聖杯くんが別世界線の人理がヤバイと言ってきた   作:クレイジー松本キヨシ

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この作品において、概念礼装は召喚から出ないことになってますよ……。

全く羨ましい!




2

あの後、何故マシュちゃんがハレンチな服を着ていたのかがわかった。

デミ・サーヴァントになったそうだ。

ということは僕と同じような存在になったということだろう。

 

アルトリアが『あの盾……』と意味深な呟きをしていたが、僕は深く問いただすことはしなかった。

だって、その呟きがあまり良い声音ではなかったのだ。

いずれ、アルトリアが話してくれるのを信じて、今は放っておくことに決めた。

それに、僕も僕で胸がざわめくような感覚に囚われている。

何か、こう、アルトリアとは別に、サーヴァントとパスが繋がったような……。

 

それは一旦置いておこう。

 

そんなことより、今は所長が白野君(岸波君の下の名前だそうだ)とマシュちゃんとの契約を認め、召喚サークルとやらを設置しているところだ。

 

「これは……カルデアにあった召喚実験場と同じ……」

 

マシュちゃんが少し驚きながらそう言った。

すると、何処からか声がした。

 

『CQ、CQ。もしもーし!よし、通信が戻ったぞ!』

 

どうやらカルデアからの通信のようだった。

 

『2人ともご苦労様、空間固定に成功した。これで通信もできるようになったし、補給物資だって……』

「はぁ!?なんで貴方が仕切っているのロマ二!?レフは?レフはどこ?レフを出しなさい!」

『うひゃあぁあ!?』

 

……どうやら、所長からしたらロマ二という男性が仕切るのは納得しないらしい。

 

それよりも、"レフ"という名を聴いて、僕の直感がその男は危険だと警報を鳴らしてるんだけど……。

これはみんなに伝えた方が良いのだろうか……?

 

『いえ、まだ伝えない方が良いでしょう。どうやら、彼女達の信頼に於ける方のようだ。こんな状況下なのに、そんなことを伝えたら混乱するに決まってます。それに悠人は今、デミ・サーヴァントとやらになっている事を隠しています。その事を話さずに話すのは難しいでしょう』

 

それもそうだね。アルトリアの言う通りだ。

それに、ぽっと出の俺なんかの言葉で所長達がレフ教授を疑うのは難しいだろう。

 

それに所長達は今、カルデアの状況などの報告を受けている。

急に割り込むのも良くないだろう。

 

なら僕は周りの警戒でもしておくか。

 

 

 

 

 

 

 

悠人がそう思考している一方で、オルガマリー達はカルデアにいるDr.ロマンとの通信を行っていた。

 

「これより岸波白野、マシュ・キリエライトの両名と……彼の名前は?」

「所長、彼はアルさんです」

「そう。アルを探索員として特異点Fの調査を開始します」

『あそこにいる彼もですか?』

「えぇ。どうやら彼は優秀な魔術師のようです。低級な怪物なら彼でも倒せます」

『えぇ!?それは本当なんですか?』

 

ロマンだけでなく、マシュと白野も目を見開いて驚いている。

 

「えぇ。先程も3体の低級な怪物を倒していましたし。あれはまさに瞬殺と言っていいでしょうね」

『彼、本当に人間ですか……?』

「恐らく、太極拳とかのそういう拳法でしょうね。それなら普通の人間でも、達人レベルならできない事はないでしょう」

『うーん……?まぁ確かにそれもそうですね……』

「とにかく、現場のスタッフが未熟なのでミッションはこの異常事態の原因、その発見にとどめます。解析と排除はカルデア復興後、第二陣を送りこんでからの話になります。キミもそれでいいわね?」

 

オルガマリーにそう言われ、白野は頷く。

 

『了解です。健闘を祈ります、所長。これからは短時間ですが通信も可能ですよ。緊急事態になったら遠慮なく連絡を』

 

それを聴いたオルガマリーは眉間に皺を寄せ、誰にも聞こえない声で小さく呟いた。

 

「……ふん。SOSを送ったところで誰も助けてくれないクセに」

 

 

 

 

 

 

どうやら通信が終わったようだ。

僕も彼女達の近くに行こう。

 

「何で一緒に通信を聴かなかったんですか?」

 

白野君がそう訊いてきた。

 

「通信してる間、無防備だろ?なら1人は警戒しておいた方がいいと思ってね」

「なるほど」

 

白野君は納得してくれたそうだ。

 

すると、近づいてきた所長が僕達2人に対して言った。

 

「今の戦力じゃ心許ないです。なので、サーヴァント召喚をしましょう」

 

そして、所長はポケットから1枚のチケットのような物を取り出した。

 

「運良くここに1枚の呼符……、サーヴァントを呼ぶ為のチケットがあります。それを使って戦力補強をしましょう」

「なら、白野君が使ってくれ」

「え、俺?アルさんが使った方が良いんじゃ……」

「いいからいいから!ほら、ね?」

「んー……?まぁいいですけど……」

 

何とかゴリ押しで白野君にすることができた……。

出来ることなら僕がやってあげたかったけど、今の僕の身体で召喚が出来るのかが些か疑問だった。

もしこれで、無効になったりするのなら、折角の呼符とやらが無駄になる。

なら、確実に召喚できる白野君の方が良いだろう。

 

「盾の上に置けばいい筈よ。それと、召喚されるサーヴァントはランダムよ」

「わかりました」

 

白野君は所長から呼符を受け取り、それを盾の上に置いた。

 

そして、盾から眩い光が放たれ、1人の人間が現れた。

 

「やっほー!ボクの名前はアストルフォ!クラスはライダー!それからそれから……ええと、よろしくね!……ん?あっ!」

 

……マジか。

現れたサーヴァントはよりにもよって、第5次聖杯戦争に召喚されたライダー。

 

シャルルマーニュ十二勇士の1人。

アストルフォだった。

 

 




アストルフォ君ちゃん、僕にもください(懇願)

あ、そうだ(唐突)
槍トリアLv100にしました。
第三再臨か鬼門すぎんよ〜(;´д`)
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