占できる。その点では良かったよ」
鳳翔「もう、お上手ですね。そんなことを言われてしまっては致し方ありませんね」
翔鶴「私はおじゃまでしたか?」
提督「なぜそうなる?食事は人数がいる方が良いものだ」
2人揃ってご機嫌のようだ。