聖杯くんが別世界線の人理がヤバイと言ってきた   作:クレイジー松本キヨシ

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戦闘描写は苦手なんや。


特異点F 炎上汚染都市 冬木
1


次に瞼を開けたら、そこには地獄が広がっていた。

 

「ここは……ッ!」

『酷いですね……』

 

思わずその場に立ち上がる。

僕はここを知っている……。

だってここは……

 

「なんで、なんで冬木がこんなことになっているんだッ!」

 

自分が生まれ育った街なのだから。

 

『悠人、今はそれよりも彼女の事を優先した方が良い』

 

アルトリアにそう言われ、はっとなる。

 

確か全て遠き理想郷(アヴァロン)を真名開放して所長を守ったんだっけか。

すぐ近くに倒れて意識を失っている所長がいた。

 

「えっと、起きて下さい」

 

少し身体を揺さぶると、所長は目を覚ます。

 

「ん……、ここは……?」

 

所長が身体を起こし、意識を覚醒させる。

やはり、所長も今の光景を見て驚いた。

 

「な、何よ……コレ!?」

「落ち着いて聞いてください。どうやら僕達はカルデアではない場所に来てしまったみたいだ」

「という事は、レイシフトしたってこと!?」

「恐らく。それに僕はこの街を知っています」

「そう……。それにしても、なんでコフィンに入ってなかった私達がレイシフトに成功してるのかしら……」

「そ、それは」

 

まだ本当のことを言いたくない僕は口ごもってしまった。

 

『恐らく、充分に扱えていないのでしょう。本来の性能であればカルデアという場所にいたはずです』

 

そうだよな……。

まぁ僕の身体に異常は無いから概ね良しとするか……。

 

「何?何か知ってるの?」

「いえ、何も」

「本当かしら……?まぁいいわ。それよりもこの状況をどうにかしないと」

 

所長は立ち上がり、服の汚れを叩きながら言った。

 

確かに、この状況はマズイ。

何とかして帰る手立てを探さないと。

 

「他に生存者はいると思いますか?」

「……私の仮説が正しいなら、生存者はいないと思うわ」

「そうですか。ならカルデアとつう……「GIAAAAAAAa!」所長、僕の後ろに下がってください」

 

骨だけの怪物が何やら音を立てながらこちらに向かってくる。

それがわかると、僕は所長を後ろに下げさせる。

 

「な、なによアレ……!」

 

所長は見るからに驚き、恐怖している。

 

……あの程度なら僕の体術でも何とかなる。

 

『いや、悠人の体術はサーヴァントにも通用するのですが……』

 

いやいや、アルトリア。それは何の冗談だ。

 

『冗談ではありません!』

 

とりあえず、今は目の前の敵に集中しよう。

 

敵の数は3体。

 

まずは近くにいた敵を蹴り飛ばす。

 

「GIAAAAAAAa……」

 

瓦礫の壁にぶつかり、再起不能となった。

 

えっ、弱すぎない?

……って、そういえば僕は今アルトリアと融合しているのか。

という事はサーヴァントと同じように動けるし、力もあるということか……。

 

「なら、早く終わらせる……!」

 

瞬間、2体目の敵の懐に潜り込み、掌底を放つ。

呆気なく2体目も骨が砕け散り、再起不能となった。

最後の1体は飛び蹴りで始末し、敵の全滅に成功した。

 

そして所長の所まで戻ると、所長は睨むように僕を見ていた。

 

……なんで!?

 

「貴方、一体何者よ!?」

「……武道を嗜むしがない魔術使いですが?」

「嗜んでるってレベルじゃないでしょ、アレ……!」

 

とりあえず、目の前にある危険は去った。

 

「所長、ここから動きますか?動きませんか?」

「そうね……」

「兎も角、通信が取れれば良いのですが……「所長!」む?」

 

僕と所長は声がした方を見ると、そこには岸波君と、大きな盾を持ちハレンチな服装になっているマシュ・キリエライトちゃんがいた。

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