遊戯王5D'sタッグフォース 満足の意志を継ぐ者 作:ゾネサー
来るぞゆま
クモの紋様を腕につけた2人とコナミとゆまのタッグデュエルが始まろうとしていた。だがその様子をどこからか見ている者達がいた…。
「どうやらわがクモに操られし者がデュエルを行うようだ」
「相手はシグナーじゃねえみてぇだけどな」
「当然だ。今は我々の戦力、そして地縛神への生贄を集めているところなのだからな」
「それにシグナーとの戦いではダークシンクロを使わせるものね」
「それにしても近くにデュエルアカデミアという組織があったのは幸運だったな。ある程度の力を持つ兵が容易に手に入る」
「さらにそいつらにデュエルさせて、勝てば戦力を芋づる式に増やせるってわけだ。…ん、今戦おうとしているデュエリストの1人。奴は俺が生前いた忌々しきチームの1人だ…!」
「ほう、お前がダークシグナーとなる要因を作った者か」
「ああ。あの時はデュエルも出来ねえやつだったが…どうやらデュエリストになったみてぇだな。コナミ…俺を満足させてくれよ?」
彼らが話をしていると丁度デュエルの開始が宣言される。
「 「 「 「 デュエル! 」 」 」 」
タッグフォースルールでのタッグデュエルが開始される。先攻のランプが付いたのはゆま。
「わ、私のターン。ドローします!」
カードを引く手は小刻みに震えている。闇のデュエルと称されるデュエル、周囲を囲む紫色の炎、様子のおかしい同級生、不安を感じるなというのも無理な話である。
「私はモンスターさんを1体伏せます。これでターンエンド!」
(私が伏せたのはフォレストマン、守備力は2000。これでとりあえずしのげるはず!)
場にゆまが信頼を置くモンスターが相手には見えない状態で現れる。相手からはその正体を探ることは出来ないため、攻撃する場合未知のモンスターに挑まなくてはならない。
コナミ&ゆま LP4000
フィールド 裏側守備表示1
セット0
手札5(ゆま) 手札5(コナミ)
次のプレイヤーを指すランプが付いたのはあげは。
「僕のターン、ドローするよ。念のために言っておくけどこのターンから攻撃が出来るからね」
「そうか…タッグフォースルールでのタッグデュエルはフィールドを共有するからがら空きの俺が狙われるってことがないからな…」
「そういうこと。僕は手札からチューナーモンスター
青い布によって顔の大部分を隠した戦士が翼をはためかせて上から舞い降りてくる。
霧の谷の戦士 攻撃力1700
「チューナーなのに攻撃力が1700もありやがるのか…!」
「行くよ。霧の谷の戦士でゆまちゃんのセットモンスターに攻撃!」
翼を生かした低空飛行で急接近し右手に持つ短剣で切り掛かっていく。その瞬間伏せられていたモンスターの正体が判明する。
「私が伏せていたのはフォレストマン!守備力は2000。反撃してください!」
現れたのは森のヒーロー。右腕が木で出来ており短剣をその腕で受け止めた。
あげは&幸子 LP4000→3700
「あぐっ…!だけど霧の谷の戦士の効果発動、このカードが表側表示で存在する限りこのカードとの戦闘で破壊されなかったモンスターは手札に戻るよ!」
霧の谷の戦士は左腕に持っていた短剣で木の腕ごとフォレストマンを弾き飛ばす。
「フォレストマンが手札に…」
「僕はカードを3枚伏せて永続魔法、強欲なカケラを発動。これでターンエンド。さあ来なよ」
あげは&幸子 LP3700
フィールド 『霧の谷の戦士』(攻撃表示)
セット3 『強欲なカケラ』
手札1(あげは) 手札5(幸子)
「やるしかねぇな。俺のターン!そのモンスターの弱点は見切ったぜ。そのモンスターが戦闘で破壊されちまえば手札に戻す効果は使えねぇ!俺はエーリアン・ソルジャーを召喚だ!」
水色の水晶を身にまとった異邦の戦士が場に現れる。
エーリアン・ソルジャー 攻撃力1900
「そのモンスターは…」
「ああ。あいつが置いてったモンスターだけど大切に使わせてもらうぜ。エーリアン・ソルジャーで霧の谷の戦士に攻撃だ!」
異邦の戦士が霧の谷の戦士と一騎打ちを行う。2本の短剣を器用に避けながら一太刀を入れる。
「そう簡単にはやらせないよ。僕はトラップカード攻撃の無敵化を発動!僕はこのカードの効果でこのバトルフェイズ中霧の谷の戦士をあらゆる破壊から守る!」
「だけどエーリアン・ソルジャーの切れ味は受けてもらうぜ!」
エーリアン・ソルジャーの攻撃を可視出来ないバリアが防ぐもその余波があげはを襲う。
あげは&幸子 LP3700→3500
「ぐうっ…こんなの痛くもないね!霧の谷の戦士の効果発動、エーリアン・ソルジャーは手札に戻るよ!」
あげはが顔をしかめながら霧の谷の戦士に指示を出すとエーリアン・ソルジャーは短剣で弾き飛ばされてしまう。
「うっ…そういうコンボか。俺はカードを3枚伏せてターンエンドだ!」
ゆま&コナミ LP4000
フィールド 無し
セット3
手札6(ゆま) 手札3(コナミ)
「私のターンですわ、ドロー!このスタンバイフェイズに強欲なカケラに強欲カウンターが1つ乗りますわ。さて…庶民の場は空いています。このターンで大ダメージを与えたいですわね」
「なら僕の伏せカード使ってもいいよ」
「感謝致しますわ。わたくしは伏せてある強欲な瓶を発動しカードを1枚ドローします」
場に現れた瓶の中をのぞくと1枚のカードが入っており幸子はそのカードを取り出す。
「いきなり手札7枚で攻めてくるのか…!」
「行きますわよ、わたくしは手札の水属性モンスターを墓地に送ることで鬼ガエルを特殊召喚します。このモンスターの特殊召喚に成功したことでレベル2以下の水属性を墓地に送ることができますわ。
わたくしが送るのは氷結界の伝道師!」
場に現れたカエルが長いベロをだし幸子のデッキから1枚カードを墓地へ叩き送る。
鬼ガエル 攻撃力1000
「さらにわたくしは軍隊ピラニアを召喚してバトルフェイズへ入りますわ!」
大量のピラニアがコナミへ狙いを定める。
軍隊ピラニア 攻撃力800
「行きなさいピラニア!このモンスターが相手に直接攻撃でダメージを与える場合、そのダメージは2倍となります!」
「それじゃあ…総攻撃の合計ダメージは4300!?」
ピラニアが凶暴化しコナミへ噛み付こうとする。
「そうは行くかよ!トラップカード発動、ライバル登場!相手フィールドにいるモンスター1体と同じレベルのモンスターを手札から特殊召喚できる…霧の谷の戦士と同じレベル4のエーリアン・ソルジャーを攻撃表示で特殊召喚だ!」
コナミとピラニアの間にエーリアン・ソルジャーが割って入る。ピラニアはかなわないと判断して幸子の場に戻っていく。
エーリアン・ソルジャー 攻撃力1900
「お前らのフィールドにエーリアン・ソルジャーを倒せるモンスターはいねぇ!バトルフェイズは終了だぜ」
「甘いね!僕はトラップカード緊急同調を発動。この効果でバトルフェイズ中にシンクロ召喚が可能になる!」
「ナイスフォローですわ。わたくしはレベル2の軍隊ピラニアとレベル4の霧の谷の戦士をチューニング!万物を凍てつかせし氷よ、その姿を虎に変え相手を支配しなさい。シンクロ召喚!吠えなさい、氷結界の虎王 ドゥローレン!」
2体のモンスターが同調し氷を身にまとった虎が生まれ出た。
氷結界の虎王 ドゥローレン 攻撃力2000
「バトルフェイズ中にシンクロしてくるだと!?」
「やりなさいドゥローレン!エーリアン・ソルジャーに攻撃!」
氷で出来た爪で異邦の戦士を思いっきり引っ掻く、剣で受け止めようとするも剣ごと切り裂かれてしまう。
ゆま&コナミ LP4000→3900
「エーリアン・ソルジャーがやられたか…。うわっ…!?」
エーリアン・ソルジャーがやられると同時にコナミもその衝撃を受けて吹っ飛んでしまう。
「忘れては困りますわ。これは闇のデュエル。ダメージを受ければプレイヤーも痛みを伴いますしモンスターが破壊されれば衝撃も発生します」
「なんだと…そっちのあげはって子がやけにダメージを苦しそうに受けてるかと思えばそういうことかよ!」
「今度はあなた自身がダメージを受ける番ですわ。行きなさい鬼ガエル、庶民に攻撃しなさい!」
鬼ガエルがコナミにベロをムチのように使い攻撃を仕掛ける。伏せてあるトラップを使おうとするコナミだったが思い留まる。
(待てよ…モンスターが破壊されただけであの衝撃。もしゆまがダメージを受けたら…?)
鬼ガエルの攻撃がそのままコナミに直撃する。コナミはその痛みにうずくまってしまう。
「がはっ…。こんなに痛ぇのかよ…!」
ゆま&コナミ LP3900→2900
「コナミさん!大丈夫ですか!?」
「だ、大丈夫だ。うっ…」
コナミがなんとか立ち上がるも痛みに顔をしかめている。
「わたくしはカードを1枚伏せてターンを終えますわ」
あげは&幸子 LP3500
フィールド 『氷結界の虎王 ドゥローレン』(攻撃表示) 『鬼ガエル』(攻撃表示)
セット1 『強欲なカケラ』(カウンター1)
手札1(あげは) 手札3(幸子)
「コナミさんがボロボロに…やっぱりこのデュエルは危険なんだ。なら早めに決着をつけないと…私のターン!私は手札の沼地の魔神王の効果でこのカードを墓地へ送ることで手札に融合のカードを加えます!」
「融合のカード…ってことは!」
「私は融合を発動します!手札の
「これが生の融合召喚か…!」
現れたのは極寒の氷を周りに浮かせた氷のヒーロー。すると相手のフィールドから水のオーラが出てきて力を与えた。
E・HEROアブソリュートzero 攻撃力2500→3500
「ゼロはフィールドのゼロ以外の水属性モンスターの数×500だけ攻撃力を上げます!さらに私は融合回収を発動します、このカードの効果で先ほど融合に使用したオーシャンと融合のカードを手札に戻しますね。そしてもう1度融合を発動!手札のフォレストマンとオーシャンを融合します。木と水の力を源にあらたな生命が生まれる!融合召喚、地球のヒーロー…E・HERO ジ・アース!」
「2連続融合召喚ですって…!?」
E・HERO ジ・アース 攻撃力2500
「すげーぜゆま!」
「私はアースの効果を発動!この効果でアブソリュートzeroをリリースしエンドフェイズまでにその攻撃力を加えます…
E・HEROジ・アース 攻撃力2500→6000
ジ・アースが巨大化していくとともにアブソリュートzeroの纏っていた絶対零度の氷が相手のモンスターを全て凍結させる。
「すげぇ効果だな!」
「そう簡単には行かせませんわ。トラップカード海竜神の加護を発動します!このターンわたくしのレベル3以下の水属性モンスター…鬼ガエルは破壊されませんわ」
「だけどドゥローレンは破壊されます!」
氷を身にまとっているドゥローレンも絶対零度の氷には耐えられなかったのか消滅してしまう。
「よし…アースの攻撃力は6000!鬼ガエルの攻撃力は1000!伏せカードもねえしいけるぜ!」
「はい!幸子さん…少し我慢してくださいね。私はアースで鬼ガエルに攻撃!
「敵に心配などされるとは…わたくしも舐められたものですわね!水族の鬼ガエルが攻撃の対象になったことで墓地のキラー・ラブカを除外することで効果発動ですわ、攻撃を無効にしアースの攻撃力を500下げます!」
墓地から出てきたサメがアースの攻撃を受け止め、そのサメ肌で敵を傷つける。
E・HEROジ・アース 攻撃力6000→5500
「え…?防がれた…」
「キラー・ラブカなんていつ墓地に送りがった…あ!」
「そう…私が鬼ガエルのコストとして送ったのはこのモンスターでしたのよ」
「うう!私はカードを2枚伏せてターンエンドです。アースの効果が終了して攻撃力は元に戻ります」
E・HEROジ・アース 攻撃力5500→2000
ゆま&コナミ LP2900
フィールド 『E・HEROジ・アース』(攻撃表示)
セット4
手札0(ゆま) 手札2(コナミ)
「残念だったね。これでゆまちゃんの手札は0、今度はこっちの番だよ!僕のターン!この瞬間強欲なカケラに2つ目の強欲カウンターが乗るよ。さらに強欲なカケラの効果発動、2つ以上カウンターが乗ったこのカードを墓地に送ることでカードを2枚ドローするよ!」
カケラがあつまり強欲な壺が出来上がる。あげははその中に入っている2枚のカードを手に入れた。
「ふふっ…アースで耐えようと思ってるんだろうけどざーんねん!僕は手札から地割れを発動、相手フィールドの攻撃力が1番低いモンスターを破壊するよ!」
突然フィールドの地面が割れていきアースの足元が割れていく。足場をなくしたアースはその中へと落ちていってしまう。
「あははっ。落ちちゃったね。地球のヒーローが地割れに落ちるなんて皮肉が効いてると思わない?」
「私のヒーローさんが…!」
「やべえ…」
フィールドにモンスターを無くし、手札にカードもない状況で相手の攻撃を耐え、それを返さなくてはならなくなったコナミ達。果たして彼らは彼女らの目を覚ますことが出来るだらうか。
「レベル2の鬼ガエルとレベル2の軍隊ピラニアが場に揃った。来るぞゆま!」
「来ないと思います」
「レベル8のジ・アースとレベル8のアブソリュートzeroが場に揃った。いくぞゆま!」
「私はアブソリュートzeroをリリースしてジ・アースの効果を発動します!」
「(´・_・`)」