インフィニット・ストラトス ~グレモリーの白騎士~ 作:ELS@花園メルン
ふぅ、とりあえず今日はアルトリアさんがいないので、色々とブッパされることは無いですね
「なあ、お前何やってんの?」
「ぐっ…!」
俺は家に帰るとうなだれていた冬八に問い詰めた。
「試験会場で迷うとか、小学生かよ」
「し、仕方ねえだろ?当日、どこが来てるかなんて知るわけ無いんだし」
「何でIS起動する流れになったのさ?」
「迷って、直感に従って入った部屋にあったISに興味本位で触ってみた」
「……バカじゃねえの?」
「あ!?誰がバカだよ!?」
「お前しかいないだろ?はぁ…」
「て、てめえ…。なぁ、今更だけど、何でマスコミとかが押し寄せたりしないんだ?自分で言っちゃ何だけどニュースは全国に流れたんだよな?」
それは、俺が人払いの結界を張っているからに決まってんだろ!
とは、言えなかった。
実際、マスコミなんかが家に押し寄せてきたら、俺にも飛び火するのは確実だ。まあ、それも時間の問題だろうけど。
「やっぱりお前、IS学園に行くんだろ?マスコミはそっちに行ってんじゃないか?
はぁ、水道局とかに連絡しとかないと……」
「は?何で?」
「…やっぱりお前バカだわ」
何でこんなことも分からないのか?
「バカバカうるせぇんだよ!」
「千冬姉はIS学園の教員、お前もそっちに行く。俺は駒王学園の寮に入る。
なら、誰も使わないのに、連絡しとかないと駄目だろ?それも家を空けるのは短期じゃなくて長期になるんだからさ」
「ああ、なるほど。ん?千冬姉ってIS学園にいるのか?」
「あれ?知らなかった?」
「知るわけねぇだろ!ISのことなんてこれっぽっちも興味無かったんだから!」
「いや、家族が何処で働いてるかとかは把握してろよ…」
ピンポーン!
誰か来た?
しかも、結界を張ってるのに来れるってことは、オカルト関係か!
「誰か来たようだな、見てくる「いい!いい!俺が行く!」あ?どしたんだよ?」
とりあえず、玄関まで行き、ドアを開けると
「やあ」
魔王がいた。
……は!?
「ちょ!?サーゼクス様!?何故こちらに!?」
「リアスの眷属は皆、屋敷か学園寮に住んでいるからね。唯一、人間界で住んでいる一夏君の家を見に来てみたというわけだよ」
「つかぬことを聞きますが、サーゼクス様、お仕事は?」
「…………」
「…………」
「まあ、そんなことより──」
誤魔化した!?いや、誤魔化しきれて無いけどさ!?
「──君に少し来てもらいたいところがあるんだよ」
「?構わないですけど」
それからリビングに戻り、冬八に出てくると伝えてから、サーゼクス様に着いていった。
「マンション…?」
高級そうなマンションのまえに着き、サーゼクス様はそこへ入っていく。
「おお!サーゼクス!着てくれたか!」
とある一室に入ると、ワイングラス片手に和服のおっさんがいた。
「サーゼクス様、誰ですか?」
「おお!お前がアーサー王の神器を持ってるって奴か!
俺はアザゼル。堕天使の総督で今のところお前らの敵って関係だな」
だ、堕天使!?
俺はとっさにエクスカリバーを展開した。
「お?それが神器か?
って、やめときな。お前もちっとはやるようだが、俺には敵わねえよ」
「そんなの、やってみないと!」
『危険です、マスター。この男、今までで戦った中でもトップに入る強さです。
マスターにも分かっているはずです』
(アルトリア…。ああ、分かってる。この人には少しは戦えても、敵うはず無いって)
俺は剣を消す。
「あ~、何だよ、もっと見てたかったのによー。
っと、安心しな。今はお前とやり合うつもりはねえよ。それに俺やサーゼクス、天使のミカエルは裏では仲良しだからな」
堕天使と悪魔と天使のトップが仲良し?どんなカオスだよ?
「それでアザゼル。本題へ移って欲しいのだが?」
サーゼクス様がそうせかすと
「おお、悪かったな。神器を見ると少し興奮しちまうからよ。
さて、織斑 一夏。世間では今、話題になっているな。お前の兄弟がISを動かしたことが。
そこで、俺は試してみたいんだ。お前がISを動かせるかどうかをな」
俺がISを…!?
「世界最強のIS乗りブリュンヒルデの弟の片割れが動かした。ならそのもう片方はどうか?
研究者としては試してみたくなるもんだ!
と言うわけで、この俺が改良したISコアに触れてみてくれ」
堕天使はISも持っているのか!?
堕天使は技術力が、すごいんだな。
そう思いながら触れてみると、頭にたくさんの情報量が流れ込んできて、立ち眩みを起こした。
「おおお!やはり反応したぞ!お前はこれから二人目の男性IS操縦者だ!」
「ほう?まさか、本当に動かすなんてね…。実は一夏君の性別は女性だったのかな?」
「正真正銘、おれは、男ですよ。
ですが、アザゼル総督。俺ってIS学園に行かなくてはなりませんか?」
正直、それは嫌だ。
眷属の皆とようやく同じところで生活できて、ギャスパーにももうじき会える。
そんなときに、離れるなんて、なんていうか、寂しい。
「行かなくて良い……と言いたいんだが、いずれはお前にも国の政府やら何やらが手を回してくるだろう。
そこで、だ!お前には俺の表で経営している企業に所属してもらう。それなら迂闊に国も手出しできないだろう。
学園に入るのは…ほら、あれだ、専用機がまだ出来てないからとか適当に理由をつけとけば何とかなるだろう。で、どうだ?」
堕天使総督の創設した企業に悪魔が入るっていいのか…?
「一夏君。決めるのは君自身だ。
まあ、君がアザゼルの会社に所属することで、僕達トップが考えている計画は進みやすくなると思っている」
「計画…ですか?」
「悪魔、天使、堕天使での停戦および友好の同盟を組む計画さ」
ど、同盟!?
そんなことを考えていたのか!?
「俺たちはもうどの勢力も疲弊しきっている。戦争をこれ以上継続すれば、俺たちは滅亡へと進み、それは人間にも広がっていくだろう。これ以上、必要の無い血は流さない。
そのための同盟だ。そして、織斑 一夏。そのためにもお前には協力してほしい。今回は悪魔と堕天使でだが、いずれはもしかすると、天使ともこのような機会を持つかもしれん。
一気に話すことになるが、不穏分子のテロリストの存在が明るみになってきている」
「テロリスト?」
「カオス・ブリゲード。勢力の規模は不明だが、恐らく相当な規模だと踏んでいる。
そもそも、組織のリーダーに俺たちが太刀打ちできるかがわかんねぇんだ」
サーゼクス様やアザゼル総督みたいな勢力トップでも敵わないのか!?
「無限の龍神オーフィス。グレートレッドには劣るがそれでもこの世界で2番目の強さを持つ奴だ」
「そ、そんなのが敵に!?」
「ああ。だからこそ我々は手を取り合わなければならないんだ」
「判りました!アザゼル総督!俺の行動で同盟が行いやすくなるのなら!
俺は協力します!!」
テロリスト…
やっぱり戦争が、起こるのか…?
「お前ならそう言ってくれると思ったぜ!」
「ありがとう、一夏君」
「それでお前の専用機の話だが、どうせ造るんだ。時間を掛けて、完成度を高めてやるぜ!
その方が、お前さんも学園生活を楽しめるだろう?
大人の考えに巻き込んで悪いが、可能な限り時間を掛けてお前が思い出を作れるようにしてやるさ」
「アザゼル。人間界でのメディアへの報告は任せる。
私はミカエルに一応、報告しておく。
一夏君、君は君で駒王学園での生活を楽しんでくれたまえ。君に影響が及ばないよう、我々も手助けをしよう」
そう言うと、サーゼクス様は転移魔法で消えた。
「そうだ、織斑 一夏。お前の神器を見せてくれ。どうせなら、お前が扱いやすいように神器と同じような武装を積みたいんだ」
それから、アザゼル総督のデータ録りを手伝い、一先ず、駒王学園の旧校舎にいるであろう、部長の元に転移した。
とりあえず、駒王学園へは無事に入学し、それから徐々にISに関わって行こうと思います。
ヒロインアンケートの現状
小猫はほぼ確実にヒロイン入りですね。
後は更識姉妹、黒歌、ロスヴァイセ&その他って感じですね。
セラフォルーとか、ガブリエルとかフォルテとか皆さん中々、絶妙なとこを突いてきますね(笑)
IS学園の先輩系の性格がまだいまいち分からんのですよね…