この素晴らしい世界に妖精が! 作:妖精さん
目が覚めた私は久しぶりにエリス様のいる死後の世界にいた。
「あら、コニファーさん。また来たんですか?」
はい、また来てしまいました。コクリ
エリス様に状況を説明すると、エリス様は少し慌てた様子で現世の様子を映し出す。
エリス様が映し出した映像?にはちょうどカズマさんがクリエイトウォーターで反撃している最中だった。音声が聞こえないのは残念だがそれは仕方のないことだ。
「すいません、次は音声が出るようにしますね。」
エリス様も心の中を読むことができるのか。天照様も出来たわけで、神様ならできて当然なのかな?
ベルディアの足をフリーズで凍らせてスティールで奪う!
さすがです!!あ!!だめだレベルの差がここにきて・・・
カズマさんの方に一歩一歩歩みを進めるベルディアに割って入るダクネスさん。
「逃げてー!!」
「あ、あぶない!ダクネス!!」
エリス様も一緒になって叫ぶ。
もう終わりだと思った時。クリエイトウォーターでの大反撃が始まった。
というか、あのデュラハン、水が弱点だったのか・・・
アクアさんの魔法が唱えられるとアクセルの街を飲み込んでしまうのではないかと思う程の水が召喚された。
「・・・・・・・」
「アクア先輩!?や、やりすぎです!!」
街が半壊した、でもベルディアは死んでいなかった。
ベルディアはまたもカズマさんたちの方へ近寄っていく。
カズマさんがまたスティールを発動させた。今度はベルディアの首を持っていた。
「今度はベルディアも弱体化している。カズマさんの作戦勝ちですね!」
エリス様が興奮気味に言う。
何というか、二人でテレビを見ているような感覚だ。
そして、カズマさん達の方もカズマさんの悪だくみ面がアップに映される。
何を企んでいるんだろう。
まさに、そのあとの展開はサッカーしようぜ!お前ボールな!だった。
その後はアクアさんの浄化魔法によってベルディア倒された。
ダクネスさんが祈りをささげていたら死んだと思っていた人たちがアクアさんの蘇生魔法で復活して恥ずかしい展開になっているようだ。
映像が切り替わる。
あれ?これって私?
その横でアクアさんが必死な顔で蘇生魔法を掛けていた。
あれー?なんかシリアスな展開になっているような。
ルナやサニーに他のみんなも深刻そうな、悲痛な顔をしている。
どういうことなの!?どういうことなの!?
混乱する私を横にエリス様がゆっくりと説明してくれる。
「これはおそらくですね。不老不死スキルで死んでいない貴女に蘇生魔法を掛けても復活しないわけですね。生きてるわけですから・・・。でも、皆さんは死んだあなたに蘇生魔法が聞かない・・・つまり、死んだと思っているのではないでしょうか?この世界では原則一度死んで蘇生すると2度目はないので、誤解に拍車をかけているようですね。」
な、なるほど・・・
っておい!待って!
皆、沈んでいる。
ルナが塞ぎ込んで泣き、サニーがその肩を抱きながら涙を流している。
この後は大宴会って流れじゃないよねこれって・・・
あれ、なんか。エリス教会に運び込まれて葬式が始まってる。
早い!この世界の葬式は即日なのか!
私が復活するまでの時間が足りない!通夜とかはないのか?
やめて!棺桶に入れないで!
うわあああああああ!!花を入れるな!!蓋を閉めるな!!埋めるなぁああ!!
う、埋められてしまった・・・
私はエリス様の方を向く。
「え、エリス様・・・」
「はい?」
「クリスさんになって私を掘り出してください。」