聖杯くんが別世界線の人理がヤバイと言ってきた 作:クレイジー松本キヨシ
※修正しました。
魔術回路の本数です。
「ドワァッ!?」
意識が戻った僕は勢いよく身体を起こした。
「あ、あの……」
声がしたので、横を向く。
そこには明らかに僕を変人として見る目をしている片目を隠した女の子。
その後ろには苦笑の表情を見せる青年の姿が。
周りを観察する。
状況把握は大事だ。
「あー、すまない。こ、ここまで来る間に乗り物酔いしちゃったみたいで」
そう言うと同時に、僕は自分の魔術回路の状態をチェックする。
……うん、いつも通りの僕だ。
メイン500本にサブが250本ずつ……
「ファ!?」
増えてる!?メインが450本増えてて、サブに至っては225本ずつ増えとるぅ!?
てか、変な声出してまた変な目で見られてる!?
「ご、ごめん。いつの間にここに着いていたと思って」
ハハ、と苦笑をしながらそう言った。
何とか2人は信じてくれたようだ……。
『やはり、私と融合をしたからでしょうか?』
「うーん、そうなのかもしれ……ファ!?」
『ど、どうしました?』
ナンデー!?ナンデ、セイバーさんが僕の中にィ!?
あ、そうだ。融合したんだっけか。
「あの、本当に大丈夫ですか?」
片目の子が心配そうな声で訊いてくる。
僕は震えた声で答えた。
「あー、大丈夫じゃないかなー?酔ったせいで記憶がトンジャッタカモーココハドコー?」
「乗り物酔いで記憶が飛ぶってことあるんですか……?」
片目の女の子よ、そういうことにしておいてくれ。
今は少しでも情報が欲しいんだ。
片目の女の子はやれやれといった感じで溜息を吐き、教えてくれた。
「ここは人理継続保障機関カルデア。その正面ゲートから中央管制室に向かう通路です 」
ふむふむ、聖杯くんの言ってた人理が云々を正すような場所って事か?
何となくわかった気がする。てか、
『はい。恐らく私の直感スキルでしょう』
やっぱりそうか。今まではこんな感覚なかったし、上手い具合に融合出来たんだな。
『そのようですね』
とりあえず、サーヴァントとの融合体?ってのがバレて変な疑いを掛けられるのも嫌だから、誤魔化しの魔術を掛けておこう。
すると、後ろにいた青年がやっと喋った。
「そろそろ説明会ってやつが始まるんじゃないの?」
「そうでしたね。では案内します。えっと……」
僕の名前か。ここはとりあえず……
「アル、とでも呼んでくれ」
「わかりました。では、アルさんもついて来てください」
そう言われたので、僕は片目の女の子の後ろをついて行く。
『何で本当の名前を言わないんですか?それにアルって……』
ごめん、勝手に借りちゃった。
『いえ、問題ありません。ただ、どうして本当の名前を明かさないんです?』
ちょっと調子に乗ってカッコつけたくなっちゃった……。ってのもあるけど、ここの人達が信用に値するかの情報がまだ少ないからね。
何かあった時のために逃げれるように、ってのと、この世界線の僕がどんな人物か分からないから。もしかしたら有名人かもしれないし。
『成る程』
まぁ、まずこの世界線に僕が存在するかどうかすらわからないけどね。
○○○
片目の女の子――マシュ・キリエライトちゃんが説明会の場所である中央管制室に連れてこられた。
同じく連れてこられた青年――岸波君はマスター適性者ということでここに来たらしい。僕もそういうことになってる。
前列の真ん中に岸波君と座る。
てか岸波君、一般応募からここに来たとか言ってるけど絶対嘘だろ。只者ではないオーラがひしひしと感じ取れるんだけど!?
それに遠坂を男にした感じの容姿だから若干怖いんだけど。
と、岸波君に対して恐怖心を覚えたところで、カルデラの所長であるオルガマリー・アニムスフィアが僕達の前に立ち、喋り始めた。
「時間通りとはいきませんでしたが、全員揃ったようですね」
そう言えば、来る途中でガラスで僕の容姿を確認したんだけど、セイバー……、あぁもうアルトリアで良い?
『勿論、構いません』
ありがとう。そう、僕の容姿が変わってた。というより、僕の元の髪が黒だったのに綺麗な金髪になって、目の色も綺麗な翡翠色になってて、アルトリアを男にした感じになってた。
『そうなると、元から似てたのかもしれませんね、私達』
そうかもしれないね。
あ、そうだ。アルトリア、今の状況ってどうなってるの?その、宝具?
『状態を教えるのは構いませんが、説明は聞かなくても大丈夫なんですか?』
大丈夫。そんなことよりも、自分の状態の確認の方が大事だと思う。いつでも戦えるようにさ。
『それもそうですね』
うん。それに、こういう聞くフリってのは僕の得意分野だから。
『士郎が良く言ってましたね。私……というより私達と言った方が適切でしょうか?とりあえず、私達の状態の確認です。まず
それは驚いた。それで……
『
ただ?
『真名解放は出来ないようです。何故かは分かりませんが……』
……何故だ?僕の身体にまだ馴染んでないとか?
まぁ、最初はサーヴァントの動きにも慣れないといけないから、急に真名解放なんてしないと思……、何だろう急に不安になってきた。
『奇遇ですね、私もです』
直感スキル怖い……。
って、いつの間にか隣にいた岸波君が居なくなってる!?
何処に行ったんだ……。
「そこの貴方!」
「ハイ!」
目の前で急に呼ばれたからビックリしたじゃないか。
「貴方は今回、Aチームよ。さっさと準備しなさい。もう始まるわよ」
「ア、ハイ」
所長は何であんなお怒り何だ?
まぁいいや。
…………で、どうすれば良いの?
『話をちゃんと聞かないからですよ……』
仕方ない。所長さんにどうすれば良いか訊きに……ッ!!
瞬間、俺は駆け出していた。
嫌な予感が直感スキルによって感じたからだ。
「ちょっ!?何すん……!」
「
その瞬間。
『特異点Fへレイシフトします』
無機質な機会音がアナウンスされ、カルデアの管制室は爆発に飲み込まれた。
直感スキルによるフラグ、無事回収。
ニコ生見終わったら設定書き始めます……笑