ある日の鎮守府。
午前7時ーーー
ハダンッ!
天龍「オラオラオラ!起きろ!天龍様のお出まし…!?」
だ!といい切ろうとした途端に凄まじい殺気に襲われる。
提督「人の寝起きに…やかましい…」
そこにはいつの間に上半身を起こしたのか、こちらを睨みつける提督の姿があった。
そう、この提督。朝からやかましいのが大の苦手で、最近では殺気を出すようになった。
天龍「あ、あはは、な、なんだ起きてたのか。わ、悪い」
や、やべぇ!あれはマジギレだぞ!?どうする!?
提督「…」
そっとベッドから降り、鬼の形相で服を着替える。
怒りのあまり、天龍の存在を忘れ、服を着替えていた。
提督「朝食行くぞ」
天龍「お、おう」
食堂ーーー
鳳翔「あ、提督おはようござい…ま、す?」
イライラした顔をした提督を見て鳳翔が困惑の表情をだす。
天龍「ほ、鳳翔!わりっ!やっちまった…」
手を合わせて鳳翔に頭をさげる。
鳳翔「あ、あらぁ…」
鳳翔でも苦笑いしか浮かばない。
一旦機嫌が悪くなるとなかなか戻らないのもこの提督の厄介なところである。
提督「鳳翔、ご飯」
鳳翔「は、はい!お持ちしますから、おかけになっていてください」
そう言って天龍を無視して席に着き、それを追いかけるように天龍もまた提督と少し距離をとって席に着く。
数分後
鳳翔「お待たせしました!どうぞ」ニコッ
提督「これは?」
天龍「うぉ!?すっげぇ!」
そこには「笑顔の方が素敵ですよ♡」とケチャップで書かれたプレーンオムレツがあった。
提督「……。いただきます♪」ニコニコ
天龍「え…?」な、治った!?
鳳翔「提督はこのオムレツ大好きですもんね?♪」
提督「うん!♪」
天龍「な…!?」子供!?え!?
鳳翔「ふふっ♪提督はオムレツを作るとすぐにご機嫌になって、さらにはここまで気が緩んでしまうんです」ニコッ
天龍「や、やっぱ謎だな…こいつ」
そんな2人を無視してひたすらにプレーンオムレツにがっついていた。
提督「モグモグ♪」
天龍「あ、おい、ケチャップついてるぞ?」フキフキ
手もとの絞りで拭きとる。
提督「ありがと!♪」
ますます満面の笑みを天龍に見せる。
天龍「お、おう!」カァァッ
それから数分で完食した。
提督「ごちそうさまでした!♪」
鳳翔「ふふっ♪お粗末様でした」ニコッ
天龍「あ、そういやよ、これいつ元に戻るんだ?」
鳳翔「さ、さぁ。まぁ、冷静さが出る頃には」
提督「さて天龍、仕事に行くぞ」
天龍「へ!?あ、お、おうよ!」
戻った!?しかもさっきまでのこと何事も無かったみたいに!?
鳳翔「頑張ってくださいね♪」
提督「ああ。プレーンオムレツありがとう。いつもながら素晴らしい味だった。また頼む」
鳳翔「はい♪」