この素晴らしい世界に妖精が!   作:妖精さん

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19話 ジャイアント・トード討伐

それから5日後サニーの防具が完成したらしい。

だが不思議なことにわたしの防具も完成したらしい。この前聞いたときは完成まで2週間とか言ってたのに?

知らせを受けて武器屋まで皆で行ってみると武器屋のおじさんとなぜか隣の仕立て屋のお姉さんとよくギルドの酒場にいる機織り職人のおじさんが待っていた。

しかし、機織り職人のおじさん・・・仕事中も荒くれものスタイルなのか。別にいけなくはないけど。

とりあえずサニーは動き安さを重視したつくりの皮鎧になっていた。腰回りに小さめの収納ポーチが付いている便利仕様だ。あと木の盾になめし皮を張った物もおまけについてきた。結構に会っていてうれしそうだ。ちゃんと妖精の羽が出せるように背中に穴が開いている親切設計だ。

ちなみにルナは目の前にいるお姉さんの仕立て屋で頭までかぶれる大きめのローブを買っていた。

普通にしていると重そうだが、普段はウィンドブレスをかけてフワフワたなびかせているのでかっこよく見える。

そういえば、ルナは最近初級魔法の応用で色んなことをするようになってきた。ティンダーとウィンドブレスで火起こしから火力調整までするようになったり、暑い日にクリエイトウォーターとウィンドブレスでミストを作ったり、それで打ち水したりすごい気ようなことをするようになった。わたしも一応魔法が使えるようだが下級職なのでルーンナイトの劣化版みたいなことしかできない。

わたしの職業って固有スキルがないと本当にどっちつかずになっちゃうから使い物にならなくなっちゃうな。

 

「コニファー?コニファーったら!!もう!また、ボーっとして」

 

ルナに軽く小突かれる。あ、もう私の番か。すでにサニーの細部修正が終わり次は私の番だ。

確かにきれいに磨かれたシルバーの質感は鉄が材料とは思えないほどきれいだ。ところどころに青や自分の髪色と同じ紫で着色されているのもうれしい。アームガードとレッグアーマーもちゃんとできている。

でも、なんで肝心な鎧が側面以外はないの?!?!

それで仕立て屋のお姉さんと機織り職人のおじさんがスカート短めのドレスをわたしに充ててるの?

なんで兜じゃなくてティアラなの?

「これはなかなか」「こいつもいいじゃねえか」

 

あげく、肩は丸見えだし・・・使えるの春と夏だけじゃない?秋あたりから厳しくなるよ!!

でも、サニーもルナも何も言わない・・・おかしいことなんてないのか???わたしがおかしいのかな???

そして、半刻程かけてヒラヒラが付いてるドレスみたいな薄紫色の服を着せられ先ほどの鎧をつけられた。

みんな似合ってるとは言ってくれてるけど・・・

いや、ビキニ・アーマーとか着てた人もいたような気もするし。

これはこれでありなんだ!そう思うことにしよう!!

 

 

そんなこんなで午前中の防具の細部修正は終わった。

 

午後はそのまま冒険者ギルドで討伐ギルドを受けようということになり、道中でスキルポイントの振り分けをしながらギルドまで向かった。

 

ギルドボードの前で初心者用の簡単な討伐クエストを探していると、親切な冒険者の人がジャイアント・トードの討伐をすすめてくれた。

 

「ジャイアント・トードのようなカエル系は刃物が通り易く倒し易いし、攻撃法も舌による捕食しかないから、深手を負う事もまずない。倒したジャイアント・トードも食用として売れるから稼ぎもいいしな、それだけでやってるやつもいるくらいだぞ。薄い装備をしていると食われたりするらしいが、今の君らの装備なら・・・魔法使いの子以外なら、金属を嫌がって狙われないと思うぞ。それに、5日で3匹だから周辺で採集クエストを引き受けて同時進行するのもありだぞ。」

 

ちなみにサニーは革製の防具だけど留め具の部分に金属が多く使われている。

心配なのはルナだが、わたしとサニーで守ればなんとかなるよね。

 

わたし達はジャイアント・トードの討伐を引き受け、ジャイアント・トードのいる草原に向かった。

草原ではすでに、いくつかのパーティがジャイアント・トードと戦っている。

ジャイアント・トード討伐はギルドが毎日発行しているので最大一つの狩場に5パーティいることがある。

今日は3パーティいる様子を見ると5日前、4日前に引き受けたパーティはもう依頼数を狩ったのだろう。

 

 

わたし達も始めよう!初の討伐クエストがんばらなくちゃ!

冒険者のお兄さんが言った通りわたしのスモールソードとサニーのバトルアクスが面白いようにジャイアント・トードの皮膚を切り裂いていく。

ルナが詠唱を始める、それを見た私たちは巻き込まれないようにジャイアント・トードから距離をとる。

「アイシクル!」

巨体な氷柱がジャイアント・トードに降り注ぎあっという間にジャイアント・トードを串刺しにした。

「やったね!ルナ!」

「えぇ!」

「ルナ、かっこいいよ。」

サニーには元気に答えたのにわたしが言うとなぜか恥ずかしそうに顔を伏せた。

どうしてだろう?

 

初日は2匹狩って終わりにした。とりあえず今日狩った2匹はギルドで換金したうえで一部を今日の晩御飯にした。

カエルの肉って鶏肉みたいだけど鶏肉より淡白で少し硬かった。これを干し肉にしたらシュワシュワに合うかもしれない。

 

 

2日目はギルドであの魔物がいる場所に群生している薬草マジックグラスの採取クエストも同時進行でやることに、

しかし本当に、鉄製の装備していると本当にジャイアント・トードは寄ってこないむしろ見向きもしない。

ルナも今日は武器屋で買ったセール品の鉄の盾を背負っている。このクエストが終わったらわたしにくれるそうだ。

午前中は草原で薬草を採集して帰る前に、ジャイアント・トードを倒して帰った。

 

ちなみにここ2日間の収入はジャイアント・トード討伐報酬10万エリス、ジャイアント・トードの肉の買い取り額1万5000エリス、マジックグラスの採集クエスト7500エリス、合計12万2500エリス。

冒険者って結構儲かるのかも・・・

 

 

 

 

倉庫に帰るとスター達が他の妖精達と白い粉をアクア像に詰めていた。

 

「コニファー!シーツ敷くの手伝って!!」

ルナが呼んでる。

「待って!今行く!」

 

あしたも何かクエストを受けよう。次はすこし強いモンスターでも大丈夫かな?

 

 




アイテムや地名はアトリエシリーズの物も採用していこうかな。
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