インフィニット・ストラトス ~グレモリーの白騎士~ 作:ELS@花園メルン
24 駒王学園生活スタートです!!
「新入生の皆さん、ご入学、おめでとうございます。皆さんが安心できる学園生活を送れるように、我々教員は精一杯支える所存です。これから、卒業までよろしくお願いします」
今日は駒王学園の入学式の日だ。
たびたび、駒王学園旧校舎の部室に来て、その際に色々と見て回っているからこれと言ってワクワクするほどでもなかった。
黒歌のことは、眷属の皆や妹の小猫にも話していない。
サーゼクス様が確実にはぐれの烙印を消し去るまでは秘密にしておくようにアザゼル総督に言われているからである。
それにしても、なんでこういう式典の時の偉い人の話って眠くなるんだろうか・・・。ふわぁ~
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・・
・・・
ん?ああ、終わったのか。
いつの間にか長い話が終り、入学式も佳境に入っていた。
流石にここら辺からは起きておいた方がいいか・・・。
後は、校歌を歌って終わりかな?
それから校歌を歌ってから、それぞれのクラスの担任に連れられて教室に向かった。
ちなみに俺は小猫と空席だけどギャスパーと同じクラスだった。
「それでは、これから自己紹介をお願いします。出席番号の早い順でお願いします」
早い順てことは俺は8番目か・・・。何、話せばいいんだ?
そうだ、クラスの人に聞きたいことがあれば言ってもらおうか・・・
「はい!音逆さん、ありがとうございました。では、次は織斑君、お願いします」
お?俺の番だな?
俺は前の教卓に立ち、話し出す。
「えっと、藍越中学から進学してきた織斑 一夏です。一夏って呼んでください。
何を話していいのかよく分かんないので、何か聞きたいことのある人?」
とりあえず、話を振ってはみたものの、誰も手を挙げてくれない・・・困ったな。
お?小猫が挙げてくれた。はぁ、これでひとまずは助かったな。
「じゃあ、名前言ってもらってから質問内容を言ってもらっていいかな?」
俺は名前を知ってるけど、他の人は名前を知らなさそうだし、名乗ってからにしてもらうことにした。
「塔城 小猫です。では、彼女はいますか?」
ちょ!?いきなり何を聞いてきてるんだ、この子は!?
自分の彼女に「彼女はいるか?」って質問されるとか、なんだよ!?
なんか、クラスの奴ら囃し立ててるし・・・。
「なぁ、小猫?自分の彼女から彼女はいるかって質問される俺の身にもなってくれるか・・・?」
「いえ、質問してくれと言われたので」
「な、なぁ、織斑と塔城さんて付き合ってるのか?」
クラスの男子が問いかけてくる。
「あ、ああ。付き合ってるけど」
俺の返答をきっかけにクラスに大ブーイングと黄色い声が上がった。
聞いた感じ、小猫を狙っている奴が多かったようだ。
それから、騒ぎが続き、収拾がつかなくなり、自己紹介は俺で中断になってしまった。
それから昼休みになり、クラス内外関係なく、親交を深めようと皆昼食を取りに行っていたので、俺はとりあえず小猫と食べようかと思っていたが、
「塔城さん!俺たちと食べない?」
「いやいや!僕たちと食べようよ!」
ってな具合で席の周りに男子生徒が集まっていた。
「・・・すみませんが、先約があるので。一夏君、行きましょう」
「お、おう・・・」
小猫に付いていき、教室から出たのだが、その際の後ろからの視線がとても痛かった。
ああ、なんか、怖いな。
小猫と俺はとりあえず、校庭の隅の木の下が良い感じの温さだったので、そこで昼食を食べることにした。
「ほい、小猫。お前の分」
「ありがとう、一夏君」
付き合いだしてからは小猫にはなるべく敬語を使わないようにしてもらっている。
なんか、他人行儀な感じがするし、なにより同い年?だからである。
「それにしても、小猫。
入学初日からすごい人気だよな。知ってるか?なんか、ファンクラブみたいなのが設立されてるらしいぞ」
クラスの男子に聞いたが、何かマスコット的なロリ少女って感じで人気が急増してるらしい。
「正直、迷惑です。・・・、相変わらず、おいしいですね。ごちそうさまでした」
「あはは、相変わらず早いな」
「ふわぁ、少し眠くなってきた」
「寝てていいぞ?休み時間が終わりそうになったら起こすからさ」
「じゃあ少し――――すぅ・・・」
(ハハハ、寝るのも早いな・・・。あれ・・・?普通に受け入れたけど、この画は不味くないか!?)
今、俺は未だに昼食を食べている。
うん、ここまではいい。
小猫は俺が伸ばしている足の上のふともものあたりで寝ている。俗にいうひざまくらだ。
こんな状態を誰かに見られたら騒ぎ物だろう。
と考えていると
「見て!塔城さんが織斑君にひざまくらしてもらってるわ!」
「ホントだ!いいなぁ!」
「木場先輩は爽やかで素敵だけど、織斑君もああいう親身な感じが素敵よね!」
と女子生徒が遠くでキャーキャー言っていた。
入学初日から随分と品定め?されてるなぁ。ってか祐斗はホントに人気が凄いって分かるな。
「こら、待て!変態三人組ぃぃぃ!!」
その背景でまた、あの三人組の先輩が女子生徒に追いかけられていた。
「はぁ、あの人たちなんで懲りないんだろ?ここから出たら、一発逮捕されるのに・・・。
でも、ホントなんで通報とかされないんだろ?」
『マスター、いいですか?』
(アルトリア?)
『あの追いかけられている男たちの先頭の人・・・。
神器を宿しています、それも強力な』
(本当か?どんな神器か分かるか?)
『そこまでは・・・。ですが、私に、いえ、アーサー王にゆかりのある何かだとは思います』
あの人に神器が…。
下手に接触して警戒されても危ないしな。
今は、軽く注意だけにしておこうか。
ここ、日射しが心地いいからゆったりできるなぁ、俺も眠くなりそうだし、音楽でも聴いて時間潰すかぁ。
俺は携帯に入っている音楽を聴きながら、時間までゆったりとしていた。
つい、手が伸びて、時々、寝ている小猫の頭を撫でていた。
駒王学園の生徒の様子がうまく表現できないぃぃ!
ああ、英霊に、某怠惰のあの人を出してみたいなぁ(笑)