この素晴らしい世界に妖精が! 作:妖精さん
天照様の出番はプロローグまでです。今後の出演予定はありません。
拝啓、天照様。
私は確かに妖精になりました。ですが、スタートが木の上って初見殺しでは?
異世界に転生した自分・・・女の子になったから私って言った方がいいのかな
改め私。5メートルはあるんじゃなかろうか針葉樹の上の方の枝に立っていた。
ひえぇぇええ!!し、死ぬ!!
慌てて幹にしがみつく私。
どうすればいい・・・
①普通に下りればいいじゃない
②飛ぶ
③バンジー
みんなも一緒に考えよう(一人芝居モード)
①針葉樹です地上3メートルあたりから足場がありません。詰んだ
②そもそも、わからない。この羽はどうやって使うんだ。誰か教えて
③死にます
誰か・・・たすけて・・・
つ④
「おーい!!」
ん?
「あなた!そんなところでなにしてるのー?」
声のする方向を見ると同族の妖精の姿が・・・
オレンジがかった金髪のツインテール。その頭の上には白のヘッドドレス。袖の大きな長袖ブラウスと赤のロングスカート。間違いない!!
東方キャラのサニーミルクだ!!異世界って幻想郷だったのか?
「ねえ、あなた。どうして木の幹にしがみついてるの?新しい遊び?」
初の原作キャラ、感無量だ。
じゃない、助けてもらおう。いくら悪戯好きの妖精だからって困っている同族をさらにどん底に突き落とすようなことはしないだろう。
「・・・・けて・・・た・・・て」
あれ、声が出ない。
ここしばらく妄想の自分と天照様とのテレパシーしかしてないから声が出ない!!
何とか絞り出すんだ。咽喉が乾いて痛い。な、涙で口を潤すんだ!!出ろ涙!!
「だずげで・・・下りれないよ~!!!」
情けない私の叫びが周囲に響く。
「ちょっと、静かに!いくら何でも声大きすぎ。モンスターが気が付いたら大変よ。わかったから助けを呼んでくるからそこで待ってて!!」
サニーミルク(仮)はそういってどこかに行ってしまった。
まあ、そのまま放置されたわけじゃあなくって本当に仲間を呼びに行ったんだけど。
「だいじょうぶ?」
「ほら、涙を拭いてね」
サニーミルク(仮)はルナチャイルド(仮)とスターサファイア(仮)を連れて戻ってきた。
こうして、私は彼女たちの助けを得て無事に木から降りることに成功した。
そういえば、転生特典に不老不死があったような・・・
飛び降りても良かったのか・・・でも痛そうだし、これでよかったのかな
ちなみに彼女たちは本当にサニーミルク・ルナチャイルド・スターサファイアと言う名前だった。
彼女たちは私がこのあたりの妖精ではないことをすぐに見抜き。
どこから来たとか、なんで木の上にいたとか、さっそく質問攻めしてきた。
「ねえ、あなたお名前は?お名前はなんていうのかしら?」
スターサファイアの質問に思わず田中の名を使おうと思ったが妖精の名前が田中はない。
だから・・・
「わたしの名前・・・うぅ・・・わからない・・・」
記憶喪失キャラで通すことにした。
なんと、原作キャラ登場前に東方キャラが・・・