インフィニット・ストラトス ~グレモリーの白騎士~ 作:ELS@花園メルン
33 IS見ます!
堕天使騒動が終了した翌日、
俺は人間界にあるグリゴリの研究部門に来ていた。
「こんにちは、社長へお取次願いますか?」
「あ、織斑君。
分かったわ、ちょっと連絡してみるわね」
表は大企業であるグリゴリ。
なので社内には堕天使では無く一般人も普通におり、俺が今話している人も人間である。
「じゃあ、このカードを持っていつも通りに進んでね」
「はい、ありがとうございます」
IDカードを受け取り、奥へと進んで俺はエレベーターに乗った。
IDカードをかざすとエレベーターは自動で進み、俺はそのままたどり着いた所でエレベーターを降りた。
「織斑殿ではないか!」
エレベーターを出て進み、1番最初に出会ったのが【サハリエル】さん。
堕天使幹部でロボットアニメが好きな研究者らしい。
「こんにちは、サハリエルさん。
アザゼル総督はどちらに?」
「総督殿なら奥ですぞ!
それよりも、吾輩たちが精魂込めて造ったものを大切に扱っていただきたい!」
「は、はぁ」
今回、俺がここに来た理由は俺の専用ISの試作段階が完成したから試運転に来たのである。
「アザゼル総督、来ました」
「おお、一夏。
早速で悪いが軽くフィッティングしてくれ」
そう言うと、ISスーツを俺に投げ渡した。
俺は近くにある更衣室でさっさと着替える。
白が基調のダイバースーツに所々黒い部分があるISスーツだった。
「そういえば総督。
この機体の名前は?」
「ん?ああ、ソイツはまだ試作段階の機体だからな。
名前なんてのはまだついちゃいねぇぞ。
とりあえず、そこのカタパルトから模擬戦用のドームに出て一通り飛んでくれ」
俺はそう言われ、ISを用いて歩きカタパルトから自分の機体を操りドームへ飛び出した。
《一夏、とりあえず障害物を出すからそれを避けながら飛んでくれ。
ほいっと》
アザゼル総督がそう言うと、ドームの至る所にドローンが飛び、ホログラムで鉄の柱が現れた。
(こんな感じか...?)
とりあえず、1番近いところにある柱へ向け移動し、当たりそうな手前で少し機体を捻ると機体は柱を避けようとするが、反応が遅いのか柱にぶつかってしまった。
(つっ...!?
遅いのか?もう1度...!)
再び俺は同じようにするが、自分の思うように機体が動かず、手前で避けようとしてもうまく避けられなく、何度も柱にぶつかってしまう。
『!マスター、神器を展開してみてください』
(?いいけど)
俺は言われるままに神器を展開した。
すると、
【1次形態移行完了
個体名《セイバー》登録完了】
という文字表記がディスプレイに現れた。
それと同時に俺の機体の色や見た目も変化した。
元は白一色の重武装の鎧のような装甲が青いスカートアーマーを基調とし、胸や腕、足に篭手や胸当て、具足が付き、騎士の様な姿へと変化した。
「おわっ!?なんだ!?」
『お!きちんと機能したみたいだな』
「総督、これは一体?」
『そのISには特殊なシステムを搭載してあってな。
パーソナライズなんかの登録を神器を展開するだけで割愛できんだよ。
そして、神器の特性を理解して最適な装備へと形態を変化させる。
言うなれば神器持ち専用のISってわけだな』
「と、言うことはこれは俺のみしか扱えないということですか?」
『そういうこった。
にしても、お陰でいいデータが取れそうだぜ!』
そう言うと、アザゼル総督は通信を切った。
「こ、これが堕天使マッドサイエンティストの科学力...
試しに武装を展開してみようか...」
俺はディスプレイに武装は何があるかを確認した。
(ふむふむ、実体剣のカリバーン、ビームサーベルのオルトカリバーン、長槍のロンゴミニアドそれにナノマシン複合銃ヴィヴィアンね。
俺が普段使ってるのと似てるけど、一通り試してみるか!)
俺はひとまずカリバーンとオルトカリバーンをコールし、展開してみた。
黄金が基調の少し細身な直剣のカリバーンと黒い持ち手に紅い刀身のオルトカリバーン。
二刀流にはあまり精通して無いが、とりあえず振るってみた。
ブゥン!
と、いい音がし、そのまま俺は何度か振るってみた。
何度か振るった後、他の武装を試そうと思ったが、
(お?オルトカリバーンは別のフォームがあるのか)
武装のデータを確認すると、オルトカリバーンはどうやらダブルソードの形態もあるらしく、カリバーンを収納しオルトカリバーンをダブルソード形態へ変化させた。
(これは戦闘の幅が広がりそうだな...)
その後も残りの武装を試し、ISを解除した後にアザゼル総督の元へ戻った。
「おぉ、使い勝手はどうだった?」
「初めて使ったとは思えないくらいに自分に馴染みます」
「まぁな、神器を分析する訳だからな。
その戦闘経験も当然分析する訳さ。
だから、普段の神器を用いた状態と限りなく近い様に仕上げられるのさ。
そうだ、お前さん専用になった訳だが、まだ学園に行くわけじゃないんだろ?
なら、こっちで預かっとくからそのブレスレット貸しな」
「あ、お願いします」
俺は青と金で彩られた専用機【セイバー】の待機形態のブレスレットを総督へ預けた。
「じゃあ、俺は黒歌のところへ行ってます」
そう言って俺は黒歌が生活している場所へ移動した。
「よう、黒歌。
元気か?」
「あ、一夏!
元気に決まってるでしょ」
黒歌の元へ行くと、黒歌は相変わらず元気そうであった。
「これから使い魔を送ってIS学園の様子を見るんだけどさ、良かったらお前も見るか?」
「IS学園?
確か、ロボットの学校だったかしら?」
「まあ、概ねそんなところだな」
「何でそんな所の様子を見るのよ?」
黒歌の疑問に対して俺はこう答えた。
「今日は俺が悪魔の仕事で相手してる依頼主がIS学園で代表トーナメントをするんだよ。
せっかくだし陰から覗こうと思ってな」
「面白そうじゃない、私も見るわ」
「なら、来いリム!」
俺は魔法陣で以前契約した使い魔のリンドヴルムの幼体のリムを召喚した。
「この子、番外の龍王!?
あなた、凄いの持ってるじゃない!?」
「まあ、成り行きでな。
ちなみに黒歌のは?」
黒歌の使い魔は黒猫だった。
小猫も白猫だったし、やはり姉妹なんだな...。
と、思ったが口には出さなかった。
「じゃあ、リム頼むぞ!」
「キュイ!」
俺の魔力を分け与え感覚リンクを行い、リムを学園にまで導いた。
リムの視覚を黒歌の協力も得て、投影してもらい、モニタでリムの行動を確認していた。
「ここがそのIS学園てとこ?
結構、狭いのね?」
「お前が何処と比べてるのかは敢えて聞かないでおくよ...」
さて、アリーナはどのアリーナかなっと...。
ある程度アリーナへ近づくとシールドが貼られているところが1箇所あり、そこにいると踏んでリムを向かわせ、アリーナの屋上にて待機させた。
『ハァァァ!!』
『くっ...!』
俺たちが見ているモニタには簪と別のクラスの女子生徒が戦闘を行っているのが見える。
「お!簪の試合がちょうどしてるじゃんか!」
「簪?どの子のこと?」
「あの薄い水色の髪の子だよ」
俺はモニタを指さした。
「へぇ、この子がね。
にしても、戦闘の仕方を学んでいる学校ね...。
悪魔のレーティングゲームのようなものね」
「確かにな。
人間界でも悪魔界でもISやレーティングゲームはどこか娯楽として見られてる気がするんだよ。
どっちも死ぬことが無いからさ」
それからも黒歌と話をしながら簪の試合を眺めていた。
「そろそろ、リムを下がらせようかな。
簪も頑張ってるのがちゃんと分かったしさ」
「そうね。
その簪って子も相手の子もいい勝負してたわね」
「だな。
あ、昼飯どうする?良ければなんか作ろうか?」
「ほんと!?いいの!?
やった、一夏の料理!」
それから黒歌と昼飯を食べ、再びISのデータ取りをした後に俺は家に帰った。
その晩、
【明日、婚約関係の話があるから必ず部室に顔を出して】
と、リアス部長よりメールがあった
やっぱり、ISよりもDxDの方が書きやすいのかな?
もしかしたら、ISよりもメインになるかも