インフィニット・ストラトス ~グレモリーの白騎士~   作:ELS@花園メルン

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12 山籠ります!

SIDE 一夏

 

 

俺と師匠はリアスさんに神器の報告をするため、グレモリーの屋敷に戻ってきていた。

 

 

「イチカの神器がエクスカリバーを超えるほどの聖剣・・・。今のあの子にはとてもじゃないけど受け止められないわね」

 

「リアスさん、その、さっき連れて帰ったっていう人は・・・?」

 

「いまだに衰弱しているわ。私が助けたときには虫の息だったからその時のダメージが未だに残ってるんでしょうね」

 

「それで、リアス様、相談ですが例の少年の面倒も私が見ても構いませんでしょうか?」

 

「あなたが?でもイチカの修行もあるのでしょう?

それなのに大丈夫かしら?」

 

「一夏の神器は余程のことがない限り結界を解かれることは無いと思いますから、一緒に修行するぶんには問題無いかと」

 

「なら、あの子のこと、お願いね」

 

 

その時のリアスさんの表情は身内の身を案じる家族そのもので、俺は改めてリアスさんの眷属を大事に思っているという気持ちを知った。

自分のことも大変な筈なのに、王って凄いな・・・

 

 

その後、俺はグレモリーの屋敷にて働くメイド二人から貴族悪魔の騎士としての役割、仕事、礼儀作法を教えられ、濃密な1日を過ごした。

 

 

「ハァ・・・・何か今日だけでどっと疲れた気がするな。まだ、こっち来て2日しか経ってないのに・・・」

 

コンコン「一夏、入りますよ」

 

 

部屋に師匠が入ってきた。

って、

 

 

「師匠、返事を返してないのに入ってこないでくださいよ」

 

「おっと、それは失礼。

それより、一夏、明日から山で籠りますよ」

 

「山?何でです?」

 

「修行と彼の心のケアです。

ああ、彼、というのはリアス様の新しい眷属のことです」

 

「あの人、目が覚めたんですか!?」

 

「ええ。ですが、心を未だに閉ざしています。

最低限の会話しかしませんので」

 

「そんな状態の人を山に連れていって大丈夫なんですか?」

 

 

ていうか、その人まだ病み上がりじゃ無いんですかね!?

 

 

「自然の力とは意外な物なんですよ。

これから向かおうとしている所は魔力の流れの影響で人の精神を和らげる効果があります。

彼をそこで療養させながら修行するのが良いと私は判断しました」

 

「分かりました。

何日くらい籠るのでしょうか?」

 

「あなたが一度、家に帰るときまではこちらに帰ってきません」

 

 

え!?今、7月の中旬ですよ!?4週間くらいも山籠りですか!?

 

 

「明朝、出発します。あ、学校の課題は持っていって構いませんよ」

 

 

そう言うと師匠は部屋を出ていった。

…準備しよう。

俺はさっさと準備を終え、すぐに眠った。

 

 

SIDE 一夏 END

 

 

 

SIDE ???

 

 

「そういう訳であなたと私と弟子の3人で山へ向かうので」

 

 

沖田という男がそう言うと出ていった。

 

目が覚めたら何故か雪の中ではなく、豪華なベッドの中だった。

 

体を動かせず、部屋に来た人たちに聞く限り、どうやらここは貴族悪魔の屋敷らしい。

正直、どうでも良かった。仲間の、皆の復讐を成し遂げるのに、悪魔は関係無かったのだから。

だけど、僕はその貴族悪魔の眷属にされたらしい。

そうでなければ死んでいたそうだ。その点には感謝しているが、僕には眷属として活動するつもりは毛頭無い。

体が完全に回復したらすぐにここを出るつもりだ。

 

 

聖剣を、エクスカリバーを!あの計画で死んでいった皆の代わりに破壊する!

そうしなくては皆に顔向けすることができない!

 

 

それが僕の宿命だ!

 

 

SIDE ??? END

 

 

SIDE 一夏

 

 

翌朝、4時半くらいに目が覚め、起きたら何故か小猫が隣に寝ていた。・・・後、何故かギャスパーも

寝ている姿を見てると本当に男か疑いたくなってしまう程の顔だと思った。

 

てか、なんで二人とも俺のベッドで寝てんの?

 

 

「ん、うにゅ?」

 

 

小猫が目を覚ましたようだな。

 

 

「おはよう、小猫。

今から出かけるから服離して欲しいんだけど」

 

「…こんな時間からですか?」

 

 

小猫が離してくれたことでベッドから降りられるようになったので、着替えを取り出す。

 

 

「師匠とリアスさんの新しい眷属の人としばらく山籠りするからな。

向こうに実家の方に帰るまでこっちには帰ってこないと思う」

 

「…え?せっかくギャー君と色々と計画を考えてたのに…」

 

「…ゴメンな。代わりと言っては何だけど、俺の実家の近くの夏祭りに3人で行かないか?」

 

「なら、そこで何か奢ってください」

 

「ああ、いいぜ!

そろそろ、行くからギャスパーにも説明しといてくれ」

 

「行ってらっしゃい、一夏君」

 

「ああ、行ってきます。

それと、別に君付けじゃなくてもいいぞ?ギャスパーにもそう言っといてくれ」

 

 

そう言って、俺は部屋から荷物を持って出た。

 

 

 

屋敷の外には師匠と金髪の俺より少し背の高い男の人がいた。

この人がリアスさんの新しい眷属なんだろうな。

 

 

「師匠、おはようございます。

それと、えっと」

 

「おはようございます、一夏。

彼はイザイヤ。年は一夏より一つ上だそうです」

 

「…」

 

「おはようございます、イザイヤさん!」

 

「…」

 

 

ぐっ…!

シカトか…何としても会話してやる!

 

 

その後も色々と話しかけてみたけど、イザイヤさんは反応を示してくれなかった。

 

どれくらい歩いたのだろうか

一応、グレモリー領のどこかとは思うけれど、随分、山奥に来たようで辺りには木しか無かった。

 

この森、何か空気が澄んでいる気がする。

深呼吸すると、体が引き締まるな。

 

 

「師匠。ここの空気って何か特別なんですか?」

 

「この森は土地の関係で心身を癒す植物が、多数生息しています。

ですが、それを目当てに魔物が寄ってくるので人にはお勧めできません。

一夏には、神器を用いてここにいる間に襲ってきた魔物を狩ってもらいます。

イザイヤ、あなたは私と来てください。

あ、一夏、夜には結界を張った小屋へ案内しますのでそれまではずっと修行していてください」

 

 

そう言うと師匠はイザイヤさんと森奥へ消えていった。

!早速、来たかな?

 

俺は明らかな殺気を感じ、その方向へ向くと狼型の魔物が寄って来ていた。

 

やってやるぜ!!




木場の過去(悪魔になってから)のがよく分からんけど、頑張って書きます。


今のところ、アンケートは小猫がなかなか高評かな?
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