侍の国。僕らの国がそう呼ばれていたのは今は昔の話。20年前突如宇宙から舞い降りた天人の制圧と廃刀令により侍は衰退の一途をたどっていた。
そんな時代に侍魂を持った男が一人・・・
これはその侍魂を持った男、坂田銀時と彼が営む『万事屋銀ちゃん』にひょんなところから従業員となった恒道館館長、志村新八と戦闘民族『夜兎』の神楽、そして六つ子の長男である松野おそ松。彼らとその周りとが巻き起こすSF人情なんちゃってコメディーである。
「よし、こんな感じかな。」
どうもこんにちは、志村新八です。今僕は侍魂を学ぶため銀さんのところで働いています。いつかは僕も立派な侍になることが夢なんです。ですからこのご時世に珍しく真っ直ぐとした侍魂の持った彼のもとで働いているのですが・・・
「洗面所もよし、トイレもよし、台所もよし、神楽ちゃんの押し入れも銀さんの和室もおそ松さんの和室もよし。あとはリビングだけどそこは銀さんたち三人がしているはずだからよし。よし!終わった!」
今日は久しぶりに家全体の掃除をしているんです。リビング兼応接間は毎日しているけどやっぱり他のところもしないと埃はたまるわけですし、サボり魔三人にはいつもしているリビングをしてもらって家全体を掃除したんですよ。
「んー、流石に銀さんたちも終わっている頃かな、そうだお菓子を持って行ってあげよう。」
僕は、お菓子と人数分のお茶を注いでリビングの扉を開いた。
「銀さーん、神楽ちゃーん、おそ松さーん。終わりましたk・・・って何も進んでないじゃねえか!!」
おい!どうゆうこと!僕、掃除する一番最初に頼んだよね!あいつらも最初は渋ってたけど昼飯抜きって言われたら流石に焦ってしてたよね!!僕があまりものひどさに言葉にならず口をパクパクさせて突っ立っていると銀さん等は今僕に気づいたかのように
「んーあれ新八もう終わったの、思ったよりかは早かったな。」
「そこに突っ立ていると邪魔アル。さっさとどくネ。」
「え、なにそれおやつ!?やっほーい、いただきー!!」
「ふざけんなー!!」
僕はお菓子目当てにやってきたおそ松さんを殴り飛ばした。
「なんだよ、ぱっつあん。うるさいんだけど。」
「そうネ、お菓子だけおいて帰るアル。」
「なんで、掃除が終わってない訳!僕頼みましたよね!・・・なのになんで、逆に汚くなってるんだよ!!おかしいだろ!僕綺麗にしといてって頼んだはずですよ!」
「別に俺らも何もしなかったわけじゃねーぜ。最初は俺らだって真面目に掃除してたし。でもやっぱりさー掃除してると出てくるだろ(あーこれ三個前の木刀。なっつかしいなー捨てたと思ってたのによー)とか(あーこれ何年か前のジャンプじゃーん、このころはどんな話だっけー)みたいなの、そういうことだよ。」
「なにがそういうことだよコノヤロー!!!」
「新八ーそんなキレてたら血管プチっていくアルヨー。」
「誰のせいだと思ってんだ!!」
「まあ落ち着けよ新八。お前も一緒におやつ食おうぜ。」
「お前はいつの間におかし食い始めてんだ!!」
「ああ!先に食べ始めるなんてズルイネ、おそにい。私にもよこすアル。」
「おそ松ー俺にも頂戴。俺真ん中のやつー。」
「私、その隣のやつがいいネ。」
あいつら結局好き勝手なことしやがってえ・・・僕の事完全スルーだし、なんか三人で楽しんでるし!
「新八ー」
「なんですか!もう!」
半分睨むように呼ばれたほうに顔を向けるとおそ松さんが僕にお菓子の箱を見せて聞いてきた。
「お前何食う?」
「・・・じゃあその丸いので」
「ん、はいよ」
おそ松さんは僕のいったものをくれると、お疲れさんといった。
「・・・」
僕が働いている『万事屋銀ちゃん』は店長をはじめどうしようもないクズばっかりだけどそれでもやめようと思はないのは、ただ単にここが温かいだからだろう。
「ありがとうございます。」
〈これ、なんかひび入ってません?〉
〈あーそれさっき定春が踏んだやつアル。〉
〈まー多少割れても大丈夫だろ〉
〈ぱっつあんだしなー〉
〈やっぱりほんとクズ〉
はじめまして、堕落人生です。小説を投稿するのはこれが初めてです。
次からは原作の話になると思います。
よろしくお願いします。