この素晴らしい世界に妖精が! 作:妖精さん
今回は、まだ戦闘はありません。
キャベツとの遭遇と戦闘準備と言った感じ
安楽少女の厩舎を出てからはまた畑の中を歩くことになる。
とりあえず、安楽少女達には名前を付けてあげた。
スウィーティオ、ドール、バヤリース、サンキスト、センビキヤ、ノーキョー、サンフルーツ・・・・アウトかもしれない・・・異世界だしセーフか?
「コニファー次はキャベツ畑に行くのよ。あんまり、ぼーっとしてると怪我するわよ?」
そんなことを考えていたらスターに怒られる。
キャベツでケガするって?キャベツに躓いて転ぶってこと?
いくら私でもそんなおっちょこちょいじゃなよ・・・って・・・え?
なにあれ?
キャベキャベキャベキャベキャベキャベキャベキャベキャベキャベ
レタレタレタレタレタレタレタレタ
ハクハクハクハクハクハク
野菜が飛んだり跳ねたりしてる・・・
「や、野菜が逃げたぞーーーー!!!」
それを見つけたマロンが叫んだ。
「伏せて!!」
スターが私を押し倒す。ち、ちかい・・・
すぐ上を猛スピードで通過した。すぐ後ろにあった低木が完全に折れていた。
っひぃ
「だいじょうぶ!これを!」
そう言ってアインが私たちに鉈を渡す。
「野菜たちが反乱を起こしました!!これで叩き切りながら逃げます!!」
空を埋め尽くすキャベツとレタス・ハクサイ。
この世界では、野菜が生きているんだ・・・・
「だめだぁ!!数が多すぎる!!広場の方に逃げろ!!」
マロンが広場の方を指さし走り出す。
「コニファー!?何ぼーっとしてるの!!逃げるの!!」
スターが私の手を引いて走り出す。
何とか広場まで逃げるとすでに広場では他の妖精達が各々武器をもって集まっていた。
「まだ収穫の時期じゃないだろ・・・」
「なんてキャベツの数よ・・・多すぎるわ・・・」
「キャベツだけじゃない・・・レタスやハクサイもいるじゃない?」
絶望感が妖精たちを包み込む・・・
「皆の者、落ち着くのじゃ!!」
「「「「「「「「村長!!」」」」」」」」
白髪ロングで赤と青のヘテロクロミアの少女?幼女?の張り上げた声に周りの妖精達が一斉に振り向く。
「村長!帰ってきておられたのですか!?」
スターが一歩歩み出てたずねる。
「うむ、王国の高官と掛け合ってきたが妖精族の自治権は認めても王族無き今独立は認められんかった。それは置いといて妾が留守にしている間にとんでもないことが起こってしまったようじゃのぅ。」
「はい、申し訳ありません。ですが・・・」
「言い訳は良い、あんなもの誰が予想できようか・・・」
村長が息をのみ声を張り上げる
「皆の者!!やっと得られた安住の地を野菜ごときに奪われてはならんのじゃ!!キャベツたちはまだ耕作地周辺でこちらを伺っているようじゃ。攻めてくるまでにしばし時間があるようじゃ!!この時間を無駄にする出ない!!」
妖精達に檄を飛ばし空気を引き締める。
「サニーミルク!!リリー姉妹をつける、おぬしは白兵スキルを持つ者達と共に前線で指揮するのじゃ!!」
「はい!!リリー姉妹ついてきなさい!!」「ただいま~」「冒険者として腕の見せ所だな」
サニーがリリー姉妹を連れて広場の耕作地側入り口に駆け出す。マロンたち農業組他30人程がついて行く。
「ん、そういえば。おぬしは誰じゃ、サニー達とも親しそうじゃが?」
わ、私ですか?
「私はコニファー。サニーにルナとスターの新しい家族?かな?」
私の言葉に「っふ」と笑った村長さん
「そうか、家族か・・・・・・。サニーミルクには言いそびれたがルナチャイルド、スターサファイア。家族とはかけがえのないものだ。大切にするのじゃぞ、無論コニファーおぬしもだ。」
「「「はい!」」」
「でじゃ、話を戻す。ルナチャイルド、スターサファイア。コニファーは戦えるのか?」
「えぇ、魔法が使えます。私に次ぐ才能を持っています。」
ルナが返答する
「そうか、ではルナチャイルド、コニファーはお前が面倒をみろ。それと他の魔法使用者や弓を扱える者達はルナチャイルドに従い。サニーミルクを援護するのじゃ!!」
「わかりました」
「スターサファイアは後方で戦えない者達の非難誘導の指揮、それとのろしを上げるのじゃ!!近くに冒険者がいれば駆け付けてくれるはずじゃ!!妾も後方で全体の統括を行う!!」
スターはそばにいたシャロンと共に村の居住区へ、村長も側近の妖精と同じ方向に掛けていった。
せっかく、新しい家族が出来たんだ。キャベツなんかやっつけてやるんだ!
「ルナ、わたし・・・がんばるよ」
「えぇ、期待しているわね。」
キャベツたちとの戦いに勝利するためにそれぞれが行動を開始する。
次回、初バトル