遊戯王5D'sタッグフォース 満足の意志を継ぐ者 作:ゾネサー
カイバーマンの亜空間物質転送装置によってコナミが飛ばされた先、それは広い大地に1つ佇んでいる大きな牢の前だった。その中には龍のような姿が見えるが牢に繋がっている複数の鎖によって動きを封じられている。
「これが…エンシェント・ホーリー・ワイバーンか。この牢から出してやらないとな」
牢に近づくコナミ、だがその前に手にカースド・ニードルと呼ばれる杖を持った人型の猿が道を塞ぐ。
「そうはさせんぞ!シグナーの回し者め、エンシェント・フェアリーを解放されてしまった今…こいつの封印まで解かせるわけにはいかぬ!」
「…!龍可はエンシェント・フェアリーを解放出来たみたいだな。悪いがそいつの封印も解かせてもらうぜ、俺とデュエルだ!」
「いいだろう。我が名はゼーマン、ディマク様の命により貴様を倒す。だが精霊世界のデュエルは現実世界のデュエルとリンクする。今ディマク様がシグナーの双子とデュエルを行っている…これを見るがいい!」
ゼーマンが手をかざすとそこでは龍亜に変わって龍可がダークシグナーのディマクとの戦いを引き継ぐ映像が見える。だがディマクの発動した呪縛牢によりエンシェント・フェアリーの能力が縛られてしまった。
「くっ…エンシェント・ホーリーの封印を解かねえとエンシェント・フェアリーが解放されないんだったな。このデュエルで何とか解放しねえと…。だが、やることは単純だ!リンクするっていうなら俺がお前に勝てばあいつらも有利になるだろ!」
「そう上手くいくかな?このリンクにより私は今のディマク様と同等の力を使うことが出来る…そう地縛神もな」
「地縛神…遊星が再会した時に話してくれたな。そいつを召喚させねえようにしないと…」
互いに距離を取りデュエルディスクを構える。
「 「 デュエル! 」 」
先攻のランプがついたのはコナミ、早く封印を解くために手早くターンを進める。
「俺のターン、俺はモンスターをセットしてターンエンドだ!」
コナミ LP4000
フィールド 裏側守備表示1
セット0
手札5
「それだけか、ならば我のターン。我はファイターズ・エイプを召喚する」
戦いに飢えたゴリラが勢いよく地面に着地する。
ファイターズ・エイプ 攻撃力1900
「ファイターズ・エイプでそのセットモンスターに攻撃!」
「伏せていたのはUFOタートルだ、破壊されるぜ!」
円盤を背負った亀にゴリラの重いパンチが炸裂する。
「だがUFOタートルが破壊されたことでデッキからギガテック・ウルフを特殊召喚だ!」
ギガテック・ウルフ 攻撃力1200
「こちらもファイターズ・エイプの効果を発動!戦闘で相手モンスターを破壊するたびに攻撃力が300アップする!」
ゴリラが自らの胸を叩き自分の力を誇示する。
ファイターズ・エイプ 攻撃力1900→2200
「下級で攻撃力2000を超えた…!だけどさっきのカイバーマンとの戦いで3000がポンポン出てくるのを見てきたんだよ、今更その程度でビビるか!」
「その強がりがいつまでもつか…。我はカードを2枚伏せてターンエンド」
ゼーマン LP4000
フィールド 『ファイターズ・エイプ」(攻撃表示)
セット2
手札3
「行くぜ俺のターン、ドロー!俺は手札からチューナーモンスター、ジェネクス・コントローラーを召喚だ!」
左右にアンテナがついたロボットがコナミの場に現れた。
「俺はレベル4のギガテック・ウルフにレベル3のジェネクス・コントローラーをチューニング!3つのエレメントを司る者よ、炎の力を拳に宿しあらゆる敵を焼却せよ!シンクロ召喚!燃やし尽くせ、
ジェネクス・コントローラーの電波によりギガテック・ウルフが変形し、その中枢コアにジェネクス・コントローラー自身が送られる。
さらに3つのランプの内オレンジのランプが点灯した。
A・ジェネクス・トライフォース 攻撃力2500
「この瞬間トラップカード、チューナー・キャプチャーを発動。シンクロに使用したチューナーをこちらの場に特殊召喚する!」
マジックアームによってジェネクス・コントローラーがゼーマンのフィールドに引きずり込まれる。
ジェネクス・コントローラー 攻撃力1400
「何…だがトライフォースの効果を含めて一気にダメージを与えてやる!トライフォースでファイターズ・エイプに攻撃!」
「甘いぞ。我は伏せていた攻撃の無力化によりバトルフェイズを終了させる」
「くっ…カードを2枚伏せてターンエンド!」
コナミ LP4000
フィールド 『A・ジェネクス・トライフォース』(攻撃表示)
セット2
手札3
「行くぞ、私のターン!我はレベル4のファイターズ・エイプにレベル3のジェネクス・コントローラーをチューニング!暗黒より生まれし者、万物を負の世界へと誘う覇者となれ!シンクロ召喚!出でよ我が分身、猿魔王ゼーマン!」
2体が同調するとゼーマンとほぼ同じ姿をしたモンスターが現れた。
猿魔王ゼーマン 攻撃力2500
「何…確か遊星がいうにはダークシグナーはダークシンクロと地縛神を使ってくるって言ってたはず…。お前がディマクと同じならダークシンクロを使うんじゃないのか!」
「チッ…ダークシンクロによってディマク様が呼び出した我が分身はあの緑髪の少年の機械龍にやられてしまった」
「マジか…サンキュー龍亜!」
「だがダークシンクロでなくとも我が分身の力を見せてくれよう、私はフィールド魔法、クローザー・フォレストを発動!このカードの効力により我の墓地に存在するモンスター1体につき我の獣族モンスターの攻撃力が100アップする!」
猿魔王ゼーマン 攻撃力2500→2600
「くっ…トライフォースの攻撃力を超えてきやがったか!」
「バトルだ、ゼーマンでトライフォースに攻撃!」
「なんてな!トラップカードオープ…発動しねぇ!?」
「そんな策略は通じぬ、ゼーマンが攻撃するとき相手は魔法・罠を発動することはできない!」
「なんだと!?」
手札の杖から出てきた闇がコナミの伏せカードを覆い隠す。そしてその闇はトライフォースをも包み込み、破壊した。
コナミ LP4000→3900
「我はカードを2枚伏せてターンを終える」
ゼーマン LP4000
フィールド 『猿魔王ゼーマン』(攻撃表示)
セット1 『クローザー・フォレスト』
手札1
「俺のターン!…よし、俺は伏せていた永続トラップ蘇りし魂を発動だ!この効果で墓地のジェネクス・コントローラーを守備表示で特殊召喚!さらにアイアン・コールを発動、墓地の機械族モンスターギガテック・ウルフを召喚だ!」
コナミの場に空いた2つの穴から2体のモンスターが蘇る。
ジェネクス・コントローラー 守備力1200
ギガテック・ウルフ 攻撃力1200
「無駄な足掻きだ…そいつらでは届かぬ」
「まだ俺はこのターン通常召喚をしてないぜ、来てくれファイヤー・アイ!」
目の上のまつげのあたりが炎で燃えている目玉モンスターが現れた。
ファイヤー・アイ 攻撃力800
「使わせてもらうぜカイバーマン!俺はレベル2のファイヤー・アイとレベル4のギガテック・ウルフにレベル3のジェネクス・コントローラーをチューニング!白銀の翼はためかせ敵を魅了しろ!シンクロ召喚!降臨せよ、蒼眼の銀龍!」
白銀の翼と濃い青の瞳を持つドラゴンがコナミの場に飛翔する。
蒼眼の銀龍 攻撃力2500
「なんだ…この力は。シグナーの龍にも匹敵する圧力を感じる!」
「へっ…俺もこの圧力を感じたときはビビったぜ。特殊召喚に成功したことで蒼眼の銀龍の効果発動、銀龍は次のターンのエンドフェイズまで効果の対象にならず効果では破壊されねぇ!」
「なんだと!?」
「だがその効果が適用される前にトラップカードシンクロ・ストライク発動!銀龍のシンクロ素材にしたモンスター×500の数値分エンドフェイズまで攻撃力を上げる!」
墓地のモンスターの力を引き継ぎ銀龍は咆哮をあげる。
蒼眼の銀龍 攻撃力2500→4000
「行け、銀龍!白銀のバーストストリーム!」
「くっ…だがゼーマンは手札かフィールドのモンスターを墓地に送ることでその攻撃を無効に…しまった。この効果は対象を取る!」
「へっ…銀龍は効果の対象にならねえんだよ!」
銀龍から発射されたエネルギー弾はゼーマンを貫く。
ゼーマン LP4000→2600
「くっ…だがトラップ発動ダーク・マター!我のシンクロモンスターが戦闘で破壊されたときデッキの上から2枚のカードをめくり攻守0のモンスター扱いとして我がフィールドにセットする!我はデッキの魔法カードポイズン・ファングとトラップカード吠え猛る大地をセット!」
裏側守備表示×2 守備力0
「2体のモンスターにフィールド魔法…しまったこの条件は!」
「くく…ターンを終えるがいい」
「ちぃ…俺はカードを2枚セット!これでターンエンドだ!銀龍の攻撃力は元に戻る!」
蒼眼の銀龍 攻撃力4000→2500
コナミ LP3900
フィールド 『蒼眼の銀龍』(攻撃表示)
セット2 蘇りし魂(使用済み)
手札0
「我のターン、ドロー。…赤帽子よ、この広大な大地にこの牢以外に何もないのを不思議に思わなかったか?」
「ああ、ここは精霊界なんだから精霊がもう少しいてもいいんじゃないかとは思ったけどよ…。それがなんだ?」
「その答えはこれだ…。我は2体のモンスターと…我が幽閉し精霊たちの魂を生贄とし、地縛神
「なんだと!?」
ゼーマンによって捕らえられてしまった精霊たちの魂が天に捧げられ、巨大な猿のモンスターが現れた。そして時を同じくして龍可たちの前にもここの精霊を糧とした同じモンスターが現れたのであった。